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第161話 森林浴に浸って「箕面だんだんクラブ」で活動しませんか![2012年02月05日(Sun)]

 大阪府の北西部に位置する箕面市は、全市の約60%が明治の森箕面国定公園を含む山間地域。緑豊かな北摂山系の南側に住宅地が広がっている。

 活動地はこの緑豊かな森林の中の「箕面市環境クリーンセンター」で、市が所有する「箕面市体験学習の森」である。甲子園球場グランド面積の17倍強の25.3万u、標高340mから標高570mまで230mの高低差がある。この広さと高低差のお陰で四季折々の移ろいを楽しむことができる。


定例活動日


 定例活動は毎月第1、第2の土曜日および日曜日と第4土曜日。10時からミーティング、16時ころまでには解散する。
 竹炭やき作業を行ったときは、翌日の日曜日に窯の空気を遮断するための窯止め作業もある。
 市の広報紙「もみじだより」の「市民の広場・オアシス」に第4土曜日、市民参加を呼びかけている。


「箕面市体験学習の森」の四季

 春は、ヤブツバキ、キブシ、ヤマザクラ、タニウツギ、エゴノキなど、気温の変化とともに、次々と木の花の彩りが変っていく。

 この山でのサクラの移ろいを見てみると、箕面の市街地のソメイヨシノが満開になってから1週間ほど遅れて、クリーンセンターへの進入路のソメイヨシノが満開になる。山に入ると、ソメイヨシノにやや遅れてヤマザクラが満開になっていく。




写真1 満開になった花見山のヤマザクラ


 ヤマザクラに1週間ほど遅れて5月の連休近くには、ウワズミサクラも白色の小花をつける。頂上近くにはエドヒガンの大木も咲いてくる。

 そのころになると、シャガの花が満開になり、タニウツギやエゴノキの花も咲き出す。活動拠点の豚汁広場の側を流れる勝尾寺川支流では、ウグイスもさえずり、初夏には渡り鳥のホトトギスなども聴ける。

 梅雨明けには、キツネノカミソリに続いて9月にはヒガンバナが咲き、蝉しぐれや渓流を吹き抜ける風が心地よい。

 蜩(ヒグラシ)の鳴き声が聞こえなくなる頃には、ススキの穂先が変化していく。秋には、カエデの紅葉が美しい。




写真2 治山ダムほとりの紅葉


主な活動内容

 箕面だんだんクラブは、1996年に市有林の保全活動を行うために、箕面市環境政策課が呼びかけた「もりもりクラブ」がその前身である。
 その当時は、森が放置されて下草も生えず、つる植物がはびこったジャングルで、光を求めて伸びる木々は、ひょろ長いもやしのよう(「もやし林」とか「線香林」という)であった。

 このジャングルのような森林を以下のような方針で具体的に活動を始めた。
1.植生の自然推移を中断し、明るい森を作るために、間伐、除伐をする
2.桜、椿等を育てるために陰を作る高木、中木を間伐する
3.昆虫、小鳥、小動物(リス、ウサギ等)の餌となる実のなる落葉樹の育成と植樹をする。(クヌギ、コナラ、アベマキ、クリ、エノキ、マユミ、ネズミモチ、ムラサキシキブ等)
4.ウグイス、冬鳥等のために谷川に沿っての藪は残す
5.スギ、ヒノキ等は適宜間伐、枝払い等をして豊かな林床を育てる
6.間伐、枝払い、除草した廃物、倒木等は整理。集積して土に戻るようにする
.さまざまな樹を知るために主だったものに名札をつける
8.案内標識を付けた散策コースを作り、森林浴の便に供する
9.安易に外部から植物を持ち込まないようにする


植樹

 毎年12月には、この地で採った木の実から育てた苗木を、箕面クワガタ探検隊、箕面エコクラブ、日本熊森協会、一般市民にも呼びかけて一緒に植えている。



写真3 大勢の参加で落葉樹の植樹の状況


 幼木はシカの大好物なので、植樹にさいしては写真3の白い保護管(ヘキサチューブ)で保護している。

竹炭つくり

 2004年3月から、箕面市社会福祉法人あかつき特別養護老人ホーム内の竹林および果樹園の間伐、草刈、保全、整理をボランティア活動の一環として無償で引き受けている。

 間伐した竹はドラム缶で作った手作りの炭窯でやき、同ホームおよびクラブ員のほかに、春、秋の「みどり生き生き、みのお生き生き」のイベント等で一般市民にも無償で配布、有効利用している。




写真4 炭窯への火入れ作業



 その他、竹林所有者から依頼されてモウソウチクを間伐し、整理して竹炭にしている。

階段つくり

 このほかに、箕面市山麓保全ファンドの助成金を受けて防腐剤を含浸した丸太を使用して階段を作り、散策コースとして継続的に行っている。



写真5 階段つくりの作業


 会員は箕面市在住者がほとんどであるが、近隣の茨木市、高槻市、吹田市、大阪市内からも参加している。
 最高齢は85歳の作業道づくりのベテランから、大工の棟梁だった人、機械器具類の整備にかかわっていた人など経験者も多いが、女性も7人も参加している。現在会員は41名。

 森林浴や植物の観察を楽しみに参加している人もいる。

 箕面市担当課と事前に協議をして、初夏には「餅つき大会」、盛夏には「暑気払い・ソーメン流し」、12月の植樹会の昼食には、名物の豚汁と焼きいも出している。

 「箕面だんだんクラブ」のパンフレットの「ボランティアの声より」のなかに「四季折々に開く親睦会、珍しい体験談や特技もとびだして、仲間たちの思わぬ一面が」と書いている。

 活動日の昼食時は、久しぶりに出会うみんなといろんな話題が出て楽しい食事になっている。


活動資金など

 年会費は千円のほかに、500円のボランティア保険が必要である。不足分は「みのお山麓保全ファンド」の助成金でまかなっている。

森林浴

 森林浴の効果は科学的なものより精神的なものが大きいが、 科学的な効能としては樹木が発散するフィトンチッドと呼ばれる物質の作用がある。特にマツ、ヒノキなどの針葉樹林ではフィトンチッドの発散量が多く、免疫力の向上などに寄与するという論文が発表されている。(ウィキペディアから引用)

 森林の空気を思い切り吸い込めば、樹木の香りで心を落ち着かせ、リラックス効果をもたらし、枝葉のざわめきが1/f(エフぶんのいちゆらぎ)の揺らぎを持っているので気持ちが安らぐなどの効用があるともいう。

注)1/fゆらぎとは、パワー(スペクトル密度)が周波数fに反比例するゆらぎのこと。ピンクノイズとも呼ばれ、自然現象においてしばしば見ることができる。具体例として人の心拍の間隔や、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、物性的には金属の抵抗、ネットワーク情報流、蛍の光り方などが例として挙げられる。(ウィキペディアから引用)



日常と離れた「体験学習の森」で、「森づくり」の活動をされてはいかがでしょう!

(連絡先 賀戸(かと)пi072−722−1745)


(平成24年2月5日)


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