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聴覚障害者留学

 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子などをお届けするものです。
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2007年11月 生活記録(1期生 池上 真) [2007年12月16日(日)]
先週末で、やっと秋学期が終了した。この一学期は、予想以上に大変で死にそうだった。毎日毎日勉強で、週末もほとんど遊びに行かず、家で大人しく過ごしていた。昨年までと比べ、学校の友人と話す時間も大幅に減り、パニック状態に陥ったことも少なくなかった。昼休み時間を使っては教授のところに行き、レポートに書かなければならない内容を確認したりした。また、図書館の職員にも大変お世話になった。大学院に入ると、いろいろ調べ物をしなければならないが、なかなか自分のテーマに合った文献が見つからない。そんなときは、いつも決まって図書館の職員にメールしてアポをとってはクラスが始まる前の朝8時に会ったりした。レポートの英語を見てもらうためにチューターセンターにもよく通った。個人的にアメリカの友人にお願いして見てもらったことも。とりあえず今は、大学院に入学して初めての一学期を無事に終えることが出来、肩の荷が下りた気分だ。というか、殻から抜け落ちた気分だ。気持ちの良い安堵感でもあるが。まだたったの一学期しか終わっていないけれど、次の学期もその次も、この調子で駆け抜けることができればいいなと思っているところである。

先週は、月曜日にプレゼンが二つ(厳密に言えば、一つはパネル展示、もう一つはグループプレゼンテーション)、水曜日には個人のプレゼンテーションが二つあり、体力的にも精神的にも限界を越えそうで、クタクタだった。最後の最後のプレゼンにおいて(水曜日の午後)、USBを教室のコンピューターに差し込み、該当のパワーポイントを探そうとしたとき、USBのなかに今までのペーパー(ワード)やパワーポイントがずらーと並んでるのを見て、自分で言うのも変だけど、こんなに勉強したんだなとびっくりした。大学院で勉強するということは相当の覚悟と努力、具体的には、タイムマネジメントと健康管理を要求されるということ学んだ一学期であった。

ちょうど先週の金曜日は、日本財団の方がお見えになり、ほかの日本財団の奨学生と一緒に「寿司太郎」に行った。最後のレポートを提出しての翌日だったので、本当にタイミングが良かったなと思った。そこでは、キリンビールを片手に、アジのたたき、かき、ししゃも、てんぷら、えだまめ、イカの一夜干し、すし…。日本に住んでいる人にとってはいつでも食べられるかもしれないが、海外で生活しているとそうはいかず…(住む場所にもよるが)。学期中に友人と一度だけ足を運んだことがあるが、ペーパー(ホームワーク)のことを気にせずにおいしく食べたり飲んだりしたのは何ヶ月ぶりのことだろうか。(一学期のご褒美と思っていただきました。本当にありがとうございました。)

ところで、冬休みの予定はまだ決まっていない。学期中から冬休みの計画を立てる人もいたが、僕は課題で頭がいっぱいいっぱいでただ勉強から解放されればいいと思っていたので。とりあえず、今週はインターンシップをこなし、来週はキャンパスライフでアルバイトする予定である。あとは、学期中になかなか会えなかった友人と一緒にご飯食べに行ったり、新たな料理にチャレンジしてみたりしたい。

それから今年はどういうわけか、身の周りに病気や事故で亡くなったり、入院したりした人がいて、明日何が起こるかわからない、我が身にも降りかかってくるかもしれないということを教えられる今日この頃である。生きているだけでもありがたいと思える人になろうと強く思う。
留学中奨学生の現状報告 [2007年12月16日(日)]
留学中奨学生の現状報告

今年度から本事業担当者になられた日本財団国際協力グループ(助成元)の芳川さんが、去る12/5(水)にオーロニ大学、12/7(金)にギャロデット大学に初めて訪問され、奨学生の担当者や教授陣と面談を行いました。夜には奨学生を日本食レストランに招き、各奨学生から留学全般についていろいろなお話をうかがいました。両日は野崎も同行させていただきましたのでその様子を報告させていただきます。

オーロニ大学(2名)

8月に渡米したばかりの3期/岡田奨学生(向かって左)と同3期/富田奨学生(右)です。

現在2人は英語研修を主に、それぞれの留学目的に向かって頑張っております。

同日は偶然にも富田奨学生の23歳の誕生日でしたので、我々4名でささやかにお祝いしました。

まだ渡米して4ヶ月の2人ですが、すでにアメリカでの生活にはかなり馴染んでいるようでした。


★ギャロデット大学(4名)

学期末試験の時期でありましたが、すでにテストやレポート提出が終わっている安堵感からか久しぶりの日本食にかなり大はしゃぎではじけていた4名でした。二次会に行きたいと言われたのは初めてでした(笑)。

1期/池上奨学生(左手前)、3期/管野奨学生(左真中)、2期/谷口奨学生(左奥)
日本財団芳川さん(右手前)、2期/高山奨学生(右奥)

ギャロデット大学の奨学生にはもうお決まりの日本食レストランです。


1期/池上奨学生-今年の8月にLaw School進学を断念しギャロデット大学大学院のソーシャルワーク学部上で法律関係を学んでいます。

2期/高山奨学生-1年間の英語研修を終え、大学院のソーシャルワーク学部にて学んでいます。日本での学習や経験を十分にリンクし研究等も順調に進んでいるようです。

2期/谷口奨学生-2年間の留学期間完了まで余すところ後半年(一学期)となりました。今までの教室での研修を実践の場での研修に上手くリンクできるように計画準備中です。

3期/管野奨学生−8月に渡米し英語研修を主に留学目的に進めて準備中です。


奨学生は各留学先でそれぞれの目的に向かって頑張っておりますので、今後とも本事業奨学生への暖かい応援をお願いします。



責任者 野崎