2月中旬、DCに大雪が降り、1週間近く、学校がお休みになった。私の生活はといえば、丁度その頃、寮からアパートに移る予定だったのが、運悪く、引越しの日に、その大雪である。道路に積もった雪のため、車が通れないのもあって、寮に住む友人の部屋に、一週間近く、居候させてもらうことになった。前の生活記録にも書いたが、雪、雪とはしゃいでいた私は 今回の件で雪国の生活の不便さを、実感持って知った。雪が降った後が、さらに大変であり、道路を渡るのに足を上げないと前に進めない・・・など、雪に対する認識が甘かったかなーと思った1週間であった。車が通れる頃になって、やっと荷物を運びこみ、新しい部屋に落ち着いた。
[春学期の履修]
昨年までは、私を担当しているカウンセラーの元に、いままでの学業成績表の記録が、きちんと届けられていなかったようで、それまでは、1年生の立場として見なされていたのだが、今学期に、改めて、再確認してみると、地元の短大時代に取った単位の移行が出来ることが分かった。その結果、一年生を飛び越しての途中編入が認められた。今学期の履修しているクラスは下記の通りである。
「GSR 103 American Sign Language and Deaf Studies
(アメリカ手話とデフスタディ)」、
「GSR104 Quantitative Reasoning Approach 」(数学)
「LIN263 Introduction to the Structure of American Sign language
(アメリカ手話の構造入門)」
「DST495 Deaf people in Developing nations (途上国のろう者達)」
GSR103(アメリカ手話とデフスタディ)は、一般教養のクラスであり、卒業するまでに必ず取らなければいけないクラスである。様々な教育環境を持った生徒達が、ろうコミニュティと手話に対する見方や考え方について、毎クラス集まって議論をかわす。大学というのは学問を学ぶ場だけでなく、そのクラス内の議論を通し、ろう者の言語である「手話」への認識、ろう者のアイデンティティに気づくことのできる場所でもある。オーロニ大学で受けた「デフ・スタディ」のクラスでも同じようなことを思ったが、様々な教育環境を持ったろう者達が集まり、それぞれの経験や意見交換をすることは、よりよいろうコミュニティの雰囲気作りとろう教育の向上に向けて、団結力を強めることにつながるのではないかと感じる。今、ろう学校だけでなく、インテグレーションのろう児の増加があるように、ろう教育の生徒達の傾向に変化がある。よりよいろうコミュニティのために、様々な教育環境を持ったろう者達が集まって自らの経験より、よりよいろうコミュニティを築くために意見交換の場を設けることが大切だと改めて実感した。
[Lunar New Year (旧正月)]
2月下旬頃、Asian Pacific Association(APA)主催のLunar New Year(旧正月)があった。行事の内容を説明する前に、APAとは何か、具体的な活動と内容を紹介したい。この団体はアジア人、アジアアメリカ人によって構成されており、現在は私を含め約15名が活動している。アジア人としてのアイデンティティとアジア文化の知識を高めるのがこの活動の主な目的である。アジアだけでなく、ヒスパニック(Latino Student Union)、ブラック(Black Deaf Student Union)などの団体もある。
当初、2月13日に開催する予定であったのが、その週間は大雪のため、27日へ変更になった。この日にちは、実際の中国の旧正月日程に合わせてある。今年の旧正月は、丁度2月14日のバレインタイデーであった。お昼からメンバーが集まって料理を作ったり、会場に飾りをつけたりと忙しかった。ミニ講演ではタイから留学生が、タイのろうコミュニティ、また、タイろう者の生活についてお話をして頂いた。他には各国の新年の様子や、各手話のビデオなどが流れており、日本の所では、日本でよく知られている二人羽織と豆のボール移しゲームで大変盛り上がった。参加者の中には日本ASL協会の野崎さん夫婦の姿もあり、実に楽しい時間であった。このように行事に参加することによって、異国にいながらもアジア文化に触れることができるのは、多人種、マルチカルチャーと呼ばれる米国ならではだろう。
昨年の秋学期と比べると、クラス内でも専門用語や、内容も増えてきて、一段と難しくなってきているが、これまでの根性とがんばりで、やっていきたい。
Posted by 川上 恵 at 12:12 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)






















