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第90話 15%クラブ10周年記念イベントに参加[2008年06月07日(Sat)]


 5月31日箕面環境市民グループ15%クラブ・10周年記念イベント「ストップ温暖化」が箕面メイプルホールで行われました。「箕面だんだんクラブ」も20の参加協力団体の一員としてパネル展示と竹炭の無料頒布を行いました。
 正面玄関付近や会場内で、「ほんまもん販売」コーナーが設けられ、無農薬野菜やパン、エコ・ソーイング(箸ふくろ、マイバッグ)、手打ち蕎麦の販売などもされていました。
そのイベントの中から私たちのクラブに参考になりそうな話題をまとめてみました。


15%クラブとは
 事前にもらった資料の「15%クラブとは」によると、「1998年に設立。地球温暖化・環境汚染の進行を抑えるため、自分が取り組みやすい分野や方法で省エネ・省資源生活(CO2の排出削減・せめて週に一度=15%)をすることからはじめ、子どもたちをはじめとする全ての生物の健康や生物を脅かさない地球環境を維持できるライフスタイル・社会システムに変えていくことを目的とする」と説明しています。
 1997年の地球温暖化京都会議(COP3)のあった翌年に箕面で誕生したクラブです。アイデアや省エネプランを持ち寄っての情報交換や学習会を続けていて、「『自分のできること』から始めましょう」とパンフレットで呼びかけていました。


箕面だんだんクラブの展示コーナー
 展示パネルは昨年9月末に開催された「みどり環境フェア」のために作成したパネルを展示しました。
 竹炭は会場受付の横に置いて自由に持ち帰ることができるようにしました。折角竹炭をもらっても、洗い方や使い方がわからない方のためにA4版1枚に説明書をつけました。と同時にもう少し詳しく知りたい方のために参考資料を展示パネル(写真1)に吊り下げておきました。




        写真1 箕面だんだんクラブの展示パネル


竹炭パワー

 この機会に説明書の「竹炭パワー」を紹介しておきます。
 
 岸本定吉 監修 池嶋庸元 著「竹炭・竹酢液のつくり方と使い方」(社団法人農山漁村文化教会)の「竹炭の吸着力は備長炭より大きい」によると、「竹炭は材料の竹と基本的には同じ組織・構造をうけついでいる。竹を炭にやくと、体積は約3分の1に収縮するが、この孔の横断面は、微細なパイプを束ねたような構造になっている。
孔の内部表面積は、測定する方法によって多少の差は認められるが、通常、木炭の内部表面積の測定に用いられてきた方法で実測すると、竹炭1グラム(おとなの手の指先ぐらいのかけら)あたり300平方メートル以上もあって、これはタタミ200畳分以上の広さに相当する。ちょうど、小ぶりのバナナ1本分の丸炭(筒状炭・約34グラム) でも、その表面積は東京ドーム(1万3〇〇平方メートル)がすっぽり収まってしまうくらいで、竹炭のすぐれた吸着力は、この内部表面積の広さによるものである」と書いています。
   




       説明書1 竹炭と一緒に配った「竹炭パワー」

 お米を研ぐとき、最初の水はぬかも一緒に吸収するのでさっと洗い流すようにしますが、竹炭も同じ要領で、最初に竹炭を入れた水は素早く洗い流すようにします。

スーパー二酸化炭素COOでは仮想買い物

 箕面だんだんクラブのSさんは、「わいわいみのお園」、「箕面エコクラブ」などで活躍されていますが、写真2上段の「スーパー二酸化炭素COO」の店頭で、「いま注目されているフードマイレージです」と声をかけられました。
 スーパーの買い物籠に写真2中段に並べられた各種食料品を選ぶと、下段のように「北海道牛乳」には、フードマイレージ2.006、輸送排出CO2は344.8、大阪までの距離1912、総量目、内容量、包装重量、ごみの量などの数字が書いてありました。

 同じ牛乳でも産地が京都の「おいしい牛乳」では大阪までの距離が42.8キロなので、フードマイレージは0.05で、輸送排出CO2は7.7とその差は歴然としています。
環境問題を考えるとき、身近なビールでもアルミ缶を買うか、ビンビールが良いのか考えせせられる問題を提起していました。




        写真2上段:スーパー二酸化炭素COOの店頭風景
            中段:フードマイレージを書いた商品札
            下段:牛乳のフードマイレージの例


 説明書2ではキリン淡麗2缶を買った場合のフードマイレージの結果です。



        説明書2 今日のお買い物の結果


 この考え方は、我が国で、地産地消を推進していく理由の一つと言えます。
 「食育・食生活指針の情報センター」のホームページによると、「フードマイルという言葉は、イギリスのティム・ラング氏が、1994年に提唱した運動に由来します。具体的には、食料の生産地から消費地までの距離に着目し、なるべく近くでとれた食料を食べることで、輸送に伴うエネルギーを出来るだけ減らし、環境への負荷を軽減しようという運動です。これを、日本では、農林水産政策研究所が、『相手国別の食料輸入量』に『輸送距離』を乗じた数値を、『フードマイレージ』として提案しています」と説明しています。


クマなどが棲む豊かな森を次世代へ

 11時から小ホールで日本熊森協会の環境授業「どんぐりの森を守って〜くまさんと森のおはなし〜」がありました。
 参加していた小学生の子供たちに話しかけながら、紙芝居に中では熊のぬいぐるみも登場し、映像も取り入れてわかりやすく説明をしていました。
紙芝居の中でツキノワグマの生息数の3択の質問が出ましたが、1万頭が正解でした。




    写真4 日本熊森協会の「どんぐりの森を守って」の紙芝居

 熊森協会のホームページによると、平成15年発表の推定生息数は8000頭〜12000頭で、凶作の平成16年2326頭が捕殺、豊作の17年には1101頭が捕殺、大凶作だった19年には4679頭捕殺」のデータとともに、「こんなにクマが殺されていることをほとんどの国民は知らない!」と書いています。
 
 日本熊森協会のリーフレット「クマと共存するために」のなかで、「最高の保水力を誇る豊かな森は、クマがいないと造れません。私たちの祖先はクマと棲み分けることで、共存してきました」と訴えています。

 紙芝居ではえさ場を失い、おなかをすかせて仕方なく森から人里へ出てきては、次々と有害獣として射殺されてしまう熊たちを絶滅から救おうと、兵庫県尼崎市の中学生が立ち上がったことも話していました。


森=植物+動物

 紙芝居の後半で、森=植物+動物という式が出てきました。「森とは、花粉の媒介、種子の散布、土壌形成など、植物と動物が共に造り上げてきた生態系。森を守るためには、植物と動物の両方を守る必要があります」と話し、熊の糞の写真を示しながら、ミミズやダンゴムシなど土中の生きものが食べ、小さく砕かれたあと微生物に分解されて養分となり、森の植物を育てていることを説明していました。
 
 人間の勝手な都合でどんどん森の奥へ入り込み、元々棲んでいた生き物の生息地を奪ったり、スギやヒノキ人工林が放置林になったりしてエサ場を失ったクマたちが有害駆除の名目で絶滅の危機に瀕している実情を、紙芝居で学ぶことができました。


生物多様性


 このイベントの翌日6月1日の朝日新聞朝刊社説の「生物多用性」には、「加速する危機地球の生物は約3千万種にのぼるとの推定がある……世界の生物は今、恐竜が姿を消した時代以来の大量絶滅に直面している。乱獲や乱開墾都市化、外来生物の侵入などが原因だ。過去の平均的な絶滅速度をここ数百年で約千倍に加速したとの推定もある。『宇宙船地球号』は、多様な生物の微妙なバランスの上に成り立っている。生物種の相次ぐ絶滅は、宇宙船地球号からひとつずつ取り去るようなものだ。部品の役割を知らないまま部品をはずしていけば、やがて宇宙船地球号が壊れかねない。生物種の絶滅を防ぎ、多様性を保っていくことは、地球の生命や文明の基盤を守ることにほかならない」と主張しています。

 日本熊森協会では「大型動物が棲む森ほど豊か。熊の棲む森を残せば、多くの生物が生き残れます」としてスギ・ヒノキ一辺倒の人工林(日本の森林全体の半分近い)を減らし、広葉樹の自然林に戻し、森が復元するまでの間、山の凶作年には、都会のどんぐりを山へ運ぶ運動もされているそうです。

 箕面だんだんクラブでは、昨年末から今年の初めにはクヌギの苗木を200本植えました。鹿の食害と闘いながら、昆虫、小鳥、小動物(リス、ウサギ等)の餌となる実のなる落葉樹の森に育てています。



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