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第203話 大きくなったクヌギの幹を切る[2015年01月27日(Tue)]
 昨年11月11日に「第202話 冬本番前の体験学習の森」を公開して以来のご無沙汰です。平成27年の新年を迎えた。本年もよろしくお願いします。
 箕面だんだんクラブの活動は、第1週、第2週の土曜日、日曜日と第4週の土曜日だが、1月3日は正月休みだったので、第4週目の1月24日は今年に入って2回目である。
 正月気分の抜けた24日の活動日には20人が参加して、竹炭の炭材作りをするとともに、活動拠点の豚汁広場に覆いかぶさるようになってきたクヌギの幹を切る作業などを行った。

 大きくなったクヌギの幹や枝を切る

 10時の朝礼に間に合わず、10時20分に西田橋の路側温度は6℃を示していた。眼前を見上げると、青空が一面に広がっていて久しぶりに穏やかな好天だった。
 10時半に豚汁広場に着いた時には、この広場に生い茂ったクヌギを脚立で届く高さで幹を切ったり、枝を切ったりの作業をしていた。 

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 写真1 豚汁広場のクヌギの幹を切る作業


 このクヌギを植樹したのは平成8年(1996年)だそうで、18年の月日が経っている。平成8年は「だんだんクラブ」の前身「もりもりクラブ」が1996年(平成8年)に箕面市環境政策課の呼びかけで発足した年である。
 今活動拠点になっている豚汁広場辺りは、発足当時はジャングルの様相で蔓などがはびこっていたのを切り開いて植樹したと、当時から活躍している人から聞いたことがある。今ではクヌギの茂った葉が木陰を作り絶好の休憩場所になっている。

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写真2 大きくなった豚汁広場のクヌギ(2013年12月14日撮影)


 あまり背が高く大きなクヌギ(写真2)は、間伐も困難なので落葉のこの時期に幹を切ることにしたという。
 写真3は休憩場所付近のクヌギの上の方を幹から切り落としてしまった状況である。右端の木はカスミザクラで、クヌギの葉がなくなったので日射しを受けてさらに大きく育つことが期待される。

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写真3 豚汁広場のクヌギの幹が切り取られた状況


台場クヌギ

 里山にはクヌギ、コナラといった広葉樹が一般的に多い。どんぐりのなるブナ科の樹種は萌芽更新(樹木の伐採後、残された根株の休眠芽の生育を期待して森林の再生を図る方法、ウィキペディアから引用)して里山を永続的に維持してきた。
 シカの食害にならなくて、作業しやすい高さに幹を切ると、切り株から新しい芽がたくさん出て、15〜20年後には元通りの大きさに成長する。

 豚汁広場のクヌギの幹を2013年1月6日に切ったが、約3年で写真4のように、台場クヌギが見事に枝葉を拡げて育っている。

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写真4 豚汁広場の台場クヌギ(2013年11月6日撮影)


 妙見山のクッキングセンター付近に「台場クヌギの小径」があり、台場クヌギが見られる。
昨年3月に多田丘陵ハイキングコースを歩いていたら、山道の際に台場クヌギを見つけた。木炭や焚き木の需要が少なくなった今日では、せっかくの台場クヌギの使い道が少なくなったのだろうか。写真5では台場クヌギの枝が大きくなってしまっていた。

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写真5 多田丘陵ハイキングコースで見た台場クヌギ


 川西市黒川豚汁広場の地区では、クヌギの萌芽更新を利用して7〜8年サイクルで直径10cmほどの菊炭を生産している。

腹が黄色い小鳥を見つけた!

 クヌギの幹の切る作業の様子を撮ったあと、炭材作りの作業場へ向かう途中で腹の付近が黄色い小鳥を1匹見つけた。すばしこく飛び回るので、遠くからズームアップで撮ってみた。

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写真6 腹のあたりが黄色い小鳥

 
 昼休みに「腹が黄色いこの小鳥は何という名前か」と聞いたが、確たる返事がなかった。
 そんな話をしている最中に、また豚汁広場近くまで先ほどに黄色い小鳥が飛んできたので、何とか撮ったのが写真7である。

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写真7  渓流を飛び回る小鳥


 図書館で「野鳥観察図鑑・成美堂出版」と「鳥630図鑑・発売元(戝)日本鳥類保護連盟」で調べてみた。

 前者は、街や野山で見られる野鳥と、水辺で見られる野鳥に大きく分けてあり、更にハトより大か、小かに分け、さらに色に再分類して、茶色の鳥、灰色の鳥、黒と白、緑〜青色の鳥、黄〜赤色の鳥に分類していて分かり易く、見つけられるようになっていて助かった。

 その分類でみると、キセキレイか、ツメナガセキレイだろうと思われるが、キセキレイ(野鳥観察図鑑)の解説には、「黄鶺鴒Grey WagtaiI 灰色のセキレイ全 長28cm、翼開長26cm。全国で普通に繁殖する留鳥。積雪地のものは、冬は暖地に移動する。低山一高山までの水辺、とくに山ろくや山間の小川や渓流に好んですむ。海岸や川の下流を好むハクセキレイ、中流域のセグロセキレイとは互いにすみ分けている。水辺を歩きながら昆虫やクモを捕食するが、時にはフライングキャッチで飛んでいる昆虫などを捕る。崖のくぼみや樹木の枝の茂みのほか、人工物にも営巣する」と解説していて、ツメナガセキレイとは少し違うようなので、おそらくキセキレイではなかろうか。

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写真8 キセキレイ(野鳥観察図鑑から引用)



 筆者が撮った写真6や7では判断が難しいので、勝尾寺川の渓流に飛来してきた小鳥がキセキレイなら、写真8と見比べながら、今後みんなと注目して観察を続けたい。

ナラ枯れシカが犯人!

 昼食時前に豚汁広場の掲示板に、奈良・春日山原始林のナラ枯れは、シカが犯人という読売新聞夕刊(平成27年1月23日)の記事が掲示されていた。
 それによると、「世界遺産にも登録された奈良市の春日山原始林(国特臥天然記念物、l約300f)で深刻化している広葉樹の「ナラ枯れ」は、シカによる下草の食害が一因であることが奈良県の調査でわかった。下草が減って日当たりが良くなり、ナラ枯れを引き起こす甲虫の繁殖を招いているという。奈良公園な一帯に生息するシカは国の天然記念物のため駆除できず、県は対策に頭を悩ませている」という。

 3年前だったか、池田市で開催された「ナラ枯れ対策」の講習会に、春日山原始林を管理している担当の方が質問されていて被害の深刻さを知ったことを思い出す。

 春日山原始林は、木陰が多く夏場でも歩きやすく一昨年7月3日に歩いた時、クヌギの木にシートが巻かれたり、伐採して丸太が積んであるのを見た。(写真9)

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 写真9 春日山原始林でのカシナガ対策


 新聞記事の写真には、「シカの食害を防ぐために設置されたフェンス」の写真が掲載されているが、春日山原始林を歩いたとき、フェンスが張られているのをみて、なぜこんなところにフェンスが張っているのか」と疑問に思って通りすぎた記憶がある。

 記事には、「下草が食い尽くされた場所が至る所に広がっているに、文化庁の許可を得て、100平方b前後を囲って下草を守るフェンス(高さ約2b)をほか所に設けた。今後、さらに30か所に設ける予定だ」と書いていた。

 炭材作り

 竹炭やきは昨年12月に窯出しをしてから、一度も火入れをしていない。今年最初の1月10日の活動日には23人が参加しているが、翌日の「精錬(ねらし)」や「窯止め」の作業の担当者が居なくて断念したという。
 炭材作りには7人が竹の切断、竹を4つか5つに割る、節を取る、束ねる作業をしていた。(写真10)

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写真10 炭材作りの作業状況


 昼休み炭焼き窯を見ると、それぞれの窯の上に緑の葉っぱが供えられていた。(写真11)

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写真11 それぞれの窯の上に供えられた緑の葉っぱ


 例年は窯の中を空っぽにすることはないので、写真11のような状態で見ることはなかった。

 「サカキ」をウィキペディアで見ると、「古来から植物には神が宿り、特に先端がとがった枝先は神が降りるヨリシロとして若松やオガタマノキなど様々な常緑植物が用いられたが、近年はもっとも身近な植物で枝先が尖っており、神のヨリシロにふさわしいサカキやヒサカキが定着している」と書いてあった。

 いつも炭焼きを担当しているFさんは「感謝の気持ちで供えた」と話していた。今年も事故なく、良い竹炭ができることを祈って筆をおくことにする。 

(平成27年1月27日)



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