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聴覚障害者留学

 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子などをお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。


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3期生の管野です [2007年09月17日(月)]
皆様、初めまして。3期生の管野奈津美(かんのなつみ)と申します。遅くなってしまいましたが、ご挨拶申し上げます。先月の8/13に渡米し、Gallaudet Universityに留学中です。

まず、留学に至るまでの経緯、留学の目的を述べさせていただきたいと思います。私は現在、筑波大学大学院にて芸術を専攻しております。(今は休学中です。)
 将来はろう学校の美術の先生など何らかの形で教育現場に関われたらと考えています。同時に、ろうのアーティストの養成にも何か貢献したいと思っております。大学4年間、地域のろう児のグループにスタッフとして関わり、子どもたちに手話を教えたり一緒に遊んだりしてきた中で、ろうの大人や子どもが聴者とともに参加できる新しい形の芸術のワークショップや教室などを企画・運営したいと思うようになりました。しかし、現在、日本においては、芸術を専門的に学ぶろう者が少なく、芸術専門の実習や演習における情報保障が充分に行なわれておらず、困難を抱えています。また美術館など美術関連の施設におけるろう者に対するサポートがないなどの様々な問題があります。2年ほど前の夏休みに、美術館でアルバイトをした経験もありますが、ろう者に対するサポートやプログラムがまだないということを痛感しました。アメリカの美術館は、ろう者に対する手話によるサポート、ろう者のための教育プログラム、地域やろう学校との連携体制などを積極的に設けています。また、美術文化施設にガイドや講師としてろう者を派遣したり、ろうのアーティストへの支援などのコンサルタント活動を行う非営利団体もあります。以上のようなアメリカにおける美術館のプログラム、芸術活動全般、ろう学校における美術教育について、研究したいと思うようになりました。それとともに、将来、美術館などの美術文化施設と協力を持ち、ろう者がもっと芸術と触れ合うことが出来るよう、コーディネートするグループを作りたいと考えています。そういう経緯からこの事業に応募させていただきました。
 まず1年目はGallaudet UniversityのIIP(International Internship Program)の学生として、英語とASLを学び、同時にアメリカにおけるデフアートを調査したいと考えております。2年目は美術関連の施設や、ろう学校、または、芸術コンサルタントを行っている非営利団体などで実習できたらと考えています。

まだまだ未熟ですが、温かく見守って下されば幸いです。どうぞよろしくお願いします。
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