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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2013年7・8月生活記録 4期生 川上恵[2013年09月04日(Wed)]




今回の生活記録は、7、8月をまとめて報告したい。

8月に、インディアナポリスで開催された全国手話通訳者会議に参加した。この会議は、(全米)手話通訳者登録協会(RID)創立50周年祝いと兼ねて開催された。参加者は全体で約1500名、そのうちろうの手話通訳者は30〜40名ぐらいだった。この会議は分科会を含め一週間行われた。全ての分科会に参加してみて新鮮だったのは、ほとんど全てろうの手話通訳者がついていたことである。参加者にとってわかりやすい情報提供をするためだそうだ。例えばある分科会では、ともに手話通訳者であるろう者と聴者が発表者だったのだが、聴者のほうが第一言語である英語を使っていた。2人のとなりにろうの手話通訳者が立ち、舞台の下に聴者の手話通訳者が座っていた。聴者の発表者が話していることを舞台下の聴通訳者がアメリカ手話に通訳、舞台上のろう通訳者がそれを読み取り表現するのである(わかりにくい場合は下の写真をご参照下さい)。全国から派遣されたろうの手話通訳者はプロであり、そのほかの分科会でもきちんと準備されていた。手話通訳者の技術がまだまだな私にとって、自分の弱点をカバーするコツなど参考にするのにいい機会となった。この会議は、聴者の手話通訳者だけに限らず、ろうの手話通訳者からも、自分の経験にもとづいた発表があり、学ぶことが多かった。やはり、聴者の手話通訳者とろうの手話通訳者、通訳方法が違っても、手話通訳者として共通する課題がある。とても参考になった。

この会議に参加して感じたことがある。アメリカだからとか日本だけとかではない。今までは聴者の手話通訳者だけが集まって話し合ったり問題解決したりしてきたが、専門知識があるろう者または手話通訳の仕事を経験したろう者も含めて情報を交換することが大事だと思う。本当の意味でろう社会を知っているのはろう者自身である。だからこそ、ろうの利用者と聴の利用者どちらにとってもよい手話通訳とは何かについて、当事者を交えて話し合う場を作ることが大切だと思う。

今後について。
5月に卒業しましたが、社会経験も積みたいと思い、あと1年間アメリカにいて仕事の経験をする予定です。生活報告は今月限りとなりますが、来年の日本財団による帰国報告会のときに皆さんとお会いできたらと思います。アメリカ手話通訳の状況や、これまで学んできたことについてお話する予定ですので、宜しくお願いします。5年半の間ご支援していただいた日本財団、日本ASL協会、応援していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

RID Conference .jpg


(舞台の上:左からろう者の発表者、聴者の発表者、ろうの手話通訳者。
 舞台の下:ろうの手話通訳者とチームで通訳している聴の手話通訳者。)


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コメント
Hola 元気?
頑張ってるか?
Posted by:  at 2014年06月01日(Sun) 18:09