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聴覚障害者留学

 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子などをお届けするものです。
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2007年3月 生活記録(1期生 池上 真) [2007年04月16日(月)]
□ ロースクールの出願状況

2月にミシガン州立大学ロースクールから条件付入学許可の手紙をいただいたのだが、その後、サマースクール不受理の手紙を受け取り、予想外の結果に驚いている。翌日、英語の先生の協力を得て、再考を求める旨の手紙を送ってみたが、それに対する回答は今のところ得られていない。VIDEOPHONEを利用して直接そのサマープログラムのディレクターと話す機会を持ったらどうかというアドバイスもいただいているが、これについてはまた、アドバイザーと相談したいと考えている。一方、ミシガン州立大学の他に受け入れ通知をいただいたロースクールはこれまでのところなく、当初の計画を実現することが現実的に難しい状況であるということは認めざるを得ない。まだすべての学校から回答を得たわけではないが、今の自分に出来ることをしっかりやろうと言い聞かせている。

□ 模擬裁判

Gallaudet大学には、ロースクールこそは設置されていないものの、MOCK COURT(模擬裁判)というユニークなクラスがあり、その本番が4月13日に行われた。毎週金曜日の夕方5時から7時まで、DC市内にある法律事務所に足を運び、講義およびトレーニングをこなしてきた。最初の数回は、裁判の進め方についての基礎講義が行われ、その後、検察側と弁護側と二つのチームに分かれ、それぞれ別室にて、冒頭陳述、直接尋問、間接尋問、最終弁論と裁判の進行にしたがって、一つ一つのイメージ訓練を行った。ちなみに、自分は弁護側の一員となった。事案は、ある日、高級宝石店で強盗事件が起き、被害者の目撃証言や盗まれた現金の硬貨から発見された指紋などから、メジャーでの活躍が期待されている有望な人が逮捕されたというものである。一方、事件のあった日、容疑者はその親友が経営している車の修理店にいたというアリバイがあり、また、被害者が容疑者を認定するときに、警察が「この人がやったんだろう?」と誘導したという証言も出ている。チームが決まってからは、どのように容疑者を弁護していくか、週2回、同じチームのメンバーで図書館や寮のラウンジに集まって、ミーティングを行い、議論を重ねてきた。証人に尋問したときに、まったく期待はずれの答えが返ってきたとしても、動揺せずに、証人とのアイコンタクトを保ちながら、一応のコミュニケーションができるように、何度も何度も事案に目を通した。模擬裁判の前日の夜は、ずっとケースの本を眺めていた。当日は、DCにある地方裁判所で模擬裁判が行われたが、初めて見るアメリカの法廷の光景を目のあたりにし、感動のあまり言葉が出なかった。

□ 今後の予定

あと2週間で春学期が終了する。その間に、ファイナルテストやプレゼンテーションが待ち構えている。今まで以上に忙しくなるが、何とか無事に生還出来るよう、がんばっていきたいと思っている.


(ハンバーガー店にて)


(ニューヨークの国連本部ビル前にて)
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