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第85話 春本番の「体験学習の森」[2008年04月30日(Wed)]


  4月26日は春季懇親会・花見会を開催しました。里では4月初旬にサクラが満開だったので、少し遅いかなと思われましたが、この山では開花期の遅いカスミザクラやウワズミザクラがちょうど見ごろでした。
快晴に恵まれ、27人が参加して久しぶりの飲み会です。

 最初に平成19年度最多活動日数達成のFさんの表彰を行いました。Fさんは81歳以上の最長老にもかかわらず、体験学習の森以外の竹の間伐や特養ホームでの活動日を含めて61回の活動日数の内、59回も参加活動され最多記録でした。Fさんが炭材つくりで活躍されている様子に「この元気さいつまでも」書いた写真を額に入れて贈呈しました。

 11時過ぎからの乾杯に始まり、焼肉をメインに、ジャガイモ、ニンジン、たまねぎなどを焼いたもの、焼きたけのこ、焼きそばなど色とりどりの料理を囲んでにぎやかな飲み会になりました。おにぎりや果物、イチゴ大福なども出て2時半のバスで下山しました。

 「体験学習の森」ではソメイヨシノなどに引き続いて、木々や草花の花盛りです。春本番の様子をまとめてみました。


花見山のサクラ

 花見山と名付けた山に咲く主な花はヤマザクラですが、4月13日ころが見ごろでした。
 常緑樹の濃い緑と淡い緑の若葉の中に白色や薄いピンク色のヤマザクラが彩りを添えて、すぐやってくる「山笑う」新緑の季節の前段階で、つかの間の花の季節でしょうか。春本番となりました。




     写真1花見山は春本番の彩り(4月13日撮影)

勝尾寺川支流のカモ

 3月下旬訪れたとき、カモが2羽、勝尾寺川支流の砂防ダムにできた小さな湖に遊びに来ていました。
 昨年カモは見られなかったのですが、今年の3月下旬から4月中旬までいました。26日の花見会のときにはもう姿は見られませんでした。
千里北公園の池にはカルガモがたくさんいるのでここまで遊びに来ているのかもしれません。



      写真2 勝尾寺川支流にやってきたカルガモ 

 フリー百科事典「ウィキペディア」でカルガモを検索してみると、「形態:体長は 60cm 前後であり、日本産のカモ類の中では大きい。また全身が茶褐色で、黒と茶の鱗状、尾に近づくほど濃い茶色になる。分布:東アジアに広く分布する。 本州以南では、平野部から山地にかけての水辺に広く分布する留鳥だが、北海道では夏鳥(一部冬季も残留するものもいる)である。市街地でも普通に観察される。生態:水面採食で、食性は植物食。主に水中の藻などを食べるが、水際に生えたイネ科植物などの実を食べることもある。ほとんどのカモ類と同様、一夫一妻で毎年つがいを形成する」

 という説明のとおり、カルガモ夫婦は山奥まで羽を伸ばしにやってきたようです。


ウワミズザクラは満開

 
 「体験学習の森」には、数種類のサクラの木があります。その活動範囲には、「ウワズミザクラ・バラ科」と木の名前を書いた札があちこちに取り付けてありますが、この花をしっかりと写真の収めたのは、今回が初めてでした。

 サクラの仲間なのに花序は房状になっていて、目立たない花なのでマクロレンズで接近して写してみました。




     写真3 上段:豚汁広場西斜面に咲くウワズミザクラ
          下段:花序が房状のウワズミザクラ


  川原花木園のホームページによると、「ウワミズザクラは昔から人々の生活と関わりの強い樹木で、古来この材のことを波波迦(ははか)と呼び、材の上面に溝を彫り(和名ウワミズザクラの由来とされます)その材を火の中に入れ、亀の甲羅を焼いて、甲羅のヒビの割れ方により吉凶を占ったりしました(亀甲占い)。ウワミズザクラの材はとても堅く、地方により金剛桜と呼んだり、鉈柄(なたづか)とか呼ばれ、版木、彫刻材(注)に使われました。ウワミズザクラの花の香りが、アンズの種の仁に似た香りがあるところから、新潟では花のつぼみの塩漬けを『杏仁子(杏仁香)』(あんにんご)と名付け食用にしたり、若い果実(緑色の時)を果実酒にしたものを「あんにんご酒」と呼んで珍重します」と紹介されていました。

(注):ホームページには「さらに樹皮は俗にいう樺細工に使われました」と記載されていましたが、この部分を以下の理由で削除しています。
 
 樺(カバ)細工は、秋田県角館町に江戸時代から伝わる特産品です。ヤマザクラおよびカスミザクラの樹皮だけを使った樹皮特有の光沢を生かした、渋くて奥深な色合いの伝統的工芸品です。茶道具、テーブルウエア、整理箱、花器、小物などが作られています。


シャガの花も満開

  豚汁広場を北へ登って杉木立を抜けると「狐のベンチ」と名付けた休憩場所があります。その先の勝尾寺川支流の渓谷沿いの散策路の両側にはヤブツバキが20本ほど自生しています。ヤブツバキの花も満開でしたが、そのあたりにいまシャガの花が満開でした。



      写真3 ヤブツバキの花の側に咲くシャガの花

 シャガの話題を検索してみると、
@「中国原産でかなり古くに日本に入ってきたものと考えられていて、人為的影響の少ない自然林内にはあまり出現しない。スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高い。そういう場所には、チャなども見られることが多い。シャガは三倍体のため種子が発生しない。このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる」(出典:フリー百科事典「ウィキペディア」)。

A沢筋の林下に群生する常緑多年草。根茎は長い走出枝を出してふえる。この特性を生かして、山斜面の土砂崩れ防止のため、高尾山では多くの場所に植えられている。6号路が最も多い」(出典:高尾山散策)

B「植物は、シャガというアヤメ科の植物です。今はあちこちで、花が満開ですが,こちらは、食べられちゃいました。犯人は、お腹を空かせた鹿です」(出典:カナロコ写真帳)。


カスミザクラ

 体験学習の森はいま春本番で、木々だけでなく、足元では今にも踏みつぶしそうなチゴユリの花も咲いています。今後もこの山に咲く珍しい草花にも注目していきたいと思います。
最後にカスミザクラ。Nさんからいままでヤマザクラと思っていたのはカスミザクラだったと訂正がありました。

 ヤマザクラと混同されやすいのですが、葉柄に細毛があること、葉の先端がより尖ること、花期が1週間ほど遅いことなどの違いを教えてもらいました。また、名は花の咲く様子を霞にたとえたもので、普通の桜が咲き終わった後に咲くそうです。




    写真5 遅咲きのカスミザクラ(4月26日撮影)

 体験学習の森のサクラは、標高500メートルほどの石庭近くに、エドヒガン、イヌザクラが自生しているそうです。5月最初の活動日にはイヌザクラが咲いているころだろうと思います。

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