三期生の富田です
[2007年08月15日(水)]
はじめまして!
こんにちは、三期生の富田望と申します。
はじめに
私は、中学校から大学時代に受けた英語教育を通して、ろう教育における英語教育分野に強い関心を持ちました。英語教育において、主幹となる発音を持たないろう者がどのように“生きた英語”を習得していくか、私自身の英語習得過程においても最も大きなテーマの一つです。大学時代に英語教授法、音声学、英文法などと英語教育科目を受講してきた中、ろう者にはろう者に合わせた教育が必要であると感じたこと、英語教育方法について考える時、やはり自身の経験も合わせて、常に自問自答しながら考えてきたというのがあり、それが、今回の応募に繋がってきたのだと思います。
留学の一つの目的として英語教育関連でMA(今、希望しているのが、University of California SAN DIEGOのMA:ASL-English Bilingual Educationを取得)を卒業することがあります。また、今後の日本の聴覚障害英語教育の展望をふまえた上で、アメリカのろう学校での英語教育(国語)の歴史、状況、実態、実践方法を学ぶ事によって、ASL/fingerspellingによる“生きた英語”の習得方法を探っていけたらとおもっています。
日本帰国後には、ろう学校など、聴覚英語教育研究に関わる様々な分野で頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。
幅広い教養として、教科学習としての英語
現在、障害児教育の中でも、ろう教育が一番しわ寄せの影響を受けていると思います。私の研修テーマもしかり、その状況に無関係ではいられないでしょう。これからは、今後の方針・動向に柔軟に対応でき、またろうの特性にとどまらず、障害の程度や学習の習熟度に対応出来るというような専門性の向上、すなわち、聴覚障害英語教育研究が深められること、ろう児たちが英語を高い教養として、教科学習として、英語を学ぶという環境を提供をしていけるように動いていかなければいけないでしょう。とはいえ健常者と比べ、幼児期から言語力の確立がなされにくいというハンディを持つろう者にとって、英語学習は「3む思想」(中西 喜久治先生 著)というほど難しいことでしたし、自分の基底言語が手話であれ日本語であれ、日本人である以上、生きていく為に2つの言語を習得していかなければならないという負担がろう者にはあります。ろう者がこれらを習得するまでの道のりを考えれば、(日本語か手話のどちらかがいいかは別として)なんと遠く、険しい道でしょう。しかし、時代は変わってきています。ろう者の間でもデフリンピックや国際大会などで外国への興味が強くなってきていますし、実際に海外へ行かれているろう者も増えてきています。英語学習が、言語運用能力の優れているろう者のみに教科学習として働くだけではなく、これからはたくさんのろう者が英語を、社会人としての幅広い教養として、また高い専門教育の準備として行なわれる教科学習としての英語教育を受けられるようにしていくべきでしょう。
ろう者の特性、また、いままでに問題とされてきた言語力の低さを考えれば、簡単ではないでしょうが、今、日本でも変わろうとしていく動きがあります。
私も非力ながら、現場を問わず様々な場面で、そのお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
そして、教員を目指す一人として、社会の中に自分と他者を位置付けて考え、日本人として国際人として、ろう者として、幅広い視野を持ち「生きていけるろう者」が増えていくことを願ってやみません。
こんにちは、三期生の富田望と申します。
はじめに
私は、中学校から大学時代に受けた英語教育を通して、ろう教育における英語教育分野に強い関心を持ちました。英語教育において、主幹となる発音を持たないろう者がどのように“生きた英語”を習得していくか、私自身の英語習得過程においても最も大きなテーマの一つです。大学時代に英語教授法、音声学、英文法などと英語教育科目を受講してきた中、ろう者にはろう者に合わせた教育が必要であると感じたこと、英語教育方法について考える時、やはり自身の経験も合わせて、常に自問自答しながら考えてきたというのがあり、それが、今回の応募に繋がってきたのだと思います。
留学の一つの目的として英語教育関連でMA(今、希望しているのが、University of California SAN DIEGOのMA:ASL-English Bilingual Educationを取得)を卒業することがあります。また、今後の日本の聴覚障害英語教育の展望をふまえた上で、アメリカのろう学校での英語教育(国語)の歴史、状況、実態、実践方法を学ぶ事によって、ASL/fingerspellingによる“生きた英語”の習得方法を探っていけたらとおもっています。
日本帰国後には、ろう学校など、聴覚英語教育研究に関わる様々な分野で頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。
幅広い教養として、教科学習としての英語
現在、障害児教育の中でも、ろう教育が一番しわ寄せの影響を受けていると思います。私の研修テーマもしかり、その状況に無関係ではいられないでしょう。これからは、今後の方針・動向に柔軟に対応でき、またろうの特性にとどまらず、障害の程度や学習の習熟度に対応出来るというような専門性の向上、すなわち、聴覚障害英語教育研究が深められること、ろう児たちが英語を高い教養として、教科学習として、英語を学ぶという環境を提供をしていけるように動いていかなければいけないでしょう。とはいえ健常者と比べ、幼児期から言語力の確立がなされにくいというハンディを持つろう者にとって、英語学習は「3む思想」(中西 喜久治先生 著)というほど難しいことでしたし、自分の基底言語が手話であれ日本語であれ、日本人である以上、生きていく為に2つの言語を習得していかなければならないという負担がろう者にはあります。ろう者がこれらを習得するまでの道のりを考えれば、(日本語か手話のどちらかがいいかは別として)なんと遠く、険しい道でしょう。しかし、時代は変わってきています。ろう者の間でもデフリンピックや国際大会などで外国への興味が強くなってきていますし、実際に海外へ行かれているろう者も増えてきています。英語学習が、言語運用能力の優れているろう者のみに教科学習として働くだけではなく、これからはたくさんのろう者が英語を、社会人としての幅広い教養として、また高い専門教育の準備として行なわれる教科学習としての英語教育を受けられるようにしていくべきでしょう。
ろう者の特性、また、いままでに問題とされてきた言語力の低さを考えれば、簡単ではないでしょうが、今、日本でも変わろうとしていく動きがあります。
私も非力ながら、現場を問わず様々な場面で、そのお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
そして、教員を目指す一人として、社会の中に自分と他者を位置付けて考え、日本人として国際人として、ろう者として、幅広い視野を持ち「生きていけるろう者」が増えていくことを願ってやみません。




