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マザーハウス山崎副社長の講義に参加 [2009年06月08日(月)]
先週の土曜日は、大名での大名塾を変更して、七隈(福岡大学)での大名塾を開催した。10名の塾生が山崎さんとのランチ談話(?)に参加。13時からの大学生向け講義では、後ろの席に陣取ってくれて、学生が少しでも前に座ように圧力をかけてくれた(笑)。

大名塾のこのところのテーマであったブランドと関連する話を紹介しておこう。

マザーハウスのブランド力は「ものづくり」のストーリーに託される。ストーリーそのものがマザーハウスのブランドとなる。

一般に、ブランドにはストーリーがつきもの。ストーリーの存在が不可欠だ。マザーハウスがいうところのストーリーと他のブランド商品のストーリーとは一緒なのか?

いや、違うのだ。マザーハウスの場合、生産現場のあり方そのものがストーリーであり、その帰結として、自社工場が、中間流通を排除する店頭との連動が必至となるのだ。効率化追及を一義的な目的とするSPAとは違う。

山崎さんは語られた、聖書には聖地が必要であるように、聖地としてのマザーハウスには自社工場が必要なのだと。マザーハウスは、旅行会社とタイアップして聖地巡礼の旅(バングラディッシュの工場訪問の旅)を提供している。私は、その深い意味を昨日まで理解していなかった。ストーリーにウソや隠し事があってはならない。しかし、現実には、ブランドにまつわるストーリーは、生産現場から遊離するほどに、顧客に対する生産現場の開示が低くなるほどに、「つくり話」になっていく。

そのような取り組みは、短期的には、利益につながらない。だから、反ビジネスかというとそうではない。ビジネスとしてちゃんと回ることこそが必要だと山崎さんは強調される。

その話の関連で、こういう話をされた。バックなんて数的には有り余っている商品(顧客は10個、20個の在庫を抱えている)。そこに何らかの新しさがなければ、つくり、供給する意味はない。機能性だけなら、相対的に価格が高いマザーハウスのバックは買ってもらえない。デザインと品質に裏打ちされたストーリーがうみだす、顧客に新しい表現の手段としての有意義性を約束するブランド力の追求が欠かせないと。
Posted by Web Master at 08:28 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)