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 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子などをお届けするものです。
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2010年1月生活記録 第4期生 武田太一[2010年01月31日(日)]



サンフランシスコでのカウントダウン


これまでは生活記録報告の際、先に文章を書いた後に手話で報告するという流れであった。しかし、先に日本語で構成組みをしておくと、手話で表現する際にどうしても日本語が邪魔になってしまう。今回は先に手話で報告してから文章を書くという方法を試みた。

●冬休みの生活

1月の間は1ヶ月間丸々と冬休みであった。他の留学生は自国に帰るか、どこかに旅行に出かけるなどそれぞれ過ごしていたが、私はほとんどフリーモントに滞在していた。休み中は大抵勉強に専念しており、特に1月28日に控えていたGREの対策をしていた。GREは大学院出願に必要になる英語のテストであり、アメリカ人も受験するテストであるため、内容が非常に難しくなっている。英語の語彙、数学問題、エッセイなどがあった。出来る範囲で勉強をし続け、試験に臨んだ。その結果を出願する大学院に提出するわけだが、合格できるかどうかはひとまずおいときたい。冬休みの間は勉強だけでなく、友人とバトミントンやゲームをしたりと楽しく過ごした。



GREの受験場所

青い看板の所です。分かりにくい場所でした…。


●ワークショップ

1月7日にアメリカ障害者法に関するワークショップに参加した。しかし講師自身はろう者でアメリカ手話で話しているにも関わらず、内容が分からなかった。単にアメリカ手話が分からなかったのか、英語に対応した話だからなのかはわからない。いずれにせよ、アメリカ手話や英語が分からないというのは問題であるため、今後もアメリカ手話や英語の勉強を続けて、上達したころにまたワークショップに参加したいと思う。

●フィールドワーク
春学期に取得するクラスのうち、アメリカ手話フィールドワークというものがある。これは学校外でアメリカ手話に関する訓練のようなものであり、私は聾学校でのボランティアを希望した。私の留学目的はろう重複障害であるため、担当者にはろう重複障害クラス、それも小学部を希望すると伝えてあり、念願がかなって1月29日から毎週金曜日にフィールドワークを行うことになった。私がボランティアするクラスは小学部1-2年のクラスであり、生徒は4人である。個々の障害は様々であるが、日本でも同じような経験をしてきたので、ここアメリカでもまた同じ経験をするとともに、先生と生徒のコミュニケーション方法や、教授方法などさまざまなことを学ぶことが出来る大きな機会となっている。今後も毎週金曜日が楽しみである。

●春学期
明日からいよいよ春学期が始まる。どんな風に過ごしていくのか楽しみながら、勉強もしっかりやっていきたい。今後もどうぞよろしくお願いします。


おまけ
冬休み中に作ったチーズケーキ

Posted by 武田 太一 at 22:00 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2010年 12月 生活記録 富田[2010年01月31日(日)]
2010年12月生活記録 富田 望

 ついに春学期がはじまった。取得するクラスは以下の通りである。

[ASL syntax]
前回の統語論(syntax)に引き続き履修しているクラスである。前回のクラスで学んだ分類体系構造、品詞、語順、構成要素、補語節などを、アメリカ手話(ASL)のエリアで学んでいく。いままでに言語学視点からは、きちんと学んだ事がないので、怖さ半分、ワクワクしている。

[ASL Morphology]
 秋学期の認知言語学(Cognitive linguistic)の内容に従って、単語の本質的な形態論的構造、主にASLについて学んでいく。基本的に、認知言語学は生成言語学とは、まったく違う視点をもっており、具体的には、意味論やメタファーなどがある。いままでとったクラスとはまったく違った分野で、戸惑いもあるが、ろう英語教育には、一番関連深い分野ではないかとおもう。

[ASL Phonology]
 同じく、秋学期の音声学に引き続き、アメリカ手話における音声学、音素論、音声体系の過程、ルールについて学ぶ。詳しいことは、後をおって報告していきたい。

[Intro to Basic Concept & Method of Education]
 専攻論文を書く学生ならば、取得しなければならないクラスであり、具体的には、リサーチを始める際の題材の選び方から、焦点の当て方、また統計の取り方などを学んでいく。リサーチ法を学んでいくだけでなく、ボキャブラリーのテストなどもあり、ボキャブラリーに自信のない自分にとっては、すごく勉強になっている。
 
[Home, School and Community Partnership]
 教員免許取得者、または教員を目指す生徒向けのクラスであり、具体的な内容としては、いかに教師側が、学校とコミュニティと家との関係を発達させていくのか、またどのような方法をつかって、具体的に生徒達を中心にサポートしていくのかを、考えていくものである。

 またこのクラスは20時間のWork field experience(研修)が必須になっており、基本的に、研修のない特別プログラムの生徒にとっては不利な内容である。自分の得意な分野を活かして、早急に研修先をみつけるなりして、この問題を打開したい。

[生活]
 学校が始まって早くも2週間がたった。相変わらずリサーチや、レポートに忙しい毎日ではあるが、学ぶことも沢山あって、充実した毎日をすごしている。

Posted by tomita at 04:14 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

笹川会長に表敬訪問 - 帰国生と6期生 Part2[2010年01月25日(月)]
笹川会長に表敬訪問 - 帰国生と6期生 Part2

1月1日のPart1の写真での報告後に動画掲載がかなり遅れまして申し訳ありませんでした。

下記動画をお楽しみ下さい。


















事業責任者 野崎

Posted by 日本ASL協会責任者 at 12:58 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年12月生活記録(岡田)[2010年01月19日(火)]
今月は学期末ということで、いつもはバタバタしているのだが、幸いにも必須の課題はLaw in Higher Education のクラスのペーパーのみで、しかも10枚程度でよかったので比較的楽だった。ADA法やRehabilitation Act で、保護される障害者がどのように裁判所によって定義されてきたか、というトピックを設定してリサーチを行った。

障害者にとって重要なこれらの法律も、保護対象となる障害者を明確に定義しているわけではなく、30年以上にわたる裁判所の判決や、その時々の裁判官の考え方(保守かリベラルか)、行政府のスタンスによって、運用面が形成されたり、定義が微妙に変化したりしている。そのような歴史の中でどのように保護の対象が定義されてきたのかをリサーチした。なぜなら、これらの判決は、障害学生支援室のスタッフの配置や、提供するサービスにも大きな影響を与えているからである。

1990年前後には学習障害・発達障害を持つ学生に関する裁判が多く見られるし、事実それらが大学の組織編成にも影響を与えた。また2008年にはADAが改正され、現在では、eating, sleeping, walking, standing, lifting, bending, reading, concentrating, thinking, communicating に影響を及ぼす場合も保護対象と明確に規定されている。これらを受けて従来の障害学生支援室という小さな枠組みではなく、大学全体としてAcademic Advisingという方向に行かないともはや対応できない流れになってきている。

たとえば、寮生活をする障害学生の支援には寮のスタッフ等の支援が不可欠であるし、心理的な課題がある場合は、医療センター等との連携が必須である。以前に報告したが、退役兵員をサポートする場合は伝統的な20歳前後の学生への支援と異なるアプローチが必須である。

このリサーチを通して、アメリカでは法的にも、大学により包括的なアプローチを求めるところまできていること、いくつかの大学ではすでにすばやく対応していること、部署の枠を超えて連携する必要があることを学んだ。ただ、逆に言えば法律があるからこそ、大学としてもすべき「ライン」が明確になってくるという側面がある。日本ではこれがないために、障害学生支援のシステムを作るときの理論的な枠がもっと大切になってくると思う。運営者が目の前にいる障害学生しか見なければ、そのシステムは疲弊を起こしてしまうだろうし、もっと上のレベルのAdministrationに負担がかかり、結果として質の低下を招くこともありうる。

このクラスは法律という面からのアプローチではあったが、そのフィルターを通して、Administratorとして考えるべきことなどを学べたので、非常に意義のあるクラスであった。

新年早々新学期が始まる。次学期は新しいクラスとしては、American Community Collegeを取り、秋学期から引き続き、Internship in Administrationと論文作成のためのIndependent Studyを履修する。Community College のクラスの先生は昨年まで学長として働いていた方なので、よりAdministration という観点から学べると思うので楽しみにしている。

Posted by 岡田 孝和 at 12:51 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年12月生活記録 (4期生 川上恵)[2010年01月18日(月)]
新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様にとって良き年でありますようお祈り申し上げます。
ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

先月でも雪が降ったと報告しているが、12月上旬に初雪が降った。地元である沖縄では当然、雪は降らないので雪の風景を何度も見ても新鮮な気持にさせられる。 その数週間後にワシントンDCとして30年ぶりに約40センチの大雪が降った。ワシントンDCとしては通常1月まで雪が降らないのでまれにないことだそうだ。その頃ギャロデット大学は冬休みに入ったこともあって、本来なら大雪が降ったその日に寮を出らなければならなかったのだが大雪の理由で3日間延ばしてもらった。又、他のクラスメート達も帰郷するために乗る予定だった便のキャンセルが続いていた。そのため飛行機に乗れなかった人達は予約が取れるまで寮に滞在していた。幸いなことにギャロデット大学は、その状況を察してくれたのか、無償で朝食と夕食を配給してくれた。雪国の生活ならでの、助け合いもあるのだと、今までの育った土地ではめったに味わえない経験であった。

(学期末テスト)
12月に入り、プレセンテーションの準備、レポートの提出と学期末テストに追われた日々が続いた。その中にプレセンテーションが何回かあった。私の場合、人前で立つことに、勇気がいるもので、プレセンテーションの前日にクラスメートに協力してもらって表現方法を練習した。当日では思ったよりスムーズできたので少しずつではあるが、自信を持てるようになった。プレセンテーションを通して感じたことは、殆どのクラスメートは人の前で話すのを慣れているせいか、ジョークを含めた参加者を惹きつけるコツをつかめている人が多い。又、一方的に説明するだけでなく、参加者に意見を聞いたりしながら進めることでプレセンテーションの中でコミュニケーションが成り立つことも大切だろう。他のクラスでは、プレセンテーションの練習した後に他のクラスメートと良い点と改善点の意見交換をする機会があった。このようにプレセンテーションは、参加者に情報を分けるだけでなく参加者にも他の意見を聞くことも大切なので大学生からプレセンテーションに慣れていくことで、仕事に就くときや何らかの機会で役に立つことだろう。

(デフ・ダイアログに参加して)
12月下旬に香港で「デフ・ダイアログ(Deaf Dialogue : Building A Better Asia : Deaf Leadership Training)」が開催された。その集いの目的はリーダーシップ養成であり、アジア各11カ国の19名が集まった。各国から2名、もしくは1名から参加し、日本からは私と第一期生の池上真さんだった。続いて具体的な内容については次の生活報告の時に報告したい。

(昨年の秋学期を振り返って)
昨年の7月にカリフォルニア州からワシントンD.C州に移り、あっという間に半年すぎた。東海岸は西海岸と全く違った環境なので、価値観の違いなどを客観的に比較することができる。そのため学業だけでなく生活を通して様々な視点を見ることで視野を広げることができるので本当に良い経験をさせてもらっている。昨年に続けて今年も学業を中心に気を抜かずにがんばっていきたい。

Posted by 川上 恵 at 17:42 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年12月生活記録(第4期生 福永 梢)[2010年01月13日(水)]
新年明けましておめでとうございます。
皆様にとって意味ある1年間となりますように。


ワシントンDCの雪 

 12月のワシントンDCはまれにみる、しかも記録的な大雪に見舞われた。ここは札幌か!と思うくらい積もった。ワシントンDCは東京のようにパニックになり、すべての交通網がマヒ、近くの大通りではお店が1店しか開いていなかったそうだ。私はと言えば、天気予報を見ていなくてマイカーを屋根のある駐車場に移動しそびれ、深夜に友人とのらりくらり3時間除雪作業をした。雪に備えてタイヤチェーンなども準備していなかったため、牛乳を買いに行けなくて生クリームでカフェオレを作ってみた。クリーミーすぎて気持ち悪いだけだったので、2日間お茶でガマンした。2日ぶりに飲んだカフェオレのおいしさと言ったら、もう。感動。これはこれでおもしろかったので、また降ってほしいと思う(天災がない程度に)。


↑雪に埋もれたマイカー(このあと除雪しました)


言語と数学

 子どもの発達心理に関するクラスで、またもや興味深いことを学んだ。欧米よりアジアのほうが数学に長けていることはよく知られている。その要因として、数字を音声言語で表現したものの長さを提案した研究がある。

  <例:182>
   日本語:     ヒャク     ハチジュウ    ニ  (100、80、2)
   韓国語:      ペッ      パルシッ     オ  (100、80、2)
   英語:   ワンハンドゥレッドゥ  エイティ    トゥ (1-00、80、2)
   フランス語:   サン      キャトルヴァン  ドゥ (100、40×2、2)

 日本語・韓国語では発音される音が少なく、英語・フランス語では多くなる。脳の働きが発音の分にとらわれ、数学的な思考のために使う分が減って発達に差が出るという考え方である。フランス語では70以上の10の位を発音するとき、掛け算を用いる。それにもかかわらず、アジア圏のほうが数学的思考に長けているという。人は音や形という曖昧なものから言葉に接し、意味や計算は経験や知識などによってあとから学ぶのだろう。

 ASLのクラスでのことを思い出す。手話を獲得するとき、子どもは初めはぼやーっとした手指の形しか見ていないし覚えていないそうだ。コミュニケーションを重ねて、経験や知識が増えてくると、細かい違いや意味がわかってくるという。「あいまい」から「はっきり」なのである。日本での手話や日本語の学び方や、手の動きの数と数学的思考との関係をふと考えてみたりした(2桁の数字だと日本手話とASLで手の動きの数は変わらないが、3桁以上になると日本手話のほうが少なくなる)。

冬休み 

 12月半ばに期末テストが終わり冬休みに入って、ようやく一息ついた。大雪で交通網が乱れる中、クリスマス前に無事日本へ帰ることができた。去年は心のエネルギーはともかく、体のエネルギーを摂り過ぎたので、今年は気をつけたい。皆様、2009年の1年間お疲れ様でした。

Posted by 福永 梢 at 12:25 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年12月生活記録 第4期生 武田太一[2010年01月10日(日)]


遅くなりましたが…
新年あけましておめでとうございます。
今年も実りある1年になるよう、
皆さんとともにこれからの発展を願って
日々精進してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。


●学期末試験
12月第3週は学期末試験週間であり、大半の学生が試験に備えていつもより神経がピリピリしていたように感じる。デフセンターでも先生に質問やチューターをお願いしたい学生達で溢れかえっており、なかなか順番が回ってこないほどであった。私が受けた試験の状況は以下のとおりである。

<Reading>
これまでに受けてきた小テストと同じ形であり、リラックスして臨むことが出来た。先生が問題用紙を配るとともにチョコレートを配っていた。「試験中に食べていいんですか?」と聞いたところ「いいわよ」と返ってきた。日本だったら机の上には鉛筆と消しゴムしか置けない上に、神経を張り詰めた状態で試験を受けるのでどうしても肩が凝ったり、神経が擦り減らされたような気になってしまう。アメリカではコーヒーを飲みながらチョコレートを頬張りながら、リラックスして試験に臨むことができた。

<ASL>
ペーパー試験だと予想していたが、これは全くの予想外でなんと先生の家に集まってクリスマスパーティを開いた。パーティ中に生徒それぞれが作成したASL動画の発表や、ASL表現のチェックが行われた。ASL動画はグループか個人で作成するのだが、今回は個人で挑戦した。友人に撮影を手伝ってもらいながら、ろう文化と聴文化の違いについて演じた。収録時間が決められた時間よりも短くなってしまったが、良かったという感想を得られた。

<Writing>
自分にとって難解の試験がこのメインストリームの試験であった。授業に遅れを取っている状態で試験に臨んだため、自分の中では消化不良で終わったように感じる。試験内容は英文法とエッセイであったが、さほど行き詰まりはなく、スムーズに終わった。しかし全体としては自然な英語で書けたわけではないので、今後も課題として残るであろう。

<DeafCultre>
これもペーパー試験と予想していたが、与えられたいくつかのトピックから2つテーマを選び、それぞれのレポートを期日までに書くという課題であった。自分は「メディアにおいてどのようにろう者の生き様を描くか」「ろう社会の中でさらに枝分かれした文化はどう違うか」の2つを選び、それぞれレポートを書いて提出した。これまでに講義の中で聞いたこと、話し合ったこと、教科書を読んで知ったことを書くという集大成だったので比較的取り組みやすかった。

●秋学期の成績
試験が終わった後、新年を迎える前に全ての講義で成績発表がオンライン上で行われた。自分としては納得のいく成績ではあったが、満足はしていない。これも己の勉強不足と自分に言い聞かせ、春学期では満足のいく結果が得られるように、予習復習を怠らず、毅然とした態度で授業に臨みたい。

●クリスマス
日本でもクリスマスのイルミネーションを見てきたが、アメリカでは多くの家庭で自分の家をイルミネーションで飾るほど夜中でも町中がまぶしいほどであった。自分がお世話になっている家でもイルミネーションが飾られ、大家さんも「イルミネーション可愛いでしょ」と誇らしげに語ってくれた。口は悪い(キーボートを打つ手が?)かもしれないが、日本ではキリストを信仰していないにも関わらずクリスマスで盛り上がるという偽善ぶりに対して、アメリカのクリスマスに対する純粋さに改めて感動を覚えた。



イルミネーション


●院進学準備
いくつかの大学院教授にメールやテレビ電話によるコンタクトを取り、ろう重複障害について学べるプログラムはあるかどうか確認している。ほとんどの大学院でそのようなプログラムは用意されたおらず、自分自身で研究していくしかないと思っている。いずれにせよ、アメリカではろう教育やろう者カウンセリング、ろう者リハビリテーションいうコースは用意されているのでそこで専門的なことを学びつつ、研究を進めていけたらと本望である。

Posted by 武田 太一 at 15:57 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

笹川会長に表敬訪問 - 帰国生と6期生[2010年01月01日(金)]
笹川会長に表敬訪問 - 帰国生と6期生 Part 1


2010年の幕開けです。
今年も本事業の奨学生たちへの応援をよろしくお願いします。



去る12月14日(月)に帰国生2名と6期生2名が助成元である日本財団の笹川会長を表敬訪問しました。帰国生は帰国報告とお礼そして今後の意気込みを、6期生は来年渡米することと今後の目標などをそれぞれに話しました。

まずは写真での面談の様子をご覧下さい。
近日中に動画での様子をPart 2として掲載予定です。


第1期池上奨学生




第2期高山奨学生




第6期岩井奨学生




第6期浜中奨学生




面談の後での集合写真 : 笹川会長(中央)と奨学生たち




事業責任者 野崎

Posted by 日本ASL協会責任者 at 00:01 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年11月生活記録(第3期生 管野 奈津美)[2009年12月28日(月)]
*はじめに*
今月はクラスも少なく、学期末レポートの準備や修士論文の調査準備に追われた。月末のThanksgiving休暇を利用してロチェスターとカナダのトロントに行って調査をしたのでそれについて詳しく報告したい。

*ロチェスター*
ニューヨーク州にあるRIT:Rochester Institute of Technology(ロチェスター工科大学)とNTID:National Technical Institute for the Deaf(国立ろう工科大学)を訪れた。NTIDにデフアートを研究している方がおり、その方に会って来るのが第一の目的であった。クラスでもデフアートを教えているらしく、それのカリキュラム資料やサマースクールで行われたデフアートのワークショップを録画したDVDなど貴重な資料を頂き、修士論文についても色々アドバイスを頂いた。とても有意義な面会であった。NTIDにデフアートのギャラリーもあり、私が訪れたときはろう者によるテキスタイルの作品が展示されていてテキスタイルと手話を組み合わせた作品もあり、興味深かった。次に資料収集のためにRITの図書館にも行き、司書のオフィスがいくつか並んでいる中、ろう者の司書がいると聞いたので訪れてみた。突然の訪問にもかかわらず、丁寧に対応してくださり、様々な資料を用意してくれた。しかも彼女自身ろう者でもともと聾学校の先生だったがろう教育の研究をしていく中で司書に興味を持ちはじめ、司書の資格をとって今に至るそうだ。ろう教育関係の仕事をしていたということもあってデフアートと教育に関する論文をいくつか紹介してくれた。GallaudetもそうだがRITの図書館のホームページでもろう関係の資料もほとんどデータベース化されているので検索の仕方やコツを学べばとても検索しやすい。それだけアメリカではろう関係の研究が進んでいるということだろう。日本にろう者もしくはろう関係専門の司書やろう関係の資料を集めた図書館があるだろうかとふと考えてしまった。

*トロント*
カナダのトロントにDeaf culture Centreというセンターがあり、その見学も兼ねてそこのディレクターにインタビューしてきた。トロントはロチェスターから国境をはさんで車で数時間ほどのところにある。まずロチェスターから車でトロントに向かい、国境沿いの観光名物のナイアガラの滝を見てきた。天気も悪く、とても寒かったが滝が力強く流れていく圧巻な景色を生で見れて満足した。次に人生初めての車での国境超えである。映画でいつも見るシーンなのでドキドキしたが普通にパスポートをチェックするだけで簡単に通れたのでちょっとさみしく思ってしまった。Deaf culture Centreでは定期的にデフアートの展示をやっており、私が訪れたときは北米・オーストラリア・ヨーロッパから集めたろう者によって製作された映画・短編映画・アニメーション・ドキュメンタリーなどを上映していた。それと平行していくつかのデフアートの作品が常設展示してあり、デフアート関係の本やグッズなども売られていた。まずディレクターに建物内を案内して頂き、カナダのデフアートをいくつか紹介してくれた。それからDeaf culture Centreを設立した理由について「(ワークショップやフェスティバルを通してデフアートをアピールしていくのも一つの方法だが)ろう・健聴関係なく、いつでも気軽に立ち寄ってデフアートについて学べる場所・環境を作るのも大切なアピール方法の一つだ」と話してくれた。それとアートの作品を収集していく役割も果たしている。建物があれば各地に散らばっているデフアートの収集・保存がしやすくなるからである。収集したものをデータベース化し、ホームページにアップロードしている。とても素晴らしい試みだと思う。こういう場所はとても貴重だと感じた。今回の調査で得たことを今後の修士論文に生かしていけたらと思っている。



早いもので今年も残りわずかですね。では皆さん良いお年をお迎えください!
A Happy New Year!!

Posted by 管野 奈津美 at 00:19 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年生活記録(岡田)[2009年12月26日(土)]
■ Law in Higher Education

このクラスでは毎週4ページほどのanalyze paperが課されている。そのペーパーが学期開始から5週間がたち、やっと終わった。毎週のリーディングに加えて、自分で文献を探して情報を追加していかなければならず、1週間のスパンとしては厳しいものがあったが、終わってほっとしている。この毎週のペーパーの合計点が中間テスト代わりになるので気が抜けなかった。

しかし、大変ではあるが、毎週のトピックはきちんと高等教育におけるAdministratorに必要な法律的な知識や見方が学べるようになっているし、毎週知識が蓄積されていくのがわかるので、モチベーションは高く保つことができた。

日本では高等教育マネジメントという学科がまだまだ未発達で仕方ない面もあるが、「高等教育に関する法律」というように必要なトピックに気軽にアクセスできることが、アメリカの高等教育の強みである。ほかにも大学運営関係で言えば、「学生部(Student Affairs)の運営」とか「インターンシップ」「学生の発達(Student Development)」などアマゾンのサイトで入れてみると、その関連文献が無数に出てくる。日本だと、「経験」の一言で片付けられてしまったり、現場経験こそが大切で理論や知識は関係ないと捉えられることが多いかと思うが、アメリカの場合はきちんとテキストなど参照できるものがあり、また大学院レベルの教育プログラムもあって、常に「現場」と「理論」を両方高めている感じである。

その証拠に現職の職員も多くこのプログラムで学んでいる。日本でもこのように仕事の時間は仕事、定時以降はキャリアップやスキルアップのために各自が専門的に学べるという環境ができればと思う。

■ Thesis

先月、アメリカの場合は書き方や調査方法などにかなり厳密であると報告した。さらに1ヶ月たって、日本と違うと感じたことがある。それは学生同士の批評を行わないということである。もしかしたら私の通う大学院だけかもしれないが、日本では毎週何人かの学生が進捗状況や論文の一部を報告して、それに対してゼミ内でアドバイスや批評を行うなどをしていた。しかしここでは、学生同士ではほとんど何もしない。クラスのはじめに進捗を報告するが、論文の中身については一切ノータッチである。

研究活動の集大成の論文を書くクラスというよりも、Thesis というResearch paperの書き方を教えるクラスという印象である。おそらく博士課程ではまた様子が違うのだろうが、なんとも奇妙な感覚である。日本では入学早々からゼミがあり研究活動が始まるが、アメリカでは論文は2年目からであるし、通常のクラスも卒業する学期まである。そもそも大学院教育に対する考え方が違うのであるが、なかなか面白い経験をしていると感じる今日この頃である。

Posted by 岡田 孝和 at 15:01 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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