CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

CANPAN CSR大賞2009

カテゴリアーカイブ
最新記事
リンク集
CANPAN CSRプラス大賞一覧へ!
CANPAN CSRプラス大賞一覧

CANPAN 第1回CSRプラス大賞へ!
CANPAN 第1回CSRプラス大賞へ!

CANPAN 第2回CSRプラス大賞へ!
CANPAN 第2回CSRプラス大賞へ!

最新トラックバック
http://blog.canpan.info/csraward_2009/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/csraward_2009/index2_0.xml

市民投票結果レポート

「第3回CSR大賞」市民アンケートの結果レポート

第3回市民アンケートの結果レポートを公開しています。
詳細はこちらのPDFファイルをご覧ください。

9月18日 神奈川県CSRセミナーのレポート

9月18日に横浜で、CSRセミナーが行われました。このセミナーでは、ダイバーシティ研究所代表の田村太郎氏、株式会社富士通ワイエフシー代表取締役の宮浦完次氏、日本財団システム統括グループCANPAN企画推進グループ木田悟史氏、NPO法人神奈川子ども未来ファンド事務局長の米田佐知子氏にお話を頂きました。皆様のお話を頂きまして、CANPANインターンシップ生でレポートにまとめましたので、ご覧ください。
1,ダイバーシティ研究所代表田村太郎氏のお話について 担当:石山綾子、大網真依
 CSRセミナー時代が選ぶ企業とは〜地域とつながるCSRにおいてダイバーシティ研究所代表 田村太郎氏が講演してくださいました。以下私の印象に残った言葉です。
「日本企業のCSRは世界的に評価されていない。なぜならば,行っていないからではなく情報開示が正しく行われていなからだ。これは,日本企業のこれからの課 題である。開示していけば,企業の良い部分,悪い部分が明確化され,より市民やNGO団体など連携しやすい環境が出来てゆく。今後,企業と市民,NGO団体3者が連携をとり共に地球環境,国際問題などの責任を分かち合い解決していく必要があるのだ。」
 今回のお話をお聞きし一見,企業のCSRは私達と関わりのないものに感じられますが深く私達学生にも関わりがあり責任があるのだと感じました。
社会貢献を,企業に任せっきりにするのでなく私達もそのSRを担う一人であると自覚し,自分に問うきっかけとなる貴重なお話でした。(石山)
 今回のCSRセミナーでの田村太郎氏のお話の中で最も印象的であったことは、「企業だけではすべての社会責任を果たせない、つまりエンゲージメントや情報開示が重要になってくる。」ということです。このお話から私たちが今調査を行っているCSR報告書の重要さを改めて感じました。また消費者や市民、住民も主体的に参加できる、つまり私たちも常に責任があるということを真摯に受け止めて生活していきたいと思います。(大網)

2,株式会社富士通ワイエフシー代表取締役の宮浦完次氏のお話 担当:廻田彩夏
 続いて、神奈川県内のCSR活動における先進企業の取り組み事例として、株式会社富士通ワイエフシーより、代表取締役社長の宮浦完次氏がお話しくださいました。ユーモアと温かみの溢れる宮浦取締役のお話は大変興味深く、しばしば会場には笑い声がこぼれました。
 同社は、本業を通じて社会的責任を果たすべきとし、主にワークライフバランスによって地域社会に貢献することを中心に、先進的なCSR活動を行っております。 30数年働き続け、ひょんなことから怪我をしてしまい、2ヶ月間過ごすこととなってしまった病床で、宮浦氏はご自身がいなくても経営活動が継続的に行われること、毎日奥様がお見舞いに来てくださることなどに、それまで特に気になることのなかった社員と家族の大切さを、改めて強く実感したそうです。それをきっかけに、社員重視・お客様本位のわかりやすい行動指針へ改正し、持前の行動力と勢いですぐさま「女性活性化プロジェクト」の活動を開始しました。「女性活性化プロジェクト」では、女性社員の意見をアンケート調査やフォーラムの開催などから集約し、具体的な改善プランを提言して女性社員の働きやすい環境を目指しています。寄せられた多くの要望を検討する中で、女性活性化をするということはすなわちワークライフバランスを実現することであるとの考えが生まれ、活動はワークライフバランス推進室を設け全社活性化を目的として行われるようになりました。そして、女性社員からの多くの要望のうちのひとつであった、「在宅勤務(テレワーク)を可能にして欲しい」との意見を早速取り入れ、ワークスタイルを多様化する取り組みを行ったところ、女性幹部社員が誕生し、結婚・出産・育児・介護を理由とした退職者を0名にすることができました。また、テレワークの導入により、業務を計画委にこなし有意義に休暇取得をすることが可能となり、残業時間を減少させ、定時退社実施率を約90%にまで上げることに成功しました。一方、テレワークによる効果は環境保全においても発揮されています。テレワーク導入により、消費エネルギーは格段に減り、週1日の在宅勤務により年間約4.4トンものCO2排出を削減することにつながるとわかっています。
 ワークライフバランスを充実させ、社員が元気に気持よく楽しく働ける会社を作る取り組みをおこなってはいるものの、経営に悪い影響はなく、売上も伸びている兜x士通ワイエフシー。宮浦氏のお話からは、充実した現状と温かい確かな未来が感じられました。
 
3,NPO法人神奈川子ども未来ファンド事務局長の米田佐知子氏のお話 担当:関雄
 最後に、今回のCSRセミナーの主催者であり、子どもの育ちを社会で支えるための資源循環を促す中間支援組織である「認定NPO法人神奈川子ども未来ファンド」より「子ども・子育て支援推進をめざす企業等とNPOの連携具体化のしくみづくり」についての紹介がありました。企業とNPOの連携促進のために、神奈川子ども未来ファンドでは主に3つの取り組みを行っています。
一つ目に「企業の地域子育て支援貢献活動の取り組み状況・NPOとの連携意識調査」ですが、調査の結果「検索コスト」「交渉コスト」「モニタリングコスト」の克服が必要であることが分かり、NPOの情報公開インフラの整備やNPOの情報開示意識の向上に取り組んでいます。
二つ目に「かながわ子ども・子育て応援倶楽部(仮)」構想ですが、これは地域資源マッチングの環境づくりやNPOの信頼性を担保する主体づくりに取り組んでいます。企業とNPOの連携だけでなく、企業同士・NPO同士の横のつながりも連携を促進しています。
三つ目に「神奈川の子ども支援ポータル開設・セミナー開催」ですが神奈川県内の子ども・若者や子育てを支援するNPO・企業の活動、連携がわかる「神奈川の子ども支援ポータル」を2009年10月20日にオープンを予定しています。
これらの取り組みは非常に斬新で画期的であると思います。悩みを抱えている子ども、若者、子育てに関わる人は、神奈川県だけでなく全国に多く存在しています。このような取り組みが全国に広まると、日本の子育てが大きく変わるのではないかと強く感じました。

今年も強いぞ、東海勢!〜これからのSRを先駆ける〜

昨年度の大賞を輩出した東海予選が、今年もユニークな強豪4社によって8月26日(水)に行われました!
 これからCSRってどうなるの?次のステージに進みつつあるCSR、その先駆けとしてお手本になる会社がこんなところにいるではないか。「これからのSRは企業・地域・市民・世界とのEngagementが鍵」と、ダイバーシティ研究所・田村代表の講演で始まった東海予選はそう感じさせるものでした。

【土日はわしらのウィークデー】加藤製作所
 「意欲のある人求めます。男女問わず。ただし年齢制限あり。60歳以上の方。」こんな募集をした加藤製作所では60歳以上の幸齢者がなんと従業員の44%!土日に幸齢者に働いてもらうことで、地域雇用を生み出し、人々を活気付けつつ、工場の稼働率も上がる。会社経営とCSRが同じ線上にあることが三方を喜ばすことにつながるのでしょう。働くことが生きがいになり、幸齢者結婚までうまれるということですから、日本全国で見習いたいものです。

【一度しかない人生どう生きるか】サラダコスモ

チコリを持って「人に役立つことをするのが会社の使命」と、力説するサラダコスモはもやしを漂白しないで売ることを決意し、最近ではチコリの国産に取り組んでいます。なぜチコリ??というのは、他社との競合を避けるため。休耕地や高齢者という地域の資源を活用、地元野菜を使うレストランを作るなど地域を活性化する地域密着型。会社の理念そのものがCSRになっていて、チコリ芋もお茶や焼酎に使って無駄は出しません。

【加子母をアピールしに来ました!】中島工務店
 「地球に生きる」と書かれた会社案内の裏表紙には緑豊かな加子母の風景が載っています。会社の話はさておいて、加子母の話ばかりをしてくれました。それは、会社の経営とこの地域のあり方が境目もわからないぐらいに重なるからでしょう。環境問題を考える、みんなが仲良く暮らす、そんな基本的なことがこの地域では企業も含んで実践されているようです。会場では加子母に魅せられた訪問希望者が続出しました。

【障がい者との共育ち】中西

従業員57人中26人が知的障害者、そのうち22名が重度判定。中西では障がい者と共に環境リサイクルを進めています。数字だけを見れば成功しか見えませんが、その裏にある日々は決して楽ではありません。職業を通しての自立支援は時に個人として関わりであり、その裏に隠されている努力は計り知れないものです。そんな中でも健常者の方々は明るく、自分たちが教えられることもあるのでこれは「共育ち」だと言います。会社の価値とは何なのかと、CSRの大本を考えさせられました。


どこも代表にふさわしい4社。そんな中、本選出場が決定したのは………中島工務店!!!

会社だけではなく、会社ともども加子母という一つの地域として歩んでいることが評価されたようでした。もはやCSRは企業だけのものではなく、SRとして全体で取り組んでいくものであるということでしょう。

 勝ち負けは関係なく、どこの会社もこれからの社会で見直していきたいことが実践されていました。CSRという言葉が存在する前から続いてきている「天然系SR」。今こそこの天然系SRに学ぶ時ではないでしょうか。何よりも、どこの会社もCSRを苦しんでやっているのではなく、笑顔で取り組んでいることが印象的でした。本選ではCSRを通しての笑顔の作り方を全国に広めてもらいたいです。


地域CSR セミナー<8月4日開催>

■内容
●基調講演
「ペイするCSR(企業の社会的責任)を考える
〜ちゃんと(C)説明を尽くし(S)リターンを期すということ(R)〜」
樽見 弘紀氏(北海学園大学法学部教授)

東インド会社の設立の歴史を見てもわかるように、企業は「出資」と「配当」いう
仕組みと、国益にかなう事業を行うという目的を背負って生まれた。ミルトン・フ
リードマンのいう「企業が慈善にうつつを抜かすと3つの罪を犯す」というのは、
基本的には間違っていない。それをアメリカではどのように寄付にお金を使ってい
るか、情報開示でもってステークホルダーにきちんと説明をしている。日本のCSR
に足りないのは説明ではないか。

アメリカでは裁判を通じて、透明性のあるプロセスで寄付の道を作ってきた。APス
ミス裁判という歴史的な事例がある。APスミス社がプリンストン大学に1500ドルを
寄付し、株主に訴えられた。その時の判決は「企業が資本家の個人の資産だった時
代ならば、個人として寄付をした。現代は、資本家にかわって企業が富を持つよう
になったため、個人に代わって企業は寄付をできるともつようになった。」と寄付
の正当性を認めている。


●CSRの先進事例から学ぶ
西川 一仁氏(日本理化学工業株式会社美唄工場 取締役工場長)

昭和12年創業、昭和35年に障害者雇用をスタートされ、49年が経過しました。はじ
めから障碍者雇用に強い「理念」を持って受け入れることができたわけではなく、
最初は当時専務だった大山会長が東京青島高等養護学校の先生から、生徒を働かせ
て欲しいと頼まれたことがきっかけでした。一度は断り、一週間だけの就業体験な
ら、と、しぶしぶ2人の知的障碍のある生徒さんを引き受けたところ、とても熱心
に働く生徒さんの姿に、働く喜びをひしひしと感じた健常者の従業員が「できない
ことは自分たちが助けるから、おいてあげて欲しい」と工場長に願いでたことから
知的障碍者の雇用が始まりました。当時は知的障碍者の雇用がほとんどなく、障害
者の法定雇用率の対象にも含まれていなかったような時代でした。昭和56年には日
本で最初の重度障害者多数雇用事務所モデル工場にも指定されました。

美唄市には、炭鉱産業の後、企業誘致と福祉に力を入れていた市からの工場を誘致
したいとの話を受けて工場を設立。また、廃棄物として捨てられていたホタテの貝
殻を再活用に取り組むことになり、平成16年から北海道立工業試験場共同研究ス
タート。実際、製品完成までの道のりは簡単ではなかったが、理念を共有して試験
場の協力が得られたことや、「北海道リサイクル認定」を受けることができ、品質
は高く評価されています。

他にも、ガラス瓶とペットボトルを使用した環境対応製品を製造されたり(旭川市
の旭山動物園で採用)、ハンガーリユース事業の開始など、次々と新しい事業に取
り組まれています。「簡単なチョークづくりだから障碍者でもできる」と言われた
ことを跳ね返したくてプラスチックの形成を始めたり、挑戦を続けてこられました。

工場での品質管理のための工夫や5Sを基本とする人材教育・マネジメントのお話
は書籍にも詳しいのですが、日本理化学工業さんが試行錯誤されてこられた「道」
がうかがえました。

「品質のよいものを提供し、お客様に満足していただくことを一生懸命考えるから
さまざまな工夫ができる。」「保護されているだけでは味わうことのできない、
『はたらく喜び』が人を成長させる。」と、福祉と異なる企業の役割に、多くの参
加者がうなずいていました。


「企業のための社会活動セミナー2009」

★環境管理システム研究会って?
環境管理システム研究会は、ISO14001などのマネジメントシステムを
自主的に勉強しよう!ということが原点だそうです。
自治体の取り組みを経年で調査をして、報告書を出されています。
福岡などの地元の中小企業の経営者の方も、たくさんメンバーに居られます。
良い取り組みをしている中小企業の事例を集めた書籍を2月に発行
されています。

「中小企業の社会的責任経営」

セミナーで事例を報告してくださったエコー電子工業さんや、
第1回CSR大賞ノミネートのリバイブさんも紹介されています。


★基調講演
「九州地域における本業を通じたCSR戦略〜社会的企業へのアプローチ」
社会起業家支援ネットワーク九州(SINK)代表 古賀敦之さん

CSRの考え方や今なぜ求められているのかについて、水俣病の問題を
ひもときながら説明。
「社会的企業」という表現で、社会起業家の視点を示しながら、
企業が社会課題に関与していくことについて、他セクターとの協働で
可能性を示しました。協働のポイントは「共感のメカニズム」を知り、
経営に組み込んでいくこと。
人口をNPOの数で割る独自の指標を提示しつつ、九州・福岡の弱点も
指摘。
「疲弊する九州地域を替えていくことが必要!」と力説されました。


★事例発表:エコー電子工業株式会社 
パソコンの部品を作る企業。
「人と緑のソリューション」という基本方針のもとに、
97年にPCの情報リサイクルセンターを開設。社内にみどりの委員会発足。
九州のIT企業の中で最初のISO14001の取得し、02年に初めて
環境報告書を発刊。
セキュリティ委員会、虹の委員会(職場安全、健康)、COM委員会
(改善活動)を設置して、取り組みを推進中。
今後は、お客さんが商品を購入することで、環境保全に参加できる
ビジネスモデルの組み立てに挑戦!


★事例発表:まるは油脂化学(株)
使い手の安全にこだわった無添加の石けん作りを続ける会社。
法定の表示義務以上に、全ての原材料表示を全ての商品にしてきた。
汚れが落ちるだけではなく、環境にも配慮されている商品の開発
を行っている。
また、石けんの製造過程にでてしまう廃棄処分される石けんの端っこ
を形成しなおした「わけあり石けん」も好評。


★パネルディスカッション
事例発表企業が上手く取り組みが進んでいる秘訣秘訣や取り組みを
継続するための人材育成から、ディスカッションがスタート。
短い時間でしたが、フロアからの質問も入り、会場や登壇者一体となって
議論を共有しました。

地域のCSRを考えるセミナー

【日時】 2009年9月25日(金)13:30〜16:30
【主催】 NPO法人ならNPOセンター
【協力】 日本財団(公益コミュニティーサイトCANPAN)
     ダイバーシティ研究所

【内容】 

○ 基調講演 『ISO26000が始動する』
ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎さん

○ 地域の企業のCSR取り組み事例発表
奈良近鉄タクシー株式会社 営業部長 中川康久さん
株式会社南都銀行 総合企画部 業務役(広報・CSR担当) 西元雅彦さん
株式会社 ファロックス 代表取締役 吉村直樹さん

○ パネルディスカッション
パネリスト
                奈良近鉄タクシー株式会社 営業部長 中川康久さん
株式会社南都銀行 総合企画部 業務役(広報・CSR担当) 西元雅彦さん
株式会社 ファロックス 代表取締役 吉村直樹さん
コーディネーター
                    ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎さん

○ 基調講演 『ISO26000が始動する』〜地域でつながるCSR〜
ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎さん

・ ISO26000が始動する!
SRの国際規格であるISO26000の始動(2010年秋〜)により、SRも「国際的に異なっていると困るもの」と考えられる時代になってくる。

・ 変化が求められる日本のCSR
日本企業のCSRは「環境」面では世界的に遜色ないレベルにある一方で、ダイバーシティやワークライフバランスの推進、障碍者雇用率や女性の管理職比率の情報公開などの「社会」面ではまだまだ不十分である。

・ 地域で進めるCSR
企業だけではすべての社会責任を果たすことは難しい…
そこで、SRを共有(エンゲージメント)することが必要である。
SRの共有(エンゲージメント)を地域で推進してくためには、地域全体で総合的にSRに取り組み、「SRが進んでいる地域」として地域全体の価値を向上させることが必要である。

・ まとめ〈ISO26000時代の企業経営と地方におけるCSR〉
地方企業のCSR経営を推進するために…
@まずは自社の現状をISO26000に照らし合わせ確認し、公開すること。A複数の企業、多様な担い手との協働で、SRを実現すること。顔の見える関係性が構築しやすい地域では、「ステークホルダーエンゲージメント」が展開しやすい。B安さ、便利さ、儲けを追求する市民(消費者・投資家)だけを追うことをやめ、SRを共有できる市民を地元で増やすように努めること。またNPOとの協働で市民を味方につけることも重要。

○ 地域の企業のCSR取り組み事例発表

奈良近鉄タクシー株式会社 営業部長 中川康久さん
・ 会社概要、経営理念、行動規範の紹介
・ CSRの事例紹介
「人に優しいタクシー」「環境に優しいタクシー」をコンセプトにCSRを推進。
「人に優しいタクシー」の取り組みでは、少子高齢化社会に対応するために、「子育てタクシー」と「介護タクシー」を運行。
  詳しくは…近鉄奈良タクシーホームページhttp://www.narakintaxi.co.jp/service/
「環境に優しいタクシー」の取り組みでは、エコドライブ15原則を掲げ、エコドライブを推進。実際に、CO2の削減に貢献した。またハイブリットカーの導入も進めている。


株式会社南都銀行 総合企画部 業務役(広報・CSR担当) 西元雅彦さん
・ 本年度よりCSR推進部を始動。
CSR推進の4本柱として@社会貢献A環境保全BCSRの組織化C情報開示を掲げる。
@ 社会貢献活動
人的貢献と物的(金銭的)貢献の2つの側面から貢献。
A 環境保全活動
吉野のもりと産業を守るNPO法人「Yoshino Heartプロジェクト」を支援。
林業の需要拡大のための支援を行う。
イベントや店頭での「Yoshino Heart」製品の配布(ポケットティッシュなど)やアド箸(広告付き箸)への協賛、地元の林業関連業者の方々へのNPO参加を呼びかけなどを実施している。


株式会社 ファロックス 代表取締役 吉村直樹さん
・ 特殊なセラミック素材を使った製品の開発
活水器(農業用の水を散布する装置)によって収穫量が増加する。セラミックを調理器具に応用した製品によって、食用油の酸化を防ぐことができ、経費の削減に貢献する。これらのセラミック技術を応用した製品によって、地元の産業が元気になり、雇用も生まる。自社製品、自社の技術によって地域に貢献する。

○ パネルディスカッション

コーディネーター田村太郎さん(以下、コ)〉各企業の事例で紹介して頂いたようなCSR活動の発案者は誰ですか?
奈良近鉄タクシー(以下、奈)〉会社トップのイニシアティブからはじまり、子育てタクシーの取り組みに関しては、NPO法人「わははネット」からの助言を頂いております。
南都銀行(以下、南)〉吉野ハートプロジェクトの取り組みに関しては、会社のトップ(吉野出身)イニシアティブから始まりました。
コ〉(奈良近鉄タクシーさんへの質問)エコドライブの効果は?
奈〉事故が半減しました。
コ〉(南都銀行さんへの質問)吉野ハートプロジェクトの今後の行方は?
南〉まずは形から入ったプロジェクトなので、より実体のあるものへとしていきたいです。
  林業の需要を作ることや、また(吉野の林業支援は県の施策としてもありますが)県の施策とは別の角度からの林業支援に取り組みたいです。
  今後は林業だけでなく、吉野全体を支援するロジェクトへと発展させていきたいです。
コ〉取引先のCSRはどうですか?
南〉ISO14001を未取得な取引先様に対しては、アドバイスやセミナーを開催するなどして、取得を支援してきましたが、最近はISO14001取得も頭打ちになってきています。そろそろISO26000にシフトしていかなければならないのかと思っています。
コ〉社会課題と企業活動についてどのようにお考えですか?
ファロックス(以下、ファ)〉社会課題(NPO)と技術屋(企業)の出会いの場がもっと必要だと考えています。
コ〉どのような場があれば、CSRがもっと活発になると思いますか?
奈〉コミュニティがCSRの醸成の場になればと思います。
南〉企業と林業のマッチングの場に吉野ハートプロジェクトがなればと思っています。
ファ〉まずは、現状に取り組むことです!

○ 質疑応答

Q〉「ステークホルダー」よりも「シェアホルダー(株主)」の方が重要なのではないか?
A〉むしろ反対に、ISO26000では、今までのシェアホルダー(株主)偏重を見直すという視点に立脚しています。(回答者:ダイバーシティ研究所 田村さん)

Q〉従業員も喜ぶCSRとはどのようなCSRでしょうか?
A〉コストのかかる、儲からない仕事でも必要だと認識しています。(回答者:奈良近鉄タクシー 中川さん)

Q〉CSRを全社的取り組みにするにはどうにすればよいでしょうか?
また、(南都銀行さんは)奈良を代表する企業として牽引していってほしいと思います。



地域のCSRセミナーin大阪 2009

パネリストのどなたが基調講演をされてもセミナーが成り立ってしまうような、
豪華なメンバーでのパネルディスカッションがメインでした。


<パネルディスカッション>

最近のCSRの傾向として、企業に内在するエネルギーを活かしたり、
また、外部の社会的な課題に取り組むNPOとのアライアンスの中から
ソーシャルビジネスが生まれているということが見られる――
司会の法橋氏より、そのような事例の代表的な3組のペアが紹介されました。


○菊地 健氏(パナソニック株式会社、他)
○赤澤輝行氏 (株式会社eスター 代表取締役)

赤澤氏が将来の低炭素社会への貢献をめざして立ち上げた株式会社
eスターは、省スペースでできるコージェネレーションシステムの技術
開発・販売を手がけています。パナソニック株式会社には創業者の
松下幸之助氏のような起業家精神をもつ社員を応援する社内ベンチ
ャー支援制度(パナソニック・スピンアップ・ファンド)があり、それを利用して
2005年に創業されました。

2001年度より、多数の社内希望者から厳選されて起業した29社のう
ち14社がすでに撤退している程ニュービジネスは厳しいのが現実だそ
うですが、それでも、この支援制度はパナソニック本社の活性化に大
きく寄与しているとのこと。
そんな起業家マインドを持つ人達や応援者達がつながっていく、社
内外に広がる様々なネットワークが菊地氏より紹介されました。


○雁瀬 彰氏 (株式会社クボタCSR企画部)
○小頭芳明氏 (クボタワークス株式会社 代表取締役)

株式会社クボタが2006年新たに策定した経営理念は「豊かな生活と
社会の基盤を支える製品・技術・サービスを通じて、社会の発展・地
球環境の保全に貢献する」。雁瀬氏より、農機の製造・販売会社とし
て、特に世界的な課題である食料・水・環境分野に貢献できないかと
取り組みはじめた耕作放棄地再生支援、「クボタ元気農農園」などの
活動を中心に報告されました。
また、CSRのひとつの側面である障碍者雇用の責任を果たすために2
003年特例子会社クボタワークスが設立されました。国内の17.5人に1
人は障碍者。全国には724万人の障碍を持つ方がいるのに、そのうち
働いているのは50万人。「社会の変化に対応して企業の役割も変わ
る。」と、1.8%の法定雇用率を満たすだけに止まらず、より重度な
障碍を持たれる方や雇用機会の少ない知的障碍者の方の積極的な雇用
に取り組まれています。


○楠 正吉氏 
(積水ハウス株式会社コーポレート・コミュニケーション部 CSR室長)
○中條 桂氏 (特定非営利活動法人トゥギャザー 理事長)

積水ハウス株式会社は全国に約135の支店、500の展示場を持ってい
る世界で一番住宅を売っている会社だと楠氏よりご紹介がありました。
企業としては、住宅を通じたユニバーサルデザインや障害者雇用の推
進をきっかけに障碍者の問題に関心を持ち、SELP製品を展示場で
ノベルティとして採用する取り組みにつながりました。

※SELP製品とは「Self-Help(セルフ・ヘルプ)」からの造語で、
自立自助のために授産施設などでつくられている製品。

全国で9万人が授産施設で働いていても、ビジネスとして成り立っ
ているところはほとんどありません。品質や量の課題があり、例えば
積水ハウスの500の展示場が一斉に注文すると施設がパンクするとこ
ろを、幾つもの施設でネットワークをつくり品質管理を担当している
のが中條氏のNPO法人トゥギャザーです。「積水はただ製品を買って
るだけでしょ」とよく言われるそうですが、商品開発も一緒になって
行われています。

====

質疑応答の時間には参加者から50枚を超える質問票が集まりました!

法橋氏より、「『大企業と組んでいることろはええわな』で終わらずに、
どこであっても模索しているということを感じて欲しい。」という呼びかけがあり、

パネルより、「社会的でないビジネスなんてない。社会の要請にもとづいて
法律制度が変わったり、企業への要望も変わる中で、企業の取り組みは
施行錯誤せざるをえない。

NPOと企業の関係は単発の寄付のお願いではない企業は自分の社会的価値を
探しているそれを教えてほしい。大事なのは、長く続ける仕掛け。
チャリティーでは続かない。ビジネスパートナーとして共存共栄していきたい。」と、
まとめられました。


個人的には、菊地氏が「社会的な事業はすぐには結果はでない。7年
赤字でも辛抱して、10年やってあかんかったらやめた方がいい」と
言われたことに、とても励まされました!

第3回CSRセミナー in せんだい <8月28日開催>

加藤氏による挨拶の後、せんだい・みやぎNPOセンターの理事でもある
東北大学大学院経済学研究科の大滝精一さんより基調講演がありました。

「地元密着型企業に求められる儲かるビジネスモデルとは」

リーマン・ショックを契機に起こった世界的不況の中で、地域の企業にとっ
てそう簡単には景気回復が期待できない。しかし、不景気の中で新たな価値
をつくる優良企業は世界中で台頭しつつある。日米独に台頭する不況期の優
良企業を紹介する本を3冊紹介する。

・坂本光司「日本で一番大切にしたい会社」
・ボー・バーリンガム「SMALL GIANTS」
・隠れたコンピタンス経営(英語)「Hidden champion company」

それらの企業には共通点があり、既存の企業というもの対する社会通念に
疑問を投げかけている。事業は拡大・成長し続けなければならないものでは
なく、木のようにゆっくり成長してもいい。日本は実は長寿企業が多くある
国である。企業は大きくなるにつれて自分でコントロールすることが難しく
なる。人間的な規模(ヒューマンスケール)ということが大切。成長のため
の成長であると社員も経営者も苦しくなる。

また、多くの隠れた優良企業に共通するのは、顧客にソリューションを提
供している。CSRはすべて利害関係者との関係に帰着する。企業の経営とCSR
は切り離せない。

企業にとっては5つの価値基準の順番が大事。
1.社員同士がお互いのためを思うこと
2.顧客のためを思うこと
3.地域のためを思うこと
4.サプライヤーのためを思うこと
5.投資家と収益性にも配慮すること

お客様が第一といっても、お客に価値を提供するのは社員である。社員を大
事にせず、顧客第一主義というのは実は成り立たない。

儲けるという漢字は「信者」と書く。儲けるというのは、信者を増やすと
いうこと。信者はお客だけでなく、従業員との関係。社員がお互いを信じる。
地域社会から信頼されるということ。


有限会社 アゾット 代表取締役 相澤 謙市氏

DV被害を受けて保護された3歳〜5歳の子どもと一緒に絵を描いて、Tシ
ャツにプリントし、販売するチャリティを手がける。子ども達がはじめに書
く絵は、人が倒れていたり、ナイフで血をふいていたり。将来日本を背負っ
て立つ子ども達がこれでは大変だということに気がついた。

自ら率先垂範で子ども達と関わりを持ってきたことを通じて、社員が自分
で考え、行動するようになった。顧客と本気で関わり、顧客との絆を意識す
るようになった。そうすると、口コミが起こり、売り上げが4,5千万から
2億円にまで成長した。やる以上は、何かを得ないといけない。有形のもの
はビジネス、無形のものは心の成長。数少ない大切なこと大事にしたい。


◆株式会社 柏屋 /青い窓「こどもアトリエ」館長 橋本陽子氏

1852年創業、街道沿いの茶屋の時代から人気の薄皮饅頭。「ゆずりは」の
ように代が替わり、現在は5代目。2年後に160周年を向かえる。
昭和33年、社長が子どもの詩に励まされたことも背中を押して、子どもの
詩を置く場所をつくった。詩集を発行し、展示などをおこなう青い窓「こども
アトリエ」を無受けている。子どもにとってのお母さんのポケットのような、
そういう会社になりたい。企業理念に子どもの詩を据えている。

水害の被害にあったとき、「青い窓」を辞めざるを得ないと思ったことは
あった。しかし労働組合から続けてくれというバックアップがあった。それ
に励まされて、続けることができた。人としてどんな人間であったら信用さ
れるのか。子ども詩が教えてくれる。会社の宝物として大事にしたい。


アゾットさんには紅邑さん、
柏屋さんには(株)明天の貝沼さんが発表者の横に座られて
インタビュー形式でお話をお聞きする部分もありました。

発表者の人柄もよくわかり、引込まれるトーク・セッションでした。


市民が選ぶ「第3回CSR大賞」地域推薦枠

開会の理事長挨拶、電報メッセージに続いて、事務局小松さんより
昨年度の登壇起業の「その後」について、ご報告がありました。

昨年、発表してくれた企業が、今どうしているのか?
その後も継続されている活動の様子が知れるのは嬉しいですね。

今年は8月上旬からエントリー企業を募集。48項目のチェックポイントや、
この会場での審査基準(3つ)について、アンケートを取られ、
それをもとに審査会を実施され、厳選された7企業が登壇されました。

会場の参加者は(今日も満席!)それぞれの発表を10分づつ聞き、
「経営と両立した取り組み」
「地域社会への影響」
「高知らしさ」
の、3項目を5点満点で評価して投票用紙に記入します。

・ミタニ建設工業 株式会社

建設業だからできる地域への役割と、業界のイメージアップのために!
社内の未婚者の婚活を支援(売り手良し)、通勤・通学時間帯の社員による
街頭での見守りなど(世間良し)、情報開示(買い手良し)ではブログを活
用し、昨年のCANPANのブログ大賞で部門賞を受賞。小学生や近隣住民からも
らう手紙が会社の宝物に。

・トマト村

トマトの大規模生産を目指し、月給制で休日もある農業を。子供たちに農業
を教え、リアルなことを学びながら、将来の生産者、賢い消費者になっても
らう。県外からの外貨獲得のための重要な産業。農家が儲かると土地を持っ
ている人も、大工も儲かる?農業が他産業に比べて労働条件が厳しいことや、
輸入作物の増加などの問題をみんなで考えよう。

株式会社 三翠園

挙式をあげたカップルが高知県の森に植樹できるウエディングフォレスト。
2人の愛が森になる。県の森づくり事業に先駆けて森林保全に貢献。植樹に
参加した夫婦と地域の人との交流も生まれ、当社との絆も深まりリピート率
が高い。経営面からも力を注ぐべき取り組みだと感じている。今後はより高
知らしさを取り入れ、カツオのたたきの実演、引き出物は高知県産のもので
地域の活性化に貢献。

株式会社 ほっとこうち

タウン誌を発行したりイベント企画をしている。高知県内のお母さん(お父
さん)の会員組織を作っていたが、CSR活動としてはじめたわけではなかっ
た。しかし、多くのママさんと出会うことでニーズに気がつき、意見を取り
入れるように。子どもを連れて遊びに行けるイベントの企画が生まれたり、
パート先を求めているニーズと当社にあった仕事がマッチし、パート雇用が
生まれるなど。

株式会社 フタガミ

DIYを提案するホームセンター。高知では南海大震災が必ず起こる。
出張防災教室をはじめ、地域に広がっている。信頼関係を築ける顧客が増え、
防災関連の商品の売り上げにもつながった。子どものための防災教室を行っ
ている。当社のCSRはトイレ掃除や空き缶ウォークなど、全てに子どもが関
わっている。当社のCSRは将来の地域の人材育て。

株式会社 土佐御苑
老舗の旅館。当社にとってCSRとは、1お客様のため、2仲間のため、
3地域のため。アンケート向上CS委員会、KS(企画制作&経費削減)委員会、
ビューティー委員会(地域への清掃、社員の身だしなみチェック)などの活
動を通じて、社員の人間力を高める。社員の人格形成、大人としての自覚に
つなげることが企業の責任であり、存在意義である。

株式会社 サニーマート

スーパーマーケットとして、食育活動にとりくむ。店内のキッチンでの料理
教室やメニューの提案など。関連商品の売り上げが増加し、メニューの提案
やリクエストを通じてお客様との距離が縮まった。食育は、店の全ての従業
員が関わることができる活動であり、従業員のチームワークが良くなり活性
化につながっている。従業員の仕事満足度の向上。


登壇企業が多く時間が短かったので、発表者皆さん、一言一言に
とても力がこもっておられました。さて、投票の結果は?

この後、障がい者の自立・社会参加を促進するベーカリー(全国26店舗)

株式会社スワン 代表取締役 海津 歩氏
の講演がありました。

人材開発、商品開発、マーケティングという、まっとに事業を展開するため
に必要なことと、正しいことはうまくいくという信念と、
エネルギーに溢れる経営者の方でした。

海津社長のお話を省略するのは、もったいないですが
生で聞く機会があれば、その方がきっと、素敵です。

地域と企業をつなぐ CSR セミナー 2009 <8月5日開催>

■講義「地域志向のCSRとは」 講師 岸本幸子 氏 (パブリックリソースセンター 理事・事務局長)

CSRを定義する定まった日本語はないが「持続可能な社会づくりに向けて
企業の長期的な存続を可能にする経営のあり方」ではないだろうか。

ISO26000という国際的な規格づくりもおこなわれている。そこではCSR(企
業の社会的責任)だけでなく、あらゆる組織のSRが問われる。ISOの規格
の中にも中小組織(SMO)について特記事項がある。

・大規模な組織よりもプロセスは柔軟で略式でもよい。
・必ずし7つの中核主題すべての課題に関連性を持つわけでもない。
・同業者及び業界団体と共同で行動する方が効果的な場合がある。

中小組織のSR事例として、ISO26000の国内委員会で
「平成20年度SR実践に関する中小企業事例調査報告書」を出している。
http://iso26000.jsa.or.jp/_files/rec/repo/part1&2.pdf
http://iso26000.jsa.or.jp/_files/rec/repo/part3.pdf

中小企業のCSRは本業そのもの。地域社会に受け入れられるにはこれしかな
かったという経営戦略であり、単なる社会貢献や法令順守ではない。規模が
小さいからできないというのは思い込みであって、ステークホルダーとの距
離が近さを活かせる。できないことは外部の力をかりる。大事なのは社員。

今後の課題としては、カリスマ経営者のあとの人材育成。それから、
「できるところから始める」とできていない部分も残るが、触れられたくない部分
についても情報開示していくことが、次のステップとしては重要ではないだろうか。


■株式会社吉川油脂 取締役 吉川千福氏

従業員90名中、知的障がい者39名勤務。1975年設立廃食用油回収及びリサイ
クル事業。廃油はインクの原料や飼料になる。国際相場によって価格が大き
く影響を受ける。価格も顧客も流動的な業種であるのが現状であったが、
顧客と継続的な関係をもったり、コンプライアンスに責任を持てる組織にし
たいと思い、環境・CSRに取り組みはじめた。

ドライバーは油を運ぶだけではなく、法律を知り廃油漏れなどにも対応でき
るようにしている。環境関連法令の勉強会や廃油漏えいに対する処理の方法
や教育を行っている。また、
全国ではじめて「再生利用事業登録」を受けた。ほか、エコアクション21
など様々な認証や許可を受けている。温室効果ガスの排出抑制を目標にバイ
オディーゼル燃料を少しずつ取り入れている。無理に導入しないで、継続性
を考えて少しずつ。情報開示をおこなうことで信用を勝ち得たい。

障害者雇用―出会いからこれまでについて。足利市に「こころみ学園」があ
る。油脂という業界は労働環境が厳しい。働いてくれる人を探していたとこ
ろ、こころみ学園の紹介で、大工の弟子をしている知的障がい者を見て、
うちでも仕事ができるのではないかと思った。
3人兄弟の子供部屋に2人の重度の知的障がい者を受け入れて、家庭が大混
乱になった。施設にもどってもらうことも考えたが、ひとりの子の親が警察
官で人格がすばらしく影響を受けた。ボランティアという言葉は社内では絶
対つかわない。家族に障害があれば、嫌でも介護するし共に生きる。そうい
うつもりでいろという社長の言葉で、家族が障がい者と一緒に生活すること
になった。

働いてくれていた障がい者が「老い」を迎え、社長が自前でバリアフリーの
施設を建てた。今4名の人が施設で暮らしている。吉川油脂がつぶれても彼
らの生活が成り立つように、法人化を考えたこともある。吉川油脂に油を回
収させてくれる顧客がいて、吉川油脂が成り立って、障がい者の生活も成り
立っていると、繰り返し思っている。


■ワイズティーネットワーク株式会社
代表取締役社長 根本泰昌氏 

「お茶を通じてココロとカラダを豊かに」、「お茶で世界をハッピーに」
そして「人と地域を同時に両方元気にする企業」に。人と地域を元気にした
いと思って、起業することを考えたとき、それを実現できるのが紅茶だった。

なぜ紅茶か?製薬会社で働いていた時代に気づいたのは、「みんな疲れてい
る」ということ。美味しい、老若男女、毎日のめるって、紅茶しかない。を
やればまちづくりになるわけでなく、まちづくりイベント、子ども達への食
育、紅茶づくり体験、福祉作業所で紅茶の入れ方研修、介護分野での「テ
ィーセラピー」等、様々な企画を手がける。
栃木CS(サッカーチーム)応援茶など、前職で、スポーツ選手のドリンクを
手がけた経験をいかし、オリジナルな紅茶を作ったり。

「オリオン通り」という地域の商店街に元気が無い。地域の子供との「きず
な」づくりや、就業体験、夜の清掃活動、合コン(ティーパーティ)を仕掛
け、デートする場所、地域の交流の場所として復活させたい。身近な事例に、
しかけを工夫する。街づくり活動事例として内閣府の研究会に呼ばれたり、
特に営業はしていないが「面白い」指名はたくさん受けている。

私の考える社会貢献は、「わびしさ」と「悲壮感」を感じさせないこと。
「エンターテーメント」性と「アミューズメント」性を持つこと。景気に左
右されない志と、とにかく自分が楽しむこと。
全てが人の「笑顔」につながる事業をおこなっている。


| 次へ