• もっと見る
«本日放送 | Main | 放送を終えてその2 孤独を知った日々»
放送を終えてその1 富田地区とのご縁 [2017年05月02日(Tue)]
みなさん番組観ていただけましたか?
このブログでは番組で放送されなかった話を
中心にしばらくシリーズで投稿していきます。

「地域魅力化ドキュメントふるさとグングン!」
ひとりぼっちのいない町というテーマで
大阪高槻市富田地区に入ったわけですが
実はこの地区はボクにとっては思い出の地でもありました。
1992年春。高校卒業後、福祉系大学への進学を
目標にしていましたが見事に大学受験に失敗。
まわりの友人はみんな大学進学する中
実家での予備校生活が正直イヤだったので
大学受験雑誌に広告の載っていた
新聞奨学生に申し込みました。
希望した京都はすでに定員いっぱいということで
予備校は京都だったのですが配属されたのが
富田地区の新聞配達所でした。

ところが新聞奨学生の生活はパンフレットに
書かれたことがほとんど行われてなく
仲間との寮での共同生活ではなく
あてがわれた古いアパートで一人暮らし。
正直それまで見たことないゴキブリや
ネズミとの同居生活(苦笑)。
風呂はついてないので銭湯に毎日行くのですが
背中が華やかな方ばかりでビビりまくり。
(実際は気さくな方ばかりでしたが)
夕食もまかないの暖かいご飯と仲間との食卓でなく
朝はパン、夜は弁当か総菜をアパートで孤食。
そして3時からの朝刊配達という契約書と違い
1時から朝刊配達。電話もネットのない環境で
毎日泣いて暮らしていました。
そしてGWの頃には一緒に入った新聞奨学生仲間は
みんなやめていってしまいました。

そんな暗黒の一年送った高槻市富田地域。
あれから15年後、ボクは地域の子どもの居場所づくりで
その暗黒の地(ボクにとってですが)へ入ります。

続く・・・

s_1992setohs.jpg
秘蔵写真シリーズ(?)高校の卒業式。
ゆっきー少年はこの1ヶ月後に岡山を出て
大阪で地獄を見ることになるとは知らなかった・・・
そして高校で友達と過ごした当たり前の大切さを
身にしみて感じることになるのでした。
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント