CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
2006/4/28ブログ開設時からのアクセス数
UL5キャッシング
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
月別アーカイブ
http://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index2_0.xml
2017年10月生活記録 第11期生 <牧谷陽平>[2017年11月01日(Wed)]
IMG_8085.JPG
10月末はハロウィン。ルームメイトでカボチャの灯篭を作りました


10月は学期の真ん中でもあり、気温の上下も激しく、体調も崩れやすく気分も崩れやすい時期でした。今学期は6クラスとっているのですが、4クラスはMSSEのクラスで、残りの2つのクラスは、ろう教育に関する手話通訳のクラスを聴講生としてとっています。

IMG_8184.JPG

ある晴れた日。こう見えても気温は6度です


今学期のクラスは全て本格的なクラスなのでとても内容が濃く、ろう教育にはもってこいのクラスばかりです。

IMG_8205.JPG
除雪車がアパートの端っこにありました。もう雪がやってくることを知らせてくれました


MSSEのクラスは大きく分けて4つあります。
1. 指導法のクラス
2. 言語学のクラス
3. 調査などのクラス
4. 教育実習

今学期でMSSEのクラスはほとんど終わり、残すは春学期の教育実習だけになります。

MSSEは手話言語学をはじめ、手話での指導法、言語獲得・習得、読み書きの指導法と言語学に特化したクラスが4つはあります。

また、通常学級に通うろう生徒のこともろう教育の一部であるため、ろうの子どもたちが、聞こえる人たちと対等に学習できる環境も準備するのが教育者の責任です。そのため、どうしたら対等になれるか、を夏休みの間に考えた結果、手話通訳のクラスもとることにしました。

手話通訳のクラスを2つとっています。
K-12 通訳と、倫理のクラスです。

前者は幼稚園から高校における、手話通訳とはどんな位置付けなのか、またどのように手話通訳をしたらいいのか、のクラスです。技術の面はまだですが、ろう教育の歴史やアメリカの歴史、またいろいろな教育心理学者の理論などと、いろんな方面からろう教育における手話通訳を考えるクラスです。

IMG_6186.JPG

K-12通訳入門のクラスでの一場面。"Normal(普通)" とはどんなことか,を議論しました


クラスは音声で進められるため、手話通訳者を設置してもらいました。先生はかなりいい先生でいろんな視点から物事を考えていきます。時々話のスピードが速く、手話通訳者も怒涛の如く手をたくさん動かします。手話通訳者はいつも2人なのですが1人は口をたくさん動かすためときどきわからない時があります。もう1人の手話通訳者は親がろう(つまりCODA、コーダです)でしかもかなりの美人です。彼女は手話通訳学科の四年生で、四年生は実習でクラスの通訳を必修づけられているみたいです。彼女は第1言語が手話なため、通訳はとても分かりやすく、英語が不十分な私でも理解できるよう通訳してくれています。

IMG_5953.JPG

登校途中に見かけました。アメリカではゴミが落ちていてもみんなへっちゃらでそれを拾わないことが多いです。しかしこの写真については放っておけませんね。誘拐されてないことを心から祈ります


もう一方のクラスですが倫理のクラスです。このクラスは2組あるのですが、一方は聞こえる先生、もう一方はろうの先生で授業が行われます。手話通訳学科のボスと夏に話をして、後者のろうの先生をとることを勧められたので、ろうの先生のクラスをとることにしました。が、この先生, 指文字を多用するため、説明が分かりにくく、頑張っても分からなかったため、手話通訳者を依頼しました。

先生はろうでASLを使う、私もろうでASLを使う。しかし先生の手話は完璧なASLではない。英語寄りというか、手指英語ではなくて肝心なところを指文字でやるため、授業のポイントがつかみにくいんです。そのため、ろう手話通訳者を依頼しました。

先生自身は資格を認められたろう手話通訳者なのに、手話は分かりにくいという、、、
なんという皮肉なことが今起こっているとは、、、

このろう通訳をどう使うかというと、授業全てを通訳はしてもらわず、分からなかった箇所があったときにろう通訳者からもっと説明をしてもらうというやり方で進めています。それでも100%理解は不可能です。50%ぐらいしか理解できません。しかし、クラスの内容はとてもよく、手話通訳としての姿勢や、心構えだけでなく、いろんな理論を応用したり適用したりして、場面にあった適切な行動を咄嗟にとる方法を学んでいます。この考え方は正しいか間違いか、いいのか悪いのか、を常に考えながらみんなで議論しています。



例えば、手話通訳者とろう者が待ち合わせ場所から通訳の現場まで行く途中に、雨が降りました。ろう者は傘を持っていません。通訳者は傘を持っているため、傘をさしました。
このとき手話通訳者はろう者を傘の下に入れるべきか入れざるべきか?
というようなことです。

アメリカには2つの大きな手話通訳者に関する機構があり,それぞれで規約が異なっています。一方は傘を貸しても構わないという傍ら,そのもう一方は傘を貸してはいけないという反対の意見をもっています。

こういうことをどのような視野でとらえて,どのような理論に適用するかを議論して進めていきます。かなり難しい学習内容ですが,かなりいい複眼的思考を得るチャンスです。

第11回留学奨学生帰国報告会、1月6日(土)開催![2017年10月17日(Tue)]
第11回留学奨学生帰国報告会、1月6日(土)開催!

ギャロデット大学で学んだ2人の奨学生が留学で学んだ各専門分野について報告します。
*日本手話/日本語音声の手話通訳・パソコン通訳付き

Ayano & Fuyumi.JPG
山本綾乃10期生     山本芙由美11期生

かわいい参加申込みの受付を開始しますかわいい

1、日時
2018年1月6日(土)13:30−17:00

2、場所
日本財団・2階大会議室(東京都港区赤坂)

3、内容
<留学生帰国報告会>
13:45−14:40 報告@ 第10期生 山本 綾乃
「IEP(個別の教育計画)~チーム支援体制とは~」

14:45−15:40 報告A 第11期生 山本芙由美
「インターセクショナリティの視点でろう性的少数者支援を考える」

報告終了後は…
<交流会>

16:00−17:00 
今回報告した2人の他、同窓会メンバーも参加します。
直接、話を聞けるチャンスですひらめき
情報交換、留学相談、奨学金説明など、お気軽にご参加ください。

4、参加費
無料

5、定員
100名 *定員に余裕がある場合は、締切以降も受付できます

6、申込方法
日本ASL協会事務所に@お名前A連絡先を添えてお申込みください。
12月28日(木)まで
(詳細チラシ、ただいま準備中)


協力:
日本財団聴覚障害者海外奨学金事業留学奨学生同窓会

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 13:50 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年9月生活記録 【第13期生 橋本 重人】[2017年10月07日(Sat)]
早いものでアメリカに来て2ヶ月が経とうとしています。履修しているクラスの宿題の量も増えてきて少し参ってしまいそうな時もありますが、他の学生も同じなのだと思いながら、なんとか頑張っています。
最近、中古の自転車(Hybrid bike 日本でいうところのクロスバイク)を買いました。日本にいる間も自転車で通勤したり、街を散策したりしていたのですが、やはりこちらの生活にも欠かせません。朝、丘の上にあるオーロニ大学へ向かう時は疲れますが、授業が終わった後の帰り道はとても良い気分です。フリーモントの夜景を眺めながら「あぁ、今日も一日が終わったな」と感慨深くなります。しかし、最近は風が冷たく、涙と鼻水が出てしまいます。ちなみに所要時間は行き25分、帰り10分といったところでしょうか。

IMG_9474.jpg

FullSizeR.jpg


秋学期に履修している講義は全部で5つになります。

1.Grammar(文法クラス)
2.Reading(読解クラス)
3.Writing(記述・エッセイクラス)
4.Deaf Culture(デフカルチャークラス)
5.Deaf community(デフコミュニティークラス)

その内の英語クラス3つを簡単に説明します。
1.Grammar(文法クラス)
現在、過去、未来形そして、現在完了形、進行形など、基本文法の学習を皆で確認し合いながら進めています。まずはしっかりと基礎を固めていきたいと思っています。

2.Reading(読解クラス)
ただ英文を読み進めるのではなく、著者の伝えたいことは何か、その伝えたいことをさらに詳しく述べている文はどれかなどの読解分析、また、あまり必要でない文はさらっと読み流すなどの技術を学んでいます。

3.Writing(記述・エッセイクラス)
文章をたくさん書きこなすクラスです。ネイティブ・アメリカンの女性やアフリカ系の人々の現実に起きた話を各自読んで、先生の質問に対し皆で話し合い、また、文章で答えるという練習をしています(ろう学校の国語の授業の進め方と似ています)。

デフカルチャークラス、デフコミュニティークラスについては、また来月に紹介します。


大学の講義だけでなく、9月から毎週木曜にフリーモントろう学校の小学部でのボランティアも始まりました。今は4・5年のSpecial need class(特別な配慮の必要な子ども達のためのクラス)のフォローをしています。このボランティアを通して印象に残ったことを紹介します。

img077.jpg
img078.jpg
img081.jpg
img082.jpg

IMG_9489.jpg

なんと、鉛筆削りが壁にくっついていました!担当の先生に訊ねたところ、壁に取り付けられている鉛筆削りは、アメリカではごく普通だということです。なるほど、それなら子ども達はどこに鉛筆削りがあるかが覚えやすいのですね。
フリーモントろう学校の子ども達は日本の子ども達と変わりありません。コミュニケーション方法が違うだけで、あとは同じです。皆とても素直でかわいい子ばかりです。日本の子ども達は元気にしているかな。

それでは、また来月!
2017年9月生活記録 第10期生 辻功一[2017年10月07日(Sat)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

床前明月光,疑是地上霜。舉頭望明月,低頭思故ク。

夜はすっかり冷え込み、夜空は澄んでいて月光が一段と明るくなるこの頃、李白の靜夜思を思い出します。
今となっては李白の心境がわかるような気がします。

201709.jpg
<靜夜思>

さて、早いものでチコでの3年目の秋学期を迎え、卒業へのカウントダウンに突入です。
本留学に応募する際、日本ASL協会に提出した資料を振り返って眺めてみたら、卒業前の1年から卒業後の20年を4つのステップに分けて、それぞれのステップごとに計画とビジョンを書き込んでいました。

今、まさにこの第一ステップに足を踏み入れたということになります。
3年も経つとモチベーションが上がらなくなってきますが、初心忘れるべからず、引き続き自分を奮い立たせて頑張りたいと思います。

今学期では3クラスを受講しています。

BLAW 415 (Entrepreneurship Law)
「起業家のための法律」
サマークラスでは現役弁護士で、バスケットボール協会の理事であり、三度の飯より法律書を読むことが好きな教授による、ビジネス法律のクラスを受講しましたが、こちらのクラスもやはり同じく現役弁護士で、三度の飯よりスキューバーダイビングが好きな教授による、起業家のための法律のクラスです。教授いわく、君たちは弁護士になるわけではないんだから法律の一から十まで覚える必要はない。このクラスの目的は問題が発生したとき自分で対応するか、それとも弁護士に依頼するか即座に判断できる力をつける。とのことでした。

MGMT 451 (Business Plan Development and Financing)
「ビジネスプランの策定と資金調達」
起業し経営を軌道に乗せるために大事なことは、イノベーションでも度胸でも努力でもなく、ビジネスプランなんですね。膨大なリサーチと緻密な計画によって練り上げたビジネスプランで会社は成功するといっても過言ではありません。資金調達もこのビジネスプランの完成度で投資家は判断するので、いかにビジネスプランが大事であるかは理解できると思います。このクラスではどうやってビジネスプランを練り上げるかということを中心に学びます。

MGMT 452 (Launching and Managing the New Ventures)
「ベンチャーの立ち上げと管理」
先述のMGMT 451と似ていますが、MGMT 451は実践的な内容に対し、こちらのクラスでは経済や経営、運用などの理論を学びます。経済理論は小難しい話が多くてあまり好きではないのですが、起業に焦点をあててベンチャーが単なる一発屋にならないように成功までの方程式を学ぶといった内容で、興味深く学んでいます。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
落ち葉の掃除は箒で掃くのではなく、ぶわーーーっとブロワーで飛ばすことを発見
日本でそんなことしたら白い目で見られると思うんだけどこっちではお構いなし。自転車で通ると目に砂が入ったり、車は砂埃だらけだったり色々と迷惑ですよ・・・。

2017年9月生活記録 【第13期生 山田 茉侑】[2017年10月06日(Fri)]
9月も終わり、朝晩だけでなく昼間もぐっと冷えてきました。
今回は受講しているクラスの様子と、近況についてお話ししたいと思います。


受講しているクラスについて

◆Grammar
英文の構造のルールの学習から始まり、現在形、過去形、現在進行形、過去進行形・・・と、今は現在完了形の学習をしています。
中学、高校の時に習った英文法を再び学んでいますが、ためになる話も多いです。
例えばSeeとLookの違いなど。
SeeとLookの違いがよく分からない全国の受験生の皆さん!安心して、ナンシー先生が素晴らしい説明をしてくださりました。


Look・・・視線の先にあるものを”見る“
See・・・視線の外にある外界の情報を”見る”


see look その1s_S__176234504.jpg

つまり、上記の絵でいうと、Bさんは「Aさん」を見ている(Look)。
でも、意図しなくても、「鳥がいる」、「他の人が雑談している」、「花がある」、「机がある」という情報が見える (See)。



さて、問題です。⑴と⑵のどちらにLookとSeeが入るでしょうか。
It's night. There's no moon. Mayu is outside. She( ⑴ )at the sky. She ( ⑵ )  more stars than she can count.





答えは、

see look [s_S__176234505.jpg


⑴ is looking  ⑵sees

視線は空を向いているので、⑴にLookが入ります。
数え切れないほどの星が情報として入ってくるので、⑵にseeが入ります。
(一つ一つの星に視線をうつしているわけではないので、この場合seeなのです。)

Watch以外の「見る」の英単語のニュアンスが曖昧なままだったので、この機会にクリアになりました。


◆Reading
現在は、教科書や、様々なトピックの英文を読んで、それぞれのフレーズが全体の中でどのような役割を持っているかを分析しています。例えば、Main Idea(筆者が一番言いたいことが書かれている文)、Topic sentence(段落の中の中心的な文)、Major supporting Details(Topic sentenceを支持する文)・・・と、様々な役割があります。
その中でも、Main Ideaが一番大事なのだそうです。Main Ideaを掴むことで文全体の流れがわかり、英語の長文が読みやすくなります。

◆Writing
例年は、一冊の本を使ってWritingの練習をしていたそうです。
ですが、今年は入学したばかりの学生が多いため、本を使わないことになりました。その代わりに、いろいろな本の中からナンシー先生が何ページかを抜き出して、それらを使ってWritingの練習をすることになりました。
例えば、「外来種による生態系の破壊」、「インディアンの女の子が白人学校に入学するお話」、「人種差別に苦しむ男性が本によって世界観が変わるお話」など多岐にわたる分野の文献を読んでいます。その後、毎回ナンシー先生からいくつか問題を出され、エッセイの下準備として英文で問題に答えています。
最後は、今までに下準備としてまとめた英文を使って、本格的にエッセイを書き上げています。

◆Deaf culture
この講義では、ろう・難聴・聴それぞれの持つアイデンティティや、言語観などについて学びます。この作業を通して、自分自身を振り返り、現在までどのような価値観を持ってきたのかを分析する講義です。

この講義を担当しているトム先生の話は全て面白いですが、その中でも特に印象に残ったことがあります。それは、「“そのつもりはなくても”ろう者が、ろう者自身を障害者ではないと言うことで、他の障害者を差別してしまっているのではないか」という考え方です。
この話を聞いた時、大学時代に他の障害学生から情報保障をしてもらったり、ろう学生が他の障害学生に手話を教えたりなど、障害学生同士で助け合いをしていたことをふと思い出しました。障害学生同士の助け合いをテーマに、とあるコンテストで発表をしたこともありました。そのときは、発表することで精いっぱいだったのですが、トム先生のお話を聞いてこの発表の真意が今やっとわかった気がしました。

◆Deaf community
この授業では、週に1回、3時間の授業の中で、ASLや英語、デフカルチャーについて幅広く学んでいます。時には、アメリカ国歌のASL表現について学んだ時もありました。
「銃声が飛び交う中、一夜怯えて壕の中にうずくまっていた。夜が明けて外を見てみると、アメリカ国旗が見えた。ああよかった、この国は占領されなかったのだな。」アメリカ国歌の意味の解説の後に、トム先生がASLで歌うのを見たときは、鳥肌が立ちました。ろう者が誇りに思う言語で、自国の歌を歌えるのは素敵なことだと思いました。

◆全体的に・・・
アメリカの学校のホームワークは1日で終わらないほど多い、という今までの留学生の言葉が骨身にしみています。徹夜や一夜漬けが通用しない世界とはこういうことなのかと。なので、毎日ホームワークと追いかけっこをしております。次の授業が始まるまでに終わらせられるよういつも机に向かっておりますが、時には追い抜かされることも。ヒィヒィ言いながら、それでもストレス解消の時間を作ることも忘れずに毎日過ごしております。例えば・・・


◆スーパーに行きました!
9月は、ホストファミリーがいない日が多かったので料理を始めました。
スーパーに行くと・・・カボチャがたくさん!

おばけカボチャ1s_S__176234507.jpg

おや、奥に大きなカボチャがありますね。
9月の半ばから、スーパーに大きなカボチャが売られるようになりました。すっかり秋の匂いがしてきます。ホームファザー曰く、これらのカボチャは食べるものではなく、飾るものだそうです。

おばけカボチャs_S__176234508.jpg

写真ではわかりにくいですが、直径60cmほどあります。


◆ホラー映画を見に行きました!
友達と5時間ほどカフェで勉強した後、息抜きに、ピエロの出てくるホラー映画を見に行きました。
怖いシーンで、ピエロが数秒間ガタガタ震えるのですが

ホラー映画s_S__176234506.jpg

前の席にいた観客の何人かが、ピエロの動きに合わせてガタガタ動き出したのです(笑)!後ろから悲鳴も聞こえてきました!
観客の反応が良すぎて、観客との間に一体感が生まれたような錯覚を覚えました。ホラー映画ですが、観客のおかげでおもしろく見ることができました。



最後に・・・
10月といえば、ハロウインですね!みなさまにとって楽しいハロウインになりますように。
2017年9月 生活記録 【第12期生 西 雄也】[2017年10月05日(Thu)]

ワシントンDCで生活し始めてから約一ヶ月半が経とうとしています。
ここワシントンDCでも、様々な人種が住んでいるので、多文化共生について違う視点で見て学び、経験できるので楽しみにしています。

さて、クラスが開始する前、一週間のオリーエンテーション期間があり、大学院のオリエンテーションを中心に参加しました。そこでは大学院の生活に必要なことや先輩の経験談、ディスカッションが行われました。
しかし一つ問題があり、大学院のオリエンテーションと新入生のオリエンテーションと被っているのです。大学のサポーターの方と相談したところ、大学院のオリエンテーションを中心に受けて欲しいとのこと。しかし、大学院生活に必要なBlack Board(電子黒板、授業のカリキュラムや課題の提出、成績の確認など、毎日チェックする必要があります。)やクラス開始前に済ませておく必要のある手続き(もし済んでいなかったらクラスを受けることができません。)など、重要な情報を受けることができず、あたふたしましたが、他の学生や他の留学生と情報交換しながら、無事に必要な手続き等済ませることができたものです。

21014165_10154972189749226_1391490072692371108_o.jpg
↑大学院のオリエンテーション


今学期、大学院で履修しているクラスは4クラスであり、各クラスから出される宿題が多く、本を読むだけで、毎週合計100〜200ページの枚数を読む必要があります。また他にも課題が出てくるので、 あまりの課題の量の多さに最初の頃は戸惑う日々でしたが、徐々に現地での生活に慣れつつあります。それでも課題を進める大変さは変わりないので前向きに頑張れるようにしたいと思います。

IMG_1783.jpg
↑Fowler Hall
(ろう教育関連のクラスはほとんどここで学んでいます。)

◆履修クラス
EDU600
K-12 Curriculum and Instructional Technology(K-12カリキュラムと科学技術による説明)

このクラスは、現在一番多くの課題が出され、「K-12 カリキュラム」を中心に学んでいます。ここで学ぶ「カリキュラム」は「指導案」と同じ意味であり、教員がカリキュラムを作成するときに必要なノウハウやイメージ、指導案を立てるときに教師がどんな心構えをすることが大切かを本や議論の中で学んでいきます。毎週小テストが出されるので気を抜くことができません。また、カリキュラムの作成もシミュレーションしながら行い、PCのウェブサイトを作成する取り組みも行います。

EDU701 
Deaf Learners and Education in Bilingual Communities
(バイリンガルコミュニティにおけるろう学習者と教育 )

現在、学んでいるのは、ろう者のコミュニティや昔、ろう者が病理学的に見られがちだったことによるマイナスな出来事、マイノリティ(社会的少数者)であるがゆえに聴者からの抑圧やコントロールを受けがちな話や抑圧を受けてきた時のろう者の心境、時代的背景について、学んでいます。また本の中に、アメリカには黒人が白人から差別を受けた内容があり、どのように現在まで改善していったかを時代的背景から学んでいく内容もあります。なぜなら、黒人はマイノリティではありませんが、白人が社会的に「特権」を握っており、黒人が社会的弱者という立場で抑圧を受けている面では、ろう者と共通している点があり、黒人の権利を主張する運動から学ぶ点があるということです。なぜ、抑圧を?ろう者にとって生きること(アイデンティティ)のポジティブな面は?などを議論しています。このクラスは、毎回議論が行われるのでクラス開始前までの予習が欠かせません。

EDU720
Introduction to Research(研究入門)

研究をするために必要なノウハウやルールを学びながら、自分で決定したテーマを様々な書籍から検索してまとめたりします。このクラスで使う本は毎週オンラインでの小テストが出されます。

EDU785 
Field Experience and Seminar(フィールド体験とセミナー)

様々な学校を見学し、説明や講演を受けたりします。学校見学がない日は、クラスの中で毎週、議論をしたり、ろう教育について、グループで決めたテーマを元にグループワークをしています。

この間は、Rockville高校へ見学に行ってきました。一般校ですが、ここでは何人かのろう者(約400人)が在籍しています。この日は、ろう者が多くの聴者と一緒に授業を受けているクラスを見学しました。このクラスの中には、授業を進める教員とアシスタントが1、2名、手話通訳者がいました。授業が終わった後、もし授業の内容がわからなかった時のためにサポートを行うクラスもありました。そのクラスのサポートを受ける人の多くは何人かのろう者、中には発達障害(LD)を伴う人もいます。また、言語獲得や学力が家庭環境や別の国によって十分に獲得できず、高校生から勉強し始めた、別の理由で学習面が困難などと様々な背景を持った学生がいるそうです。
そして、この学校には手話クラス、口話クラス、キュードクラスがあり、生徒の希望に応じて選択するそうです。更に聴者クラスの中に「手話」という授業もあります。
この学校のシステムは複雑な印象を受けましたが、また新たな視点から学ぶことができたのは良い勉強になりました。

IMG_1770.jpg
↑Rockville高校


◆生活面
ギャロデッド大学大学院ろう教育専攻の学生は聴者の学生が多く、みんなASLが流暢な方々なので、ろう者なのか聴者なのか見分けがつきにくいほどでした。友人もでき、生活が始まってから色々助けて貰うことがあったので、助かっています。
10月に入ってからは段々と冷え込むので体調管理に気をつけて生活していきたいと思っています。

余談ですが、日本では身長や道の距離の長さ、深さなどメートル(meter)法で表すのですが、アメリカでは、インチ(inch)、マイル(mile)メートル(meter)とそれぞれ状況によって使い分けています。それぞれ、長さの定義が違うので、アメリカの友人から身長の話題が出た時にすぐに答えることができなかったことがあったので、徐々に慣れていけるようにしたいと思ったものです。
留学生活記録 2017年9月 第11期生 <牧谷 陽平>[2017年10月01日(Sun)]
夏休みも終わり、秋がやってきました。しかしまだまだ寒くなるのはあとになりそうです。
9月は10度前後になったり、30度になったりすることもあって、大学のあちこちで体調を崩したりインフルエンザにかかったりする人がいました。
私たちのMSSEにまでインフルエンザにかかった人もでました。しかも彼ら、マスクをせずに大学に来て勉強しているんですよ、、、
アメリカはインフルエンザにかかっても、自己責任になるので、日本みたいに取り繕ってはくれません。先生の中にもインフルエンザを欠席としてみなす人もいます。(ええかげんにせえよ)
なるべく柔軟に関わってくれる先生のクラスを履修することが大事ですね。でも私のクラスはクラスが1つしかないので、先生を選べません。

Temperature.JPG
<アメリカの天気予報です。キャスターが地図のど真ん中にドカドカと割り込んでしまい,
地図が全部見えなくなります。日本と反対ですね>



今学期で、クラスも最後になる(来年の春には教育実習をする)のですが、やり残したことの1つは、聴覚/耳の構造に関することです。

耳が聞こえないことはどういうことだろうか。

2つに分かれますが、伝音性難聴と感音性難聴のふたつあります。前者は骨の部分、後者は神経の部分が何らかの損傷を受けていることです。
例を挙げると、車のハンドルが欠けたり、ブレーキのペダルが曲がってしまって車を走らせることが多少難しくなるのが、伝音性難聴です。
車のハンドルではなく、内部の部品、例えばギアの歯が欠けたり、エンジンの部品が折れてしまったりして、自分でなんとかするのが難しくなるのが、感音性難聴です。
実際の生活では修理屋さんがいるのですが、耳の神経の場合は、神経を復活させる人が現在のところいません。

ろう者に対して、補聴器をつけたり人工内耳をつけたりする人はいるのですが、前者の場合は音がうまくキャッチできて脳に送られたら問題ないのです。しかし後者は音がうまく聞こえても,神経がその音をきちんとキャッチできず,脳に “変な” 音として送られるのです。

でも両者にとって目から入る情報は聞こえる人と同じです。しかし,聞こえる人は情報の90%を耳からキャッチしています。ろうは情報の90%を目からキャッチしています。そのため,ろう者は聞こえる人と異なった方法で日本語を学ばなければいけません。耳から入る情報はもちろん,音声日本語と異なる方法でなければなりません。その方法は,手話言語,または視覚日本語です。聞こえる人と異なる方法で学ぶのですが,そこにはかなり複雑で困難な言語のシステムがあります。それをきちんとろうの子どもたちに獲得させるには手指日本語,いわゆる日本語対応手話では不十分です。「明日 / は / 雨 / だから/ 傘 / を / 持って / 行って / ね」という日本語は,聞こえる子どもたちには19の音声が入りますが,ろうの子どもたちに手指日本語でいうと,彼らには45もの “音声” が入ることになります。これでは脳が疲れてしまい,言語を獲得することができません。そこで書記日本語と手話言語でなるべく情報を正確に,簡潔に伝達することが大事になります。でもその評価方法はどうしたらいいのでしょうか。ろうの子どもたちにある程度言葉を獲得させたのち,下のものを見せます。

LitAssess.PNG


生徒は,ひとつひとつの単語を読みながらそれを手話で表現します。 Get という言葉にはいろいろな意味を含んでいます。手話の表現が一つなら Sight の欄に “1” とかき,3つ手話で表現したら “3” と書きます。それを繰り返していって,単語の語彙数を確認するのです。そして次に文章力です。

LitAssess2.PNG


文章を読んでそれを手話で表現します。文章通り単語をそのまま読むのでも構いませんし,意味をつかんで手話で表現するのでも構いません。生徒が勝手に単語を追加,削除,繰り返しした数を数えます。その数に合わせて,生徒の学習レベルを判断します。大きく分けると
[1] 自力でできるレベル - 宿題を出しても問題ない
[2] 少し助けがいるレベル - 先生の力が少し必要になる
[3] 挫折するレベル - 宿題を出しても意味がない,宿題ができなくて当たり前
の段階になります。これを見極めて,言語の指導をしていくことが大事です。
ここで注意したいのは,
[1] さきほどの評価は,聞こえる先生だけでしてはいけない。手話が流暢なろうの先生を評価する人に含めなければいけません。
[2] 手指日本語でなく,手話言語で回答した場合は,日本語の単語を見落としたからといって減点してはいけません。手話言語として回答できていたらその問題は解けたことになります。

生徒の言語力を日本語だけで測るという方法のみでやるというのは昔のやり方です。手話言語のほうが生徒にとってより理解が高いのであれば,それを使って書記言語の力をあげることが大事になってきます。それゆえ,先生の手話の言語力も大事になってきます。

参考引用:
MSSE722 Educational Audiology and Spoken Language Development
MSSE728 Literacy and Deaf Adolescent
2017年8月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2017年09月07日(Thu)]


2017年6/7月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2017年08月03日(Thu)]
http://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/1089?1504757011
2017年8月生活記録 【第13期生 橋本 重人】[2017年09月07日(Thu)]
 渡米してから1ヶ月が経とうとしています。日本では少し前まで蒸し暑い日が続き、寝苦しくて眠れない夜も多かったようですが、ここでは乾燥しているうえに夜は気温がぐっと下がるので、ぐっすりと眠ることができます。

 大学での生活はというと、8月23日にオリエンテーションがありました。新入生は全員で20人程でしたが、外国から来ている国際ろう学生は山田奨学生と私のたった二人だけでした。
それぞれが自己紹介をするなか、私はちょっとしたクイズを出してみました。「私の出身国はどこでしょう?」という簡単な質問でしたが、「中国?」「韓国?いや、日本?」と次々に答えてくれました。なかなか定まらないのでヒントを出すと、皆一斉に「オー!ジャパン!」と正解の運びとなりましたが、そのヒントとは「私はお寿司が好きです。」というものでした。簡単すぎましたね。
   s_s_img078.jpg
 ↑このように皆はっきりと夢(将来の展望?)を持っていて、堂々と発表していました。私も若い皆に負けないように、頑張ろうと決意を新たにした次第です。

   s_s_img079.jpg
↑また、ろうの先生による講義を初めて受講しました。このように学生達は先生を呼ぶ時に大きく手を振ったり、足で床を踏みならしたりしていました。その時、ろう学校で働いていた時に受け持ったクラスの生徒達のことを思い出しました。生徒達もここの学生と同じ様に、私が気付くまでずっと手を振っていてくれたのだなと感慨深くなりました。
学生達は疑問や確認したいことを積極的に質問したり、発表したりしていました。


秋学期が始まる前に、友人達と少し遠出をしてきました。カリフォルニアの太平洋岸に位置するモントレーという町に、車でおよそ2時間かけて観光に行きました。到着して真っ先に向かったのはモントレー水族館です。実際にクラゲやエイに触れることができ、また、全長6メートルもある巨大昆布の森が広がる大きな水槽があることで有名です。
何より驚いたのが、この水族館は実は、1900年代初めにはイワシの缶詰工場だったということです。その変遷についての展示が入口付近で説明されていました。


   s_s_IMG_9162.jpg
↑帰る間際に見つけたのがこちらです。見てみると、アホウドリのヒナが誤って飲み込んでしまったものが展示されていました。プラスチックごみ(特に多かったのがペットボトルの蓋)を飲み込んでしまったようです。非常に衝撃的でした。

   s_s_IMG_9163.jpg
↑他にもイルカやクジラの胃に入っていたごみも展示されていました。

海には大量のプラスチックごみが流出していて、そこに住む生き物が誤飲して死んでしまうというケースをよく耳にします。展示という形ではあるものの、実物に目にすることで、彼らを見て楽しむだけではなく、そこで何が起こっているのかを伝えることは、とても大切ではないかと思いました。
2017年8月生活記録 第10期生 辻功一[2017年09月06日(Wed)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

熱い!
暑いレベルを超えて「熱い!」です。
先月の生活記録で路上に目玉焼きが出来ていたことを報告しましたが、目玉焼きどころかハンバーグでも出来そうな勢いです。

そんな中、涼しさを求めて北カリフォルニアにあるシャスタ山へ登ってきました。
クリスタルガイザーというミネラルウォーターをご存知でしょうか?その源泉として知られており、アメリカ先住民の聖なる山として崇められています。
標高 4,317m。頂上は涼しいどころか寒かったです(笑)

シャスタ山頂
<シャスタ山頂>


地球は丸い
<地球は丸い>

さて、サマークラス第二部もあっという間に終わってしまいました。

MINS 301 (Corporate Technology Integration)
会社で使用するテクノロジーやシステム関係の知識を得るというクラスですが、初めてのオンライン講座でした。
宿題からテストまで全てオンラインで済ませられるので大学に行く必要は全くありません。
ただ、難しい文章でなかなか理解できない時は大学の通訳さんのオフィスに駆け込んで、通訳してもらったりしました。
講義の内容自体はそもそも僕はインターネット関連の会社に勤めていたこともあり、復習という感覚でした。

8月末になると学生たちが戻ってきて急に賑やかな街になってきます。それと同時にパトカーの回転灯があちこちで光るのはご愛嬌ということで。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
歩行者は神様であることを発見
横断歩道でないにも関わらず歩行者がいたら一斉に車が止まります。そして歩行者はモーゼの如く悠々と横断していくんですね。日本では少し申し訳なさげに小走りで通り過ぎて行く風景をよく見かけていたので、えらい違いだなと。