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大名塾とのつきあい方 [2008年04月13日(日)]
私は他者に何かを押しつけることをポリシーとしてしないことにしています。が、大名塾ではメンバーにあることを押しつけている。そのことをそのまま表現すると、巧く伝わらないかもしれないので、内田樹氏の「疲れすぎて眠れぬ夜のために」(角川文庫)の中にある「形が教えるもの」を紹介して、私なりのメッセージをお伝えする企てを思いつきました。

内田氏の指摘を以下、列記します。
「形式は表現にとって「ネガティブな条件」です。そして人間というのは、ほんとうに不思議なことですが、ネガティブな条件付けをされているときに、それをどう突破するか創意工夫をこらすことを通じて例外的な創造性を発揮するものなのです」(150頁)

「武道の形稽古の多くは、奇妙な身体運用を術者に要求します。日常生活では決してしないような怪しげな身体の使い方をしないと、その形をクリアーできません」

「この形は「どうして、こんな形を遣わなければならないのか、その理由を自分で考えてごらん」という問いの形でぼくたちに投げ与えられます」

「その問いに答えるためには、ぼくたちは「武道とはそもそも何のためのものなのか」という根源的な問いに繰り返し立ち返ることを求められます。その問いを繰り返し参照することなしには、暫定的な答えさえ出せないからです」

「これが最初のハードルです・・・・・・この最初のハードルを飛び越えることができるのは、「武道の形」には「何か今の自分程度の術技では理解が届かない深い意味があるに違いない」と思える人間だけです」(151頁)

「自分に分かること、自分にできることだけをやる人間と、自分に分からないこと、自分にできないことだからこそやりたいと思う人間を「スクリーニング」するこれが最初のハードルです。武道が求めているのは、そういう小さな自我の殻を破ることのできる人間です」

大名塾と武道とは同じものではないかもしれませんが、私の中では、内田氏の指摘を大名塾に引きつけて読みたい何かがありました。塾生の皆さんはどうでしょうか?