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第220話 今年の桜は例年になく見事だった![2016年04月19日(Tue)]
 今年の大阪の桜の開花宣言は3月24日だったろうか、4月2日には、ちょうど満開になっていて「公園をきれいにする会」の仲間で花見をおこなった。(写真1)

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写真1 公園での花見〈2016年4月2日〉

 その日はだんだんクラブの4月の最初の活動日とも重なっていたので、花見の宴の前に「体験学習の森」の桜の開花状況はどうかと写真を撮りに行ってきた。

 活動日には西田橋際と勝尾寺への三叉路の路側温度を確認しているが、勝尾寺三叉路では17℃と西田橋より2℃低い値を示していたが、この温度差が写真2でみるように、満開までに1週間ほどの差が出ているのだろうか。

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写真2 体験学習の森への入口の開花状況

4月7日は春の嵐

 4月になってすぐ大阪では桜が満開になったが、「7日には低気圧発達しながら日本海を東北東に進み、この低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ天気が荒れる」との予報が出ていた。この春の嵐で今年の桜も見納めになるだろうと思い、4日に千里北公園を散策しながらカメラに収めた。
 満開の桜にウグイスの鳴き声があちこちから聞こえてくるのだが、声はすれども姿はカメラではとらえられなかった。(写真3)

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写真3 千里北公園の桜並木(2016年4月4日)

 千里北公園から下って行った北千里駅近くの川沿いの桜並木でも見事に咲いていた。(写真4)

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写真4 北千里駅近くの桜並木(2016年4月4日)

 7日の春の嵐で体験学習の森の桜も9日の活動日には、ヤマザクラは早く咲くので観られないかもしれないと思っていたら、Fさんが6日に出かけて行って撮った写真をメールでくれた。「今年の桜の咲き方は、例年にない咲きかたです。山の下から上まで満開です。エドヒガンも満開です。送りました1枚は、エドヒガンです。桃も咲いていました。桜と一緒に咲くのは珍しいです」とコメントが添えられていた。

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写真5 体験学習の森の満開の桜(201年4月6日)

エドヒガンザクラを撮りに行く

 ここ数年は石庭で作業をすることはなくなってしまった。切り込んだ谷沿いの西側沿いの狭い道を上り下りしなければならないこと、間伐など当面作業する箇所が少ないことなどで、最近は豚汁広場に近いクワガタ山でもやし林を整備してクヌギなどの広葉樹の植林を重点的に実施している。
 この森で唯一のエドヒガンザクラが自生していて、4月の満開の時期を狙って登っていくのがせいぜいである。

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図1 石庭道と写真撮影位置図

 4月6日にFさんから送信してもらったエドヒガンの写真で十分であったが、9日の活動日でもまだ散っていないだろうと思い、また、石庭道の現況を記録に残しておく目的を兼ねて腰痛と膝痛を抱えたよたよたしながら一人で登って行った。
 石庭道写真@は、七曲がりを登って東の茨木方向の山並みに満開のヤマザクラを撮っている。

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石庭道写真@:七曲がり付近から東を望む


 石庭道写真Aは、図1の石庭道をどんどん登っていく道で、左側は急斜面になっていて、ところどころに鹿などのけもの道が見られる。砕けた礫が散乱していて歩きにくい山道である。右側は切り込んだ谷になっている。

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石庭道写真A:急傾斜の山肌と急斜面の谷間の狭い道

 所々に大きな岩が露出しているところがあり、それらが砕けた山道をどんどん登っていく。

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石庭道写真B:砕けた岩石の急峻な狭い道

 石庭道写真Cまで来ると、右手の切り立った谷がなくなり、ところどころに背の高い木が生えていた。

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石庭道写真C:谷がなくなった付近

 石庭道Dは大きな岩が点在していたことから石庭の名付けたと思われる比較的勾配の緩い広がりを持った場所になっている。
 大きな岩は枯草で覆われていてわかりにくい。(石庭道D)

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石庭道D:大きな岩が点在している石庭

 9年前の2007年7月に撮った同じ場所の写真と比べてみると、下草も茂っていてずいぶん荒れた場所になっている。

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写真6 9年前に撮った石庭(200年7月8日撮影)

石庭に咲いているヤマザクラとエドヒガン

 石庭に登って行くのはエドヒガンザクラだけが眼中にあって注目していなかったが、手前にヤマザクラが見事に咲いていた(写真7)。

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写真7 石庭に咲いているヤマザクラ

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写真8 満開のヤマザクラ

 写真6でみる石庭の左手の急斜面を登って満開のヤマザクラの奥にエドヒガンが満開に咲いていた。近寄れない離れた崖の縁にさいているのでズームで撮った。

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写真9 満開のエドヒガンザクラ

 ヤマザクラをネットで検索すると「ソメイヨシノに代表される里の桜とは異なり山野に咲く。ソメイヨシノの親とされ、淡いピンク色の花が特徴。長寿で巨木になる。国の天然記念物に指定されている盛岡市の石割桜、福島県の滝桜、山梨県の山高神代桜、岐阜県の淡墨(うすずみ)桜、臥龍(がりゅう)桜などがある」(朝日新聞掲載「キーワード」の解説から)

サクラの見分け方


 この森で唯一のエドヒガンザクラは、近寄りがたい崖にあり、ズームで撮っても「蕚筒(ガクトウ(花を支える部分))まで撮ったことがない。また、ヤマザクラとエドヒガンザクラの区別も知らないので「サクラの絵本(農文協:勝木俊雄編2015年12月25日第1刷)」に見分け方から引用してみた。

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図2−サクラの見分け方

 図‐2の説明文によると「花の色や大きさ、蕚筒や、蕚裂片(ガクレツヘン)の形、花序(カジョ:花のつき方)、若葉の色に注目することで、どの種かみわけることができる」と解説している。
 また、日本の10種の野生種として、ヤマザクラ、オオシマザクラ、大ヤマザクラ、カスミザクラ、エドヒガン、タカネザクラ、チョウジザクラ、マメザクラ、ミヤマザクラ、カンヒザクラの詳細な写真と説明文が載っている。

「箕面市体験学習の森」には、ヤマザクラ、エドヒガン、カスミザクラが生えているので、上記の本から引用してみた。

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図3 ヤマザクラの見分け方

 ヤマザクラ(山桜)は「染井吉野が広まる以前は、もっとも身近なサクラで、花は白く、葉が開くとともに咲く。オオヤマザクラより花柄(カヘイ)が長く、蕚筒や若葉は赤茶色」と説明している

 エドヒガン(江戸彼岸)は「春の彼岸のころに咲くので『彼岸桜』トモ、古くから神社や寺の境内に植えられ、老木や大木が多い。花のあと葉が開く。蕚筒のぷっくりした膨らみとくびれが特徴」と説明している。

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図4−エドヒガンの見分け方

 体験学習の森のカスミザクラ(霞桜)は今月23日の活動日には咲いていることを期待して見分け方を引用してみた。
「ヤマザクラに似ているが、花柄や葉柄(ヨウヘイ)に毛が生えていることが多い。そのため『毛山桜』ともよばれる。開花はヤマザクラよりもおそい。蕚筒や若葉は緑色」と説明している。

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図5−カスミザクラの見分け方

たてかわ桜はエドヒガン系


 上記で引用した「サクラの絵本」を参考にして今まで撮っていたサクラの写真で確かめてみることにした。
 京都の真如堂へ行ったときに撮った「たてかわ桜」はエドヒガン系で接近して撮っていたのを思い出した。

 「たてかわ桜」の解説板(写真10)から一部を引用してみると「この桜は普通の桜と違い、松の皮に似て縦に表皮が走ることから『たてかわ桜』の名があります。元は、直径1メートル余の巨木でしたが、1958年の伊勢湾台風で折れ、接ぎ木によって息を吹き返しました。今では毎春やや小振りで白い清楚な花を咲かせるようになっています……」と解説していて、「エドヒガン系」と書いていた。

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写真10 「たてかわ桜」の解説板

 真如堂の広い園内に咲いていたエドヒガン系の「たてかわ桜」を撮ってきた。

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写真11 真如堂とたてかわ桜(2010年3月28日撮影)

 写真12は「たてかわ桜」の花を接近して撮っている。上記の解説で花の色から「エドヒガン」と判断できるのではないかと思う。

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写真11 エドヒガン系のたてかわ桜

妙見山のエドヒガン群落


 毎年春と秋に妙見山のクッキング・センターでバーベキューに出かけている。4月の中旬の妙見山は桜が見ごろである。
 ヤマザクラだけでなく、エドヒガンザクラの群落があり、オオシマザクラも咲いている。
 「エドヒガンザクラの群落は猪名川上流域に限られていて、その群落の貴重さは兵庫県レッドブックのBランクに指定されていて絶滅が危惧されている」と「黒川字奥瀧谷・エドヒガン群落」の解説板が設置されている。

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写真12 妙見山のエドヒガン群落(2015年4月16日撮影)


 妙見山には4月20日にハイキング仲間とクッキング・センターでバーベキューを楽しむことにしている。
 ケーブルカーの頂上駅からクッキング・センターの道沿いには、エドヒガンの他にオオシマザクラ、カスミザクラも近づいて見られるので蕚筒や花序などを観察していきたいと思っている。

(平成28年4月19日)

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