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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2017年5月生活記録 第11期生 山本芙由美[2017年05月22日(Mon)]
こんにちは!第11期生の山本芙由美です。

5月は最終テストが終わると、休む暇もなく大学全体が卒業シーズンに入りました。ギャロデット大学では5月10日にLGBTQ学生やアライ(Ally)学生のためのLavender Graduation(ラベンダー卒業式)が開催されました。これはLGBT学生が様々な事情で家族や身近な人にカムアウトが難しいことや、自分が着たい服で登壇できたり、呼ばれたい名前で証書が受け取れるなど、そういった配慮がなされる特別な卒業式です。

記念講演ではバイリンガルろう教育やろう文化研究などで知られているBabara Kannapell(バーバラ・カナペル)教授による、自身のレズビアンとしての経験やろうLGBTQコミュニティーの歴史について話されるなど、とても素敵なスピーチを聞くことができました。

卒業式には多くのLGBTQ学生やAlly学生が参加し、私も国際特別生として修了証明書を受け取ることができました。証書を受け取る時に、LGBTQ Resouce CenterのCaraさんが「私たちもあなたから多くのことを学ぶことができました、ありがとう!」とうれしい言葉をかけていただき、涙が出そうになりました。

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(ギャロデット大学長のBobbi氏と)

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(Lavender Graduation2017の卒業生たちと)

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(大変お世話になったLGBTQ Resouce CenterのコーディネーターCara Miller氏と)

このLabender Graduationには私自身への証書の他に、サポートしてくれた人にも証書を渡すことができます。私のアメリカ留学を認めてくれ、精神的に大きくサポートしてくれた夫の名前が記載された証書も受け取ることができました。帰国後、直に渡したいと思っています。

そして、12日には全体の卒業式に参加したのですが、日本とは違う雰囲気を楽しむことができました。一年間だけでしたが、第9期生の瀧澤泉さんと第10期生の山本綾乃さんと週末、買い物に出かけたり、お茶をしたりして一緒に過ごした時間は大切な思い出となっています。

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(左から第9期生の瀧澤さん、第10期生の山本綾乃さん、第11期生の私)

卒業式が終わったその翌々日、私はカナダ、トロントに向けて出発しました。
そして、現在、週二回三時間、トロントのRyerson University(ライアソン大学)のDeaf Queer Culture(ろうクィア文化)クラスを受けています。このクラスはOntario Rainbow Alliance of the Deafの元代表であるEvanさんが教えています。
カナダの視点からLGBTQについて学ぶのは初めてなので、また新しい学びになりそうです。(※Evanさんについては生活記録2017年1月号参照)

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(トロントのChurch StreetにあるLGBTQに関連した壁画の前にて)

また、OAD(Ontario Association of the Deaf カナダろう協会)やDeaf Outreach Program(デフアウトリーチプログラム、ろうコミュニティーへのHIV/ AIDS予防啓発をしている団体)、ORADでの研修を受けています。6月はRainbow Pride Month(レインボープライド月間)といって、LGBTQに関連したイベントが毎日のように開催されます。イベントにはLGBTQに関連した映画上映やワークショップ、読書会などがあります。そして、6月末には世界中から多くの観光者が訪れる最大のレインボープライドマーチ Toronto Prideが開催されます。ORADもそこでブースを出していて、私も関わることになり、その準備や運営会議に参加するなど、とても充実した時間を過ごしています。

次号ではトロントにおける、ろうコミュニティー、LGBTQコミュニティーからのLGBTQに対する様々な取り組みについて報告したいと思っています。

それでは、また。

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(Thank you Gallaudet University! ありがとう、ギャロデット!)


ギャロデット大学の3奨学生、卒業&修了[2017年05月17日(Wed)]

米国東部時間5月11日(木)にGraduate Hooding (修士・博士号授与式)、5月12日(金)にCommencement(卒業式・修了式)が執り行われ、ギャロデット大学大学院に在学していた瀧澤泉9期生(国際開発学部)、山本綾乃10期生(ろう教育学部)が、大学院を卒業しました。
10日(水)のLGBTQ学生の卒業式Lavender Graduationでは、山本芙由美11期生が国際特別生プログラムを修了し、証書を手にしました。

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盛大な卒業式

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2人とも晴れやかな笑顔(左から山本綾乃10期生、瀧澤泉9期生)

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Lavender Graduationでの証書授与

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Cordano学長(中央)・奥様のMary氏(左)と記念写真(山本芙由美11期生)

3人揃って
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左から瀧澤泉9期生、山本綾乃10期生、山本芙由美11期生

卒業&修了、おめでとうございます!!


卒業式の様子はギャロデット大学のサイトにて観ることが出来ます。
( )内は、奨学生が映る時間帯

Graduate Hooding (修士・博士号授与式)
瀧澤泉9期生  (30:12、2:20:52、2:23:09)
山本綾乃10期生(25:47、1:34:07)

Commencement(卒業式・修了式)
瀧澤泉9期生  (2:58:38)
山本綾乃10期生(3:00:28)


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 14:08 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
第14期留学奨学金説明会(東京)、20日(土)に開催![2017年05月17日(Wed)]
第14期留学奨学金説明会(東京)、20日(土)に開催!

第14期留学奨学生の募集が始まっています。
今年度は、留学先の国・地域の拡大や、応募対象者の拡大など、変更点があります。
変更点を中心に奨学金制度の案内や、また奨学生との懇談会などを行います。
少しでもこの事業に関心をお持ちの方、ぜひお越しください。

日 時:5月20日(土) 午後2時〜4時
会 場:日本財団ビル(東京都港区赤坂)http://www.nippon-foundation.or.jp/who/about/access/
参加費:無料

当日は、4名の奨学生が会場に駆けつけてくれる予定になっています!
奨学金制度って何だろう、どんな人が応募できるのかな、留学生活ってどんな感じ?等々、聞いてみたかったことが聞けるチャンスです。

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(写真は、2016年度の様子から)


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 10:10 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年4月生活記録 12期生 福島愛未[2017年05月07日(Sun)]
こんにちは、12期生の福島です。
4月中旬までときどき雨が降っていましたが、ここ最近はカラっとした晴天が続いています。それに伴って近くの湖ではランニングやBBQをする人が増加しています。

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鳥家族のマーチ!かわいい!


■□Studies□■
■162 Reading
4月は主にToneとPurposeについて学びました。Toneでは文章がどのような話題で書かれているのかを分析します。明るい話題なのか暗い話題なのか、それとも皮肉が込められた内容なのかなど様々なToneがあります。またPurposeは文章がどのような目的を持っているのかを以下の三つ、Entertain(楽しませる)・ Persuade(説得する)・ Inform(情報を提供する)に分類します。Readingは苦手だったのですが、文章の大まかな雰囲気を掴むことができるようになってからイメージしやすくなりより読みやすくなってきました。



■151B Writing
今月は1ヶ月を通してリサーチペーパーの書き方を学びました。まず、身近な問題を取り上げたあとそれに関する論文や本、記事、動画等を調べ解決方法を模索したあと最終的な結論を書くという流れでした。私は今回「 Comfortable General Public Restroom for Deaf people」というタイトルでアメリカの公共トイレがろう者にとって使いにくいのではないかという問題をデフスペースの観点からリサーチし分析しました。「ろう者とトイレ」に関する情報が少ないためにろうの教授にインタビューする方法も教わることができました。今後デフスペースを研究する際にインタビューは欠かせないのでとても良い勉強になりました。1ヶ月かけて書いたエッセイはA+を取ることができ、文法などまだまだ未熟な部分が多くチューターも欠かせないのですが自分の力でここまで書けた!ということでWrtingに関して少し自信を持つ事が出来るようになりました。また今回のリサーチ結果をギャローデットに行ったあとデフスペースの一環として提案しようと考えています。
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オーロニ大学の女子トイレ。どこに問題があると思いますか?

■189B Reading
今月も引き続き「Manzanar」を読み進めました。物語も終盤に近づき、とうとう抑留所から解放され自由になった日系アメリカ人の様子が書かれていました。「解放」という言葉から良いイメージを持っていたのですが、日常生活に戻ったあとも差別との戦いは続き、思春期であった筆者が悩む様子も書かれていました。筆者が解放後に住んでいた町がちょうど私が住んでいるFremontに近く、いつもお世話になっている日系スーパーがある町で私自身も時々訪れているのでより身近に感じました。現在は日本人に対する差別はあまり見かけないのですが、全くないとは今でも言い切れません。またこの本は多くの比喩表現が使われます。日本と同じように直喩・暗喩・擬人法が使われるのですが、この意味を掴むのがなかなか難しくて苦戦しています。

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■□
3月にギプスが取れてから一ヶ月がたちましたが、リハビリの手続きがうまくとれず5月に延期になってしまいました。ギプスが取れたから完治した!と思い込んでいたのですが現実はそんなに甘くはなく…ギプスを外していざ歩こうとするとなんと歩き方を忘れてしまっていたようでどのように歩けば良いかわからずこけてばかりでした。筋肉も完全になくなっており、そこからなんとか歩けるようになるまでずいぶんと時間がかかりました。現在は歩けるようになったのですが筋肉の付き方が左右で異なるので変なくせがついてしまっているようで早めにリハビリに行く必要があります。まだまだ歩くと痛みを感じるので少しずつリハビリを進める予定です。


ちょうど4月の末に私にとって衝撃だった出来事があったので紹介します。
みなさんは狭い通路に二人のろう者が対面して話しているとき、どのようにその場所を通りますか?遠回りもできずそこを通る必要があるとき、私は二人の手話の邪魔にならないように「ちょっとすいません」と手話りながら頭を下げてくぐるように通ります。

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ちょうど同じような出来事がホームステイ先で起こったので、ここでも邪魔にならないよう「Excause me」と手話りながらくぐると、ホームステイ先の家族になぜくぐったの?と注意され、「え?手話の邪魔にならないようにくぐった」と答えるとくぐると逆に目につくから良くない、どうしても通るときは話し手の肩をポンっと叩いたあとにすーっと通るのだと教えてもらいました。

その考えは私にとって「えー!」となるほど衝撃的で逆にマナーが悪いということにショックを隠しきれませんでしたが、今まで狭い通路で人が話しているときにどのように通るかについて深く考えたことがなかったのでとても考えさせられました。聴者である家族に聞くと、聴者の場合は「通ります」など声をかけながら軽く頭を下げながら通るそうです。日本のろう友人に聞くと人によって異なることがわかり、日本のろう文化ではどちらが正しいマナーなのかとても興味深いです。知っている方がいたら是非おしえてください。

また余談ですが、アジアのろう留学生に聞くと同じような場面に遭遇したときはやはり私と同じように手話の邪魔にならないようにくぐるそうで、どちらがろう者にとって良いのだろうとより複雑になってしまいました笑


文化が違えばその分多くの観点から物事を観察することができ、面白い発見があるのだと知ることができた月でした。5月はついに期末テストです!悔いのないようにしっかりと勉強したいと思います。
ではみなさん、また来月!
2017年4月 生活記録 【第12期生 西 雄也】[2017年05月05日(Fri)]

4月は雨が降ったり降らなかったり、夏並みに暑かったり寒かったりと温度差が激しい時期でした。
4月も終わりに差し掛かる頃には、ようやく落ち着いてきましたが、昼間は日差しがかなり強くなり、乾燥も強まってきました。
サマータイムに突入したことから、夜の8時頃に暗くなっていくので、時々、時間感覚が混乱するなどの気分を味わっています。

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気分転換で訪れたHaywardにある丘から


◆クラス
Readingクラス(デフクラス・メインストリームクラス)
Manzanarという本は22章で構成されており、現在最終章に差し掛かっているところです。現在読んでいる章は、昔アメリカで生まれた日本人が少数派という立場でどのように過ごしてきたかの時代背景の話について書かれており、面白く読んでいます。これまで、本の内容を理解し、様々な質問に対して自分の言葉でまとめて書き出していくという取り組みを何回も行ったのですが、大変良い勉強になったと感じています。また、春学期も終わりに差し掛かっているので、テストを行うことも増えてきました。今後デフクラスと同時にメインストリームクラスもボキャブラリーの小テスト、テストがあるので引き続き、受けていく予定です。

Writingクラス
ProエッセイとConエッセイの書き方について学んでいます。自己決定したテーマに対する賛否評論を客観的な視点を持ちながら、ProとConエッセイを書いていきます。このエッセイは、色々な書き方やルールがあるので、どのように表現していくのが良いのかを学びながら、参考文献やインターネットを活用し、公平かつ均等に掲示する方法を学んでいます。参考文献やインターネットから引用する文章を探す際、多くの時間を要することもありますが、今後研究論文を書く時に大いに役立つ内容だと思っています。

Deaf Education
「人工内耳を生まれた時から装用することを義務付けるべきか」、「15歳までは人工内耳をつけてはならない法律が必要である」という二つのテーマのどちらかを選択し、それを政府に手紙を出すことを想定しながら参考文献やインターネットで証明するものを検索しながら書いていく内容であり、エッセイとはまた少し異なった表現方法や形式を学ぶことができました。


◆イベント
ろう女性達の運動についての講演があり参加しました。昔はアメリカでも男性より女性の立場が弱く差別的な扱いが強かった時代があり、更にろう者ということで様々な壁があったといいます。ろうの女性たちを集め、どのように男性と平等に活動できるようにしてきたのかの内容を話し、現在は力関係の面で女性が不利益な状況に陥った時にどうすればいいのかについて講演していました。

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↑ろう女性達の運動についての講演


春学期も残り半月となり、更に多くの課題が出されています。また最終テストも待ち受けている状態なので体調管理に気をつけながら頑張っていきます。

春学期が終了した後は、あっという間に夏学期が開始するので今後も引き続き励んでいきたいと思います。

2017年4月生活記録 第10期生 辻功一[2017年05月01日(Mon)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

もう14期生の募集が始まったのですね!!しかも応募条件などが僕の時とかなり変わってきてる!
時の流れを感じるとともに、自分を振り返ってみて今の自分と比較してみました。

夢:変化なし
ビジョン:変化なし
目標:変化なし
年齢:進化あり

年齢だけが進化してる!!という冗談はさておき、ビジネスクラスでも自分の過去の職務経験を振り返りながら新たなことを学ぶ毎日です。あの時の意味はこうだったんだなあとか、あの時はこうすればよかったのかとか、そういったものです。

ビジネス・コンセプト・コンペティション
<ビジネス・コンセプト・コンペティションでのプレゼンテーション>

さて、前月のブログで報告しましたように、3月29日、Business Concept Competition(ビジネス・コンセプト・コンペティション)の決勝に出場しました。
その結果・・・・・、準優勝でした。

なぜ勝てなかったのか自分でもわかっていたので、自分のビジネスプランの弱点であるファイナンス部分を煮詰め直し、万全の状態で4月12日のChico Pitch Party(チコ・ピッチ・パーティ)に挑みました。

チコ・ピッチ・パーティはチコ大学ビジネス学部にとってクライマックスとも言えるコンテストで、エレベーターピッチの入賞者とビジネス・コンセプト・コンペティションの入賞者の合計10名が4分間のプレゼンテーションを通してそれぞれのビジネスプランを発表するものです。
その結果・・・・・、優勝でした。

Chico Pitch Party
<チコ・ピッチ・パーティ>

大会の後は大勢の投資家に声をかけられ、ますます自信がつきました。
今後はチコ大学の代表として4月21日にサクラメント(カリフォルニア州の庁所在地)で開催されるFuture Four(フューチャー・フォー)に参加します。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
盗難届はオンラインで簡単に提出できることを発見
アメリカの警察はヒューマンリソースの大半を凶悪事件や緊急性のある事件に費やしているので、盗難などの類はオンラインで済ませるようになっています。具体的な聞き込みや調査もなく、オンラインで盗難届を提出したら間も無く受理番号が来て、それでおしまいです

2017年4月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2017年04月30日(Sun)]

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卒業日を指折り数えつつも、
横には見苦しい風景が。

もちろん、山積みの課題とプレゼン。


月はほぼプロジェクトが中心です。卒業が迫ってくる際に論文を書くイメージがあると思われる方はいるのでしょうか。もう既にご存知の方がいらっしゃるかもしれませんが、日本でいう修士論文が米国にはほぼないんです(ただし学部によります)。自分が入っている学部の場合は必須な条件があります。指定された卒業単位数を通過し、クラスの成績が−B(日本でいうと不合格になる)に一つも入っていないこと、ポートフォリオ提出といった時点で修士号が取れるのです。

Good Luck (グッドラック)…あとは運次第です笑

今まで習得した内容がほとんど通信クラスとプロジェクトばかりなので、プロジェクトの内容と印象に残った映画を少しお話します。

【プロジェクト分析・開発】

国際開発金融機関であるWorld Bank (世界銀行)によるプロジェクト支援
• Tejaswini(インド女性の氏名):インドにおける青年少女・若年女性の社会経済的エンパワメントプロジェクト(2016年)
Empowerment (エンパワメント)とは
日本語辞書で調べてみても、今まで習った内容と釣り合わないため英英辞典(オックスフォード)で調べてみた結果。

《英》
1.give (someone) the authority or power to do something
2.make (someone) stronger and more confident, especially in controlling their life and claiming their right
《和》
1. 人に〜する権利と力を与える。
2. 自分の人生をコントロールし、特に自分の権利を持ってより良く強く主張する。

つまり、「エンパワメント」とは自分の周辺の課題や置かれた状況に気づき、問題を自覚し、自分の生活をコントロール・改善する力をつけるという意味で使われています。

 ただ、注意しないといけないのが、プロジェクトを立てる際に人々に「エンパワメントする」ことは「どのように」行動するかということ。簡単なようで難しいのです。インドの青年少女・若年女性たちの問題の状況を把握し、どのようにエンパワメントするのか。

 分析する中一番引っかかるのは、通学している少女たちは家族の家事や農業を手伝う、または災害に遭い、通えない状況になってしまうことがよくあるケース。バスや車がないため、家から学校まで数時間もかけて歩いて通っている。或いは結婚する傾向もあり、途中で退学になることもある。どうやって女性が貧困から抜け出せるのでしょう…?(ワークショップやトレーニングを受けたくても時間がないという状況になる)。

 そのプロジェクトは目の前にある課題を見つけ、青年少女・若年女性たちがワークショップやトレーニングを受けながら自立できる環境、そして経済を向上させるために5年間の企画で行っているそうです (NGOs/NPOs、協会、女性局と子どもの発達と社会保障、女性開発協会(JWDS)、およびその他の行政部門に参加しています)。

 しかし、地元住民はこのプロジェクトの参加に肯定的および否定的な立場を持っているのです。インドは、先住民、気候変動、健康問題から経済、教育、健康、環境から多くの影響を受けてしまう。

 例えば、互いが同じインド人でもそれぞれの背景、言語、伝統、宗教などの価値が異なるため、各グループは他のグループとの意見が合わず、プロジェクトを実践できるかどうか。或いは、干ばつの問題で水が足りなくなると生活ができなくなり、他の街に移動してしまうことも少なくないのです。そのようなリスクを乗り越えるようにプロジェクトが課題に面した時に改めて調整しなければならないと思います。

【プロジェクトデザイン】

アメリカ合衆国国際開発庁(USAID)の助成金によるプロジェクト企画
• Inclusion Education for DeafBlind children in Mali (マリの盲ろう児のためのインクルージョン教育)

 去年、アメリカ合衆国国際開発庁(USAID)からアフリカにあるマリにろうと盲者のためのインクルージョン教育に助成金の募集がありました。私のクラスメイトの人も申し込みしたいと相談したが、自分たちが団体を持っている立場でないと責任を負えないという状況のため、ギャロデット大学の監視者の下でプロジェクトを申請する形になりました。ろう、盲、盲ろう児のためのインクルージョン教育のうち、私は盲ろう児のためのプロジェクトの担当に。

 幾つかの資料や盲ろうのリーダーをしている、或いはベテランの人を依頼し、ワークショップやトレーニングを実践しようと企画を立てることに成功しましたが、申請する締め切りが学期の中間の時に締め切るため、期間的に間に合わず、経験のみにプロジェクトを作り上げることになりました。

どちらも12ページ以上書きました。一週間で終えないといけなかったため、毎日家やギャロデット大学で一日中引きこもってしんどかったです…笑 どっちも将来に仕事として使える内容でした。

印象に残った映画があります。

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「13th」-- 憲法修正第13条


その映画はIDP773のクラスで習ったものです。すんごく衝撃的な内容でした…!
今まで思っていたこととは違っていました。

今住んでいるところのDCにあちこちに黒人がいるのですが、今でも貧困で犯罪者の率が遥かに高いのです。昔から黒人と白人との間に人種差別が多く、今でも白人の警察官が黒人たちを見かけると意味のない暴力を振っている日々です。米国の奴隷制度の歴史が関係していると知っているにも関わらず、今になってもその問題が変わらないという疑問に思っていた私がわかってきたのがその映画です。ソーシャルメディアは本当にパワーがあります。

もし時間がある方は是非とも是非とも見て欲しいです。


それでは...また五月に会えるのかしら?

2017年4月生活記録 第10期生 山本綾乃[2017年04月28日(Fri)]

Never give up!

今月は、バイリンガル教育の講義の内容をお話させて頂きます。
担当教授は、アメリカのろう教育の中で有名な Laurene Simms 教授です。彼女もろう者です。
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今まで思っていたバイリンガル教育とは、私の勉強不足ということもあり、
日本語と日本手話を両方同時に使った授業を行うことというように解釈していましたが、実際の概念は全く違うものでした。

バイリンガル教育の理論は、以下の表の通りになります。
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まず、一つの言語(Language Separation)とは、一回の授業の初めから最後まで日本語だけ、または日本手話だけというように、一つの言語使用に集中するという理論です。この時注意したいのは、日本手話だけの授業の中で、パワーポイントに英単語を入れてしまうと、二つの言語を使ったPCUという方法となってしまい、この概念は成り立ちません。

二つの言語を使った理論は4つあります。
1. Preview, View, Peview、これはそれぞれ一つの言語を交互に使います。例えば、Rreviewは日本手話、Viewは日本語、Peviewは日本手話というように、明らかに変換します。
2. PCUとは目的がある限り、日本語と日本手話を同時に使うことができるということです。
3. 翻訳には2種類あります。まず、日本語の文章と手話が対応していること、そして日本語の文章とは関係なく、手話言語で自由に想像を膨らませて表現する方法です。
4. 言語翻訳とは、質問と答えが違う言語であるということです。例えば、質問が日本語、答えは日本手話となります。日本手話が彼らの自然言語である場合、それを活用して深く掘り下げて説明できるよう配慮した理論です。

以上の指導法のツールをバランスよく指導案に取り入れて授業を行うことが大切だと学びました。実際に自分でも8つの指導案を作り、2回ミニ模擬授業を行いました。手話だけの授業を作ることは、なかなか簡単なものではありませんでした。

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(ろう教育のバイブル書。バイリンガル教育の情報がぎっしり詰まっています)

日本語と日本手話は異なる文法で成り立っています。そのため、二つの言語を同時に学ぶと混乱してしまいます。特に日本語と日本手話両方とも概念の基礎が成り立っていない児童生徒の場合、まさに聴者が英語とスペイン語を同時に学んでいるのと同じ感覚となってしまいますね。
理想の言語獲得の流れは、早期教育の中で、積極的に手話でのコミュニケーションを図り、子どもの言葉や概念の基礎を楽しみながら作ることです。それが、第二言語の読み書き日本語の円滑な獲得につながります。

ほとんどのろう学校現場では、おそらく視覚的なパワーポイントを通して、PCU(日本語と日本(語対応)手話が同時に使われた授業)が行われているだろうと思います。"日本語が中心として使われている日本社会の中で、手話だけだと聴者とともに生活することが難しい。日本語も同時に使うと、二つの言語を同時に獲得できる、まさに一石二鳥だ" と思われるかもしれません。しかし、それは彼らの言語獲得の機会の近道どころか遠回りになり、逆効果となってしまいます。

バイリンガル教育はとても奥深い理論がたくさんあります。
教員は児童生徒の言語レベルを把握し、彼らに合った方法で教室設定していく必要があります。教員も概念の理解、指導案への応用に慣れるまで大変だと思いますが、児童生徒のより正確な言語獲得のためには、この方法が効果的だそうです。


ケンダルろう学校放課後ブログラムの活動
現在は、ヨガやローラースケートなども新たにプログラムに加わりました。毎週定期的に、外部から専門の先生が来校、指導されています。聴者の先生の場合、外部の手話通訳者がつくという素晴らしいシステムに感動しました。
日本のろう学校の土曜クラブやフリースクールなどにも、こういった専門性のあるろう者や聴者をお招きし、様々な世界に触れる機会をもっと増やしたいと思いました。教室内にも新しいゲームが増え、スタッフである私自身も、子どもたちとともに様々な活動に刺激をもらっています。

あと二週間足らずで、卒業式を迎えることとなりました。
課題やプレゼンテーションがまだたくさんありますが、最後まで諦めずに頑張ります。
2017年4月生活記録 第11期生 <牧谷陽平>[2017年04月23日(Sun)]

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<Ontario 湖に隣接する家。湖の水が冷気で凍り家の一部が氷の世界でした>


幼稚園や小学校の絵本・おはなしの読み聞かせで,日本語の文を読みそれをクラスメイトと意見を交わしながらその内容を学習するといったことは,日本じゅうどこの学校でもある風景です。一方で,手話で表現されたお話をクラス内で議論しあうクラスはどうでしょうか。パワーポイントで日本語入力・作成したものを黒板や白板に映し出して,それを手話を使って進めるのは,手話の授業ではありません。日本語を一切使わないで手話のみでストーリーや議論を進めていくクラスです。このクラスを取り入れているろう学校は,一体全体,日本でいくつあるのでしょうか。文部科学省のデータによると,日本には118のろう学校 があります (2014年現在,分校含む) 。その10%11校にも満たないか,それぐらいのろう学校が取り入れているとなると残りの90%のろう学校は,手話より日本語が上という 位置づけという考え方になりますね。手話は日本語に劣らず,他の言語と同じ位置づけにあります。


今年は4月に雪が降りました。Rochesterは気温の上下があいかわらず激しく,5~10度の日の2日後に一気に25度まで上がり,そこからまた2日間で10度ぐらいに下がることもしばしば。

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<20度前後の春が来るのは5月上旬でしょうか>


さて本題です。

 『オオカミ少年』という話をご存知でしょうか。村にある少年がいて,その少年は退屈な日を過ごしていました。退屈な彼が思いついたのは, 『オオカミがでた!! 』 とウソを叫んで,慌てた村人を見て笑って楽しむことでした。少年は2回,このウソで村人をパニックにさせ,それを見て楽しんでいました。しかし,2回目のあと,本当にオオカミが現れて,『オオカミが出たー! 』と叫ぶが,村人たちは今までのことでそれが嘘だと考え,少年の助けに応えませんでした。その結果,少年はオオカミに襲われてしまったというストーリーです。このストーリーに似たものが手話で表現されたものがあります: “The Wolf Who Cried Sheep” by Ben Bahan の動画のURLを下に用意しておいたので,鑑賞して下にある質問に答えてみてください。




8分の手話の動画ですが,これをクラス内で議論しました。この議論中に出た,先生からの質問は


    1. 1.   登場するのは何?
    2. 2.   どんな風景設定で,何がどこに住んでいて,その場所は? (手話で指さししながら)
    3. 3.   手話で (札幌 に似た表現) これは何?
    4. 4.   ヒツジ村はどんな村?
    5. 5.   手話 (上から村を見るシーンからパーにした両手で窓を表すシーンに移行する) これはどんな動き?
    6. 6. ヒツジ村の登場人物はだれ? それぞれの仕事は?
    7. 7.   Mayor ってなに?彼の仕事は何?
    8. 8.   Mayorの仕事場に来るヒツジの手話 (何かをつかむしぐさの手の形から, “1” の手の形に切り替わる) は何を表している?
    9. 9.   Mayorの家に突然やってきたヒツジの特徴は何? 性格は何?
    10. 10. 何が起こったのか? 対応法は何?
    11. 11. Whisperer って何?どんなもの?
    12. 12. オオカミ村の設定にうつり…どんな所に位置している?
    13. 13. オオカミの登場人物は何人? どんな特徴? どんな仕事? どんな性格?
    14. 14. “Sheep!!” と叫んだオオカミの仕事は何?
    15. 15. なぜ “Sheep!!!” と叫んだ?
    16. 16. “Sheep!!!” という叫び声を聞いて,問題13のオオカミたちはどうした?
    17. 17. 問題14で叫んだオオカミのところに,問題13のオオカミがたどり着いたときに見たものは何?そしてとった行動は何?
    18. 18. 今の状況の設定はヒツジ村?オオカミ村?
    19. 19. なぜ2回目 “Sheep!!!” と叫んだ? 1回目の叫びとは違う理由?
    20. 20. 2回目のウソが発覚したときのオオカミの反応は?なんて言った?何をした?
    21. 21. 問題20の対応を見て, “Sheep!!” と叫んだオオカミは何を感じた?
    22. 22. 再びヒツジ村に戻って…新たにだれが出た?どのように村にやってきた?どんな特徴?
    23. 23. どこでそのヒツジと村人みんなで会議をした?
    24. 24. その会議の内容は何?
    25. 25. Whisperer は今まで何をしてきた?
    26. 26. オオカミ村に戻り…何が現れた? Whisperer はどのように表れた? ナゼそのような手の形で表現しているのか?
    27. 27. オオカミ村で3回目の叫びのときの他のオオカミの反応は?
    28. 28. オオカミたちが見たものは何?  誰が運転していて誰がのっていた?
    29. 29. オオカミの子どもがさらわれたとき,オオカミ村の人たちが “ Sheep!!!” と叫んだオオカミのいるところで,見たものは何? それを見て何と言った?
    30. 30. なぜWhisperer は耳栓をしたのか? なぜ甲高い声で叫んだのか?
    31. 31. その甲高い声 Baaaaaaaaaaaaa 1回目のオオカミたちの反応は?
    32. 32. その後どうなった?
    33. 33. どのように倒れてしまった?
    34. 34. その後Whisperer はどうした?
    35. 35. ヒツジ村に戻って… オオカミの赤ちゃんたちをどうした?
    36. 36. 問題9でやってきたヒツジは,オオカミ赤ちゃんにどんな対応をとった?

と約8分の動画の中に,こんなにたくさんの情報が盛り込まれていました。上の問題のうち,3つは生徒からの質問ですが,それ以外は先生から出された問題でした。それに答えるのも,なるべく生徒に応えさせる。先生はこれぐらい質問を引き出せないと,生徒は十分に学習できません。生徒が理解できていないということは,100%先生に責任があるのですから,そこは真摯に受け止めてもらいたいです。流れは,


全体を見る(ストップなし)

状況ごとに区切って動画を見る

その手話は何?一語一語を聞く

状況ごとの動画を見て部分復習

(くりかえし)

最後に,全部をもう一度見る



です。Chris教授は,生徒に学習させる際,単語や文の内容をまず学習させるのは大変な間違いであると,下の絵をみんなに見せてくれました。


CZ'sSlide.PNG


まず全体 (IDEA) から学習すべきであるとおっしゃっていました。書記言語が身についていなく,手話言語が身についている生徒には,


1.    上の手話言語(SL) のアイデア (IDEA) から入って

2.    その中間の文など部分的なところ (PARTS) を学習させ

3.    手話単語 (VOCABULARY) を学習させる


その後


4.    下の書記言語のVOCABULARY に橋わたしする

5.    その後,下,下へといき

6.    最後に書記言語のアイデアを学習させる


ことが大事と言っていました。成人である私たちが1時間もかけて議論したのですから,ろうの子どもたちは数時間かけて議論していく必要があります。

ちなみに, 「オオカミ少年」を英語でいうと “The Boy Who Cried Wolf” なのですが, cry は叫ぶという意味です。題名を日本語に翻訳すると “cry” が省略されるのはなぜでしょうか。(201511月の生活記録の今回のひとことも参照)



今回の一言 <アメリカのダメだこりゃシリーズ>

(今回は長いため おやすみ) 

2017年4月生活記録 第11期生 山本芙由美[2017年04月22日(Sat)]
こんにちは!第11期生の山本芙由美です。

日本では桜が満開になる頃でしょうか、こちらワシントンDCでは気温差が激しく、せっかく咲いた桜も短期間ではかなく散ってしまいました。私の地元である京都、円山公園の桜が恋しくなってきました。

さて、4月は最終テストに向けて、どのクラスも大詰めです。ソーシャルワーク学部のLGBT Studies(LGBT学)では最終プロジェクトとして、それぞれチームに分かれてビデオ撮影編集することになりました。私のチームは学内のLGBTQA Resource Center(LGBTQリソースセンター)の紹介、そして、Gender Identity(性自認)/Sexual orientation(性指向)に関するASL手話単語を担当することになりました。他のチームは「LGBTQとメンタルヘルス」、「ジェンダーとトランスジェンダー」、「政治的な問題としてのLGBTQ」などと興味深いテーマが取り上げられていました。

そして、完成した動画については帰国報告会でお披露させていただきますが、同じ性自認でも捉え方や持ち方は人それぞれで、これが正しいといったコンセプトがないということが伝わってきます。

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例えば、動画に出演されるDavidさんは私と同じQueer(クィア)ですが、彼は異性愛主義社会(Heterosexism)に対抗するという意味で性自認として位置づけています。私はHeterosexismに対してはもちろん、LGBTQコミュニティー内でのラベリング、カテゴライズ化に対抗するという意味で使っています。アイデンティティーについて、政治哲学者のミシェル・フーコーが注目したように、権力と抵抗の関係は複雑に錯綜しています。 人々は抑圧のカテゴリーを利用しつつ,抑圧自体を抵抗とアイデンテイテイの核とします。(Foucault1979) そのように、Queerを自認する人が100人いるとしたら、その捉え方も100通り、他の性自認にも同じことがいえると思います。

私自身、これまで日本で動画を撮影したりしましたが、字幕やイラスト、カットしたりする等の編集作業は素人に近く、いつも得意な友人にお願いしていました。今回、幸いにも学生自治会などで動画編集経験が豊富なDavidさんがいたおかげで、彼にひとつひとつ優しく(?)教わりながら進めることができました。多くの人たちが魅かれるような演出、字幕の作り方については日本と違って、やはりポップな感じでした。そのような演出や技術を日本でも活用したいと思っています。

ここアメリカではソーシャルメディアなどでLGBTQに関連した動画が多く発信されています。ポジティブにポップな感じで語る動画が多く、楽しく鑑賞することができます。そのような中、「BuzzFeed」という動画発信サイトが有名で、LGBTQに関係した教育動画やインタビュー動画、ファッション動画などが毎日発信されています。もちろん、英語字幕もついていて、私たちろうLGBTQも楽しく鑑賞することができます。


そして、ギャロデット大学では4月14日〜16日までColor Fest 2017(LGBTQろう学生の集い)が開催されました。今年で10年目になるということでキャンパス全体が虹色に染まるなど、盛大に行われていました。私自身もろうパンセクシュアルの友人と組んで二つプレゼンテーションをしました。

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ひとつ目が「International Deaf LGBTQ scholars in Higher Education of US and Human right protection: Are you or they safe in the LGBTQ-friendly institution or the city where are you in?」(米国の高等教育機関における、ろうLGBTQ留学生の人権: あなたがいる国/市街地はLGBTQに友好的で安全ですか?)です。これはギャロデット大学に在籍する国際ろうLGBTQ留学生を中心としたワークショップで、自分の国のLGBTQに対する法律、法整備についての理解、LGBTQであることで死刑や服役させられる国から来たろうLGBTQ留学生が卒業後、自分の国に戻った時、安全に生活を進められるかどうかなどを話し合いました。国際ろうLGBTQ留学生を中心としたワークショップは初めての試みでしたが、やってよかったと思っています。

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(カナダからの留学生Sallyさんと)

ふたつ目が「Myth Busters: LGBTQA+ Community」(LGBTQコミュニティーにまつわる怪しい神話)です。LGBTQコミュニティーにもさまざまなステレオタイプがあり、LGBTQ障害者はセックスに関心がないという神話、トランスジェンダーは男性あるいは女性に性別移行したい人というような神話などがあります。これは全てステレオタイプによるもので、実際、トランスジェンダーには性転換をする人、男装・女装で生活する人、本当にさまざまです。自分自身で先入観をどう識別し、正しい情報を得れるためにはどうしたらよいかといったトレーニングをしました。

また、翌週の20日にはUniversity of Maryland (メリーランド大学)での国際留学生のためのLGBTQ教育プログラム会議 Somewhere Over the Rainbow Conference 2017で日本人ろうQueer留学生として感じたこと、日本のろうLGBTQコミュニティーの開発支援についてお話させていただきました。この会議は高等教育機関などで留学生を支援する専門職の人たちや留学生の多くが参加者で、ほとんどが聴者でした。参加者に英語音声言語で確実に伝えるために手話通訳の方と何度も打ち合わせをしました。私のASLスキルがまだ乏しい中、私の伝えたいことをしっかり通訳してくれた通訳者の方には大変感謝しています。

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(日本の文化的背景について)

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(メリーランド大学リーダーシップ主導ディレクター、LGBTQ平等センターで勤務されているNic Sakurai氏と)

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(お世話になった手話通訳者の方たちと)

春学期まで残り2週間となりました。春学期終了後の研修先も確保でき、ホッとしているところです。研修先はアメリカ以外の国ですが、そこでもろうLGBTQ支援について、しっかり学びたいと思っています。詳細は5月生活記録で報告させていただきたいと思っています。

それでは、また。


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