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新しい窯で初めて左窯内の火が消えた[2007年09月10日(Mon)]

  9月に入って第2回目の炭やきを8日〜9日にかけて行いました。その1週間前の窯止めころになって温度計が高温で断線して壊してしまいました。したがって今回は温度計がない頃に戻って、煙の色などの勘だけが頼りの炭やきになりました。
 その勘が鈍かったのか、新しい窯では初めて左窯の火が消えてしまって、窯内を空けて再度火入れからやり直すことになりました。

8日午後3時5分の煙の状況


 温度を計測できていたときは、煙道口の温度が80℃以上になり、炭材に着火したことを見定めてから空気量を20ミリにしぼり、翌朝7時ころまで監視しない状態で推移しています。
 
 今回は温度計測ができなかったので、火入れから半開きの蓋の隙間から炭材の燃え具合と煙突からの煙の勢いを判断して空気量を20ミリにしぼりました。
 空気量を20ミリにしぼって5分経過したした時の煙は写真1のように出ていました。

 左の煙突は左窯からの煙で13時に火入れしてから2時間5分経過したときの煙の状況です。




        写真1 8日15時の煙の状況

 右側の煙は13時10分に火入れしたので、水蒸気を多く含んでいるためか、煙は上から出ずに下からだけ出ていて勢いがないのが気になり、空気量を20ミリにしてからも3回もΦ115ミリのパイプ煙突を全開して調整しました。

9日午前6時1分の煙の状況

 9日バイクでやって来たFさんが6時1分に写したのが写真2です。心配していた右側からは細々としているが煙は出ているのに、大丈夫だと思っていた左窯からは煙が出ていませんでした。



       写真2 9日6時1分の煙の状況



      写真3 左窯の炭材が消えた状況

過去6回の火入れした翌朝最初に測定した煙道口の温度

表1 朝1番に計測した煙道口の温度

     計測時刻       左窯             右窯
第1回  6時10分     185℃           190℃
第2回  6時         75℃           131℃
第3回  6時         95℃            65℃
第4回  6時         95℃            65℃
第5回  6時10分      70℃            70℃
第6回  6時         90℃            64℃


 私たちの炭窯では地理的条件から火入れして空気量を20ミリにしぼった後は、翌朝まで炭窯はまったく空気量との調整などができません。クリーンセンターの開門の7時まで待たなければなりません。それより早い時間では、ゲート前から炭窯まで歩いて登っていくことになります。
 したがって、翌朝6時前後から窯内の温度調整を行うことになります。第1回の空気量25ミリを除けば、煙道口の温度はほとんど100℃以下になっています。

 第7回では温度計測はできませんでしたが、過去の例を振り返ってみても前日に80℃で空気量をしぼる温度をもう少し引き上げてから空気量を20ミリにする方がよいと推察できます。


炭化の進行方向



  図は野中重太郎氏の論文「木材および竹の炭化とその利用」の中の「炭窯内部の炭化の進行方向」の図を引用しました。

 それによると、「炭化は約350℃前後から反応が始まる。温度の推移より炭化の順番は図のように進行していくと考えられる」と言われています。
 この論文の炭窯は土窯で構造も少し違いますが、写真3の炭材のやけ方をみると、炭化が@の段階で止まってしまったようです。

 第7回の竹炭やきでは、温度計測ができなかったために、昨年12月までの約2年間煙の色と煙道口でのパイプの鉄の色の変化、マッチ棒の着火時間(8秒を窯止めの目安にしていた)等の経験を呼び戻すとともに、空気量をしぼる時期の再検討を迫られることになりました。
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