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太平洋セメント株式会社:候補企業 [2007年09月14日(Fri)]

太平洋セメント株式会社

私たち太平洋セメントは、来年10周年を迎える若くて古い会社です。と、言うのは合計すると300年余りの歴史を持つ会社3社が合併してできたからです。この8月に10年後のあるべき姿を描いた「CSR長期ビジョン」を策定しました。着実に社員1人ひとりにCSRの意識が浸透するように取り組んでいきます。
CSR長期ビジョンを定め、新体制確立
会社としての全体像

太平洋セメントは1998年に秩父小野田と日本セメントが合併して発足した。以降、CSRの模索と体制づくりに取り組んできた。 2002年6月、太平洋セメントグループとしての経営理念を制定。それは2000年から加盟しているWBCSD(持続可能な発展のための世界経済人会議)の共通理念「持続可能な発展」の実現を目指して、経済・環境・社会のトリプルボトムラインを機軸においている。

       

※経営理念 (http://www.taiheiyo-cement.co.jp/comp/comppol_fr.html

       

経営理念を実現するために同年12月には行動指針を制定。2004年4月に社内カンパニー制の下でCSR推進部を設置。さらに、CSR推進部担当役員が委員長、本社全部長が委員というCSR経営推進委員会を発足。

ところがその年の夏、関係会社の過去のコンプライアンス不祥事が発覚した。コンクリート用骨材(砂利・砂)のアルカリ骨材反応性試験に関する試験成績書が改ざんされ、偽の品質データを付した骨材が納品されていたことが、内部告発によって明らかとなったのだ。

      

この不祥事を重く受け止め「CSR経営の基盤はコンプライアンスである」ことを強く再認識し、事業活動の在り方をCSRの観点から見直し、CSR経営推進委員会において「CSRに取り組む目的」「太平洋セメントにとってのCSRとは何か」など独自のCSRの定義をまとめ、2005年4月にCSR要綱を制定した。そしてCSR経営推進委員会を、CSR経営委員会(社長が委員長、全取締役が委員)に改組した。

この委員会の傘下には10の専門委員会があり、CSR経営推進は、この委員会を中心に取り組んでいることが体制の特徴である。各委員会はミッションを明確にしてテーマごとの方針を実現するための年間活動計画を策定して活動している)

※CSR経営の基盤(http://www.taiheiyo-cement.co.jp/csr/csr2006/pdf/csrrpt2006_p08.pdf

      

また、社内各事業部へのヒアリングを行い議論を重ね、CSR経営の観点からの具現化をめざすCSR長期ビジョンを2007年8月に定めた。「多様性を尊重した活気のある職場づくり」をベースに、「安全・安心な社会基盤の構築」「資源循環型社会の実現」「地域社会の活性化」の3項目の重点領域を定めたのである。太平洋セメントは、CSR経営を推進するための新たな体制を確立し、そのもとで事業とCSRの一体化を具体的にしていこうとしている。

      

※CSR長期ビジョン(http://www.taiheiyo-cement.co.jp/csr/vision_fr.html

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「持続可能な発展」に向けた活動

太平洋セメントは、本業そのものがCSRである、との考えで進めており、セメント事業における「廃棄物・副産物リサイクル」は重要な環境貢献であり、社会課題の解決の一助となると認識している。温暖化対策として2010年までに2000年比でC02の排出原単位(セメント1トン当たりの排出量)を3%削減するという目標をおいて積極的に取り組んでいる。(http://www.taiheiyo-cement.co.jp/news/news/070313.pdf

      

今回のヒアリング調査では本社CSR推進部の栗田氏と村木氏にご協力をいただいたが、お二人はノミネートされたことを「意外」と受け止めている様子だった。

太平洋セメントにおける「顧客」はおおむねが企業で、専門性が高い。しかし、小中学校教員の研修を受け入れ、一般的にはわかりにくいコンクリートとセメントの違いやその使い方・役割についての知識を教育現場へ持ち帰ってもらうなどの活動も実施している。

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今後の方向性と課題

今後は、2005年度から始めた、環境やCSRの分野で活躍している方々を招いてのステークホルダー・ミーティングを充実していく予定である。海外での事業拠点も含めた「地域」での社会貢献活動の拡充にも積極的に取り組む方針で、社員ボラ活動、ボラ休暇、NPO・NGOとの協働や寄付などについては現在具体的な進め方を模索しており、これからの課題である。

またコンプライアンスに関しては、情報公開が、社会および従業員から信頼を得る上でのポイントだと考えている。会社としての「行動指針」にもとづき、従業員としての「行動基準」を2007年8月に制定しており、従業員にCSR意識の一層の浸透を図っていくつもりだ。

10の専門委員会は、社内横断的に様々な部門のメンバーが委員としてCSR推進を行っている。しかし、事業部門の主体的なCSR推進が課題とのこと。またさらに、グループ会社全体にCSR活動を展開することが今後のテーマとなっている。

2005年度から始めた ステークホルダー・ミーティングの様子

パートナーシップ・サポートセンター調査員から
「太平洋セメントにとってのCSRとは何か」そして「CSRに取り組む目的」を明確にして、担当部署だけでなく会社全体、さらにはグループ全体での取り組みとして推進しようという強い意思を感じた。1998年の合併からCSRの方向性を模索し、体制を整えて浸透を図り、そして長期ビジョンをたてた。今後は従業員一人ひとりが仕事を通じて実践していくことが重要であり、それを自主的に行うことを浸透させる、さらにグループ会社全体へ浸透させるという課題がうかがえた。(Ku)
ヒアリングにご協力いただいたお二人(左:村木氏 右:栗田氏)
Posted by 2007CSR大賞 at 09:00 | 候補企業について | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
日本電気株式会社:候補企業 [2007年08月27日(Mon)]

日本電気株式会社

NECにとってCSRへの取り組みは、経営品質の向上そのものです。コンプライアンスと経済の責任を果たしたうえで、IT、ネットワーク、半導体の事業をベースに、イノベーションで様々な社会的課題解決に貢献し、「安全・安心なユビキタス社会の実現」に向け、社会とともに持続可能な発展を目指します。
イノベーションで社会に貢献
NECにとってCSRとは

「安全・安心なユビキタス社会の実現」による社会とNECグループの持続可能な発展を目指し、ステークホルダーとNECにとって特に重要で優先度が高いと考える(1)信頼性の高い情報通信インフラの構築、(2)セキュリティを多面的に確保、(3)すべての人がデジタル社会の恩恵を享受、(4)気候変動への対応と環境保全、(5)リスクマネジメントとコンプライアンスの強化、(6)お客さまとの信頼関係の構築、(7)働きやすい職場づくりとグローバルな人材育成の7つのテーマを掲げ、積極的にCSRに取り組んでいる。

企業は社会の中で生かされている存在との考えのもと、CSRをすべての活動の基盤と位置づけ、取り組みを推進。法令や社会規範、企業倫理などを遵守すること、および事業活動を通してお客さまはもちろん、社会や地球環境に貢献することを目指している。それらの活動の基盤となるものが「企業理念(*)」「NECグループ企業行動憲章」「NECグループ行動規範」である。

(*)NECはC&C(=Computers & Communications)をとおして世界の人々が相互に理解を深め、人間性を十分に発揮する豊かな社会の実現に貢献します。

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環境経営は“守り”から“攻め”の時代へ

NECは、1970年に環境専門部署を発足し、ISO管理レベルの向上と運用効率化を図るべく、他社に先駆けてITを導入した。法令順守やリスク対策など“守り”の環境管理だけでなく、競争力強化やブランドイメージの向上につながる“攻め”の環境経営が重要ととらえ、環境活動の効率化・高度化のノウハウを“環境情報ソリューション”としてさまざまな分野に提供している。

環境負荷を最小に、資源の利用効率を最大にして、持続可能な経営を目指すことはもちろんのこと、NECの事業ドメインであるITソリューションの提供を通じて、お客さまや社会の環境負荷を低減し、持続可能な社会づくりに貢献することを、環境経営として明確に打ち出している。この考えに基づき、2003年3月には「NEC環境経営ビジョン2010」を策定し、2010年度にカーボンニュートラルな経営を実現することを目標に掲げ、グループ一丸となって環境経営に取り組んでいる。

また、2002年3月には、NEC本社、事業場、研究所および全分身生産会社で、全ての廃棄物を再資源化するゼロエミッションを達成し、維持している。製品においても独自に設定した環境配慮基準を満たした製品を「エコプロダクツ」と定義し、2004年度以降、全新規開発製品について「エコプロダクツ」を達成し、維持している。さらに、競争力のある製品の開発に向け、省エネ技術の開発やバイオプラスチックなどの環境負荷の低い素材の開発に積極的に取り組んでいる。

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市民レベルのユビキタス社会づくりへの貢献

NECは事業分野であるITを活用した社会貢献活動に取り組んでいる。「NEC子育てママのためのIT講習」では、再就職に役立つITスキルをじっくり学んでもらうための保育つきのパソコン講座を、NPO法人「新座子育てネットワーク」や地域の子育てグループと協働で、年間10回程度開催している。また、インターネットは世界中の情報の入手やコミュニケーションのための手段として、なくてはならない存在であるいま、子どもたちが安全なインターネットの使い方を学べるよう、NPO法人「日本ガーディアン・エンジェルス」との協働で、「NECネット安全教室」を開催している。

一方、「NECシニアITサポーター養成講座」では、ITスキルをもち、社会貢献したいと考えているシニア世代を対象に、地域のNPOとの協働のもと、障がい者や高齢者のパソコン活用を支援するITサポーターの養成プログラムを全国各地で開催している。(2006年度は9回開催し、161名が受講。シニア向けITサポーターフォ−ラムには、約250名が参加)。

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人と社会と地球のために

スローガン「Nature, Education, Community: The Heart of NEC」のもと、上記のほかにもさまざまな社会貢献活動に取り組んでいる。「次世代を支える青少年の育成」「多様性のある豊かな社会づくり」「地球環境保全」をテーマとして、「NECアート教育プログラム」や、手作りの実験をとおして、科学のおもしろさを知ってもらう「NECガリレオクラブ」などのこども向けの教育プログラム、ソーシャルベンチャーや事業型NPOを起業し、戦略的に運営できる人材と事業のインキュベーションを目的とした「NEC社会起業塾」、「NEC盲導犬育成支援プログラム」、「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」、世界規模での「車いすテニスへの支援」、「NECコミュニティコンサート」、「NEC森の人づくり講座」、「NEC田んぼづくりプロジェクト」などを実施している。また、世界各地のNECグループ従業員がボランティア参加する地域貢献運動「NEC Make-a-Difference Drive」を1999年より実施しており、2006年度は1,961件の活動に、NECグループ470拠点の従業員延べ14万2千人が参加した。その中で、緊急人道支援としては、2006年5月に発生したインドネシア・ジャワ島地震に際し、1400万円以上の義援金と物資をNGOなどに寄付した。

2002年8月に開始したオーストラリアの「NECの森」では、2006年度までに55万本(550ha)を植林した。10年間にわたり、合計面積3,000haの森をつくる予定。

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CSRの取り組みは、社員への効果が大きい

従業員が社会貢献活動に参加することは、従業員が地域に目を向けるとともに、自社に対し誇りを持つなどの効果が見られた。

また、2006年10月から、CS(Customer Satisfaction)推進活動の一環として、NECの製品やサービスについて従業員の声を集める「shainVoice」という活動をはじめた。国内11万人の従業員を身近なお客さまととらえ、その声を事業に反映し、より良い製品、サービスの開発につなげている。携帯電話やパソコンなどを中心に1万件以上の声を集め、商品企画や開発部門で、それに対応した活動を展開している。この活動のねらいの一つは人づくりである。活動を通じて、従業員一人ひとりが、お客さまや社会から何を求められており、何をすべきかを常に考え、行動できる人材を育て、全員が事業活動への参加意識をもつような企業風土を醸成することを目指している。

CSRへの取り組みは、自社への求心力となる。従業員が自分の会社に誇りを持てる企業活動は、ひいては企業の持続的な発展につながる。

パートナーシップ・サポートセンター調査員から
NECは2004年に「CSR推進本部」「CSR推進委員会」を新設し、CSR経営の基本方針を設定した。また、「NECグループ企業行動憲章」「NECグループ行動規範」も制定した。「NECグループ行動規範」Web教育を、役員・従業員を対象に毎年1回実施し、CSRマネジメントをサプライチェーンまで拡大している。行動規範に違反する行為に関して相談・申告できる「NECヘルプライン」の受付窓口を1999年に設置。2003年からは利便性を高め、より広範囲のリスクを早期に発見・対応することを目的に、受付窓口を第三者機関に設け、NECグループや資材パートナーからも相談・申告を受け付けている。2006年度は前年度比で2倍の相談が寄せられ、制度が着実に浸透している点など、積極的かつ先進的な取り組みが見られた。また、社会貢献活動は、NPO・NGOとの協働を基本方針として、さまざまなプログラムが実施されており、地域社会との協働度が非常に高い。(A)
Posted by 2007CSR大賞 at 16:34 | 候補企業について | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
九州電力株式会社:候補企業 [2007年08月27日(Mon)]

九州電力株式会社

九州電力グループでは、「経営ビジョン」や「行動憲章」に、「お客さま、株主・投資家、社会、従業員の満足度を高めることにより自らの企業価値を持続的に創造し、社会とともに発展する」という経営姿勢を掲げており、その実践こそが当グループのCSRであるとの認識のもと、コンプライアンス経営、情報公開、環境経営、地域との共生などに積極的に取り組んでいます。
九州におけるCSRの牽引役
「お客さま」を原点にすえた企業活動

平成17年3月に策定された向こう5年間の「中期経営方針」では、「お客さま」を企業活動の原点として、経営品質の向上を図り、お客さま、株主・投資家、社会、従業員の満足度を高めることにより、持続的な企業価値向上を目指すこととしている。

この文脈の下で、CSRについても、社長を委員長とする「CSR推進会議」を設置し、昨年度初めてのレポート(「九州電力CSR報告書」)を発行している。

また、19年度経営計画でも、CSRの取り組みについては、1 CSRマネジメントサイクルの確立(CSR報告書の継続発行) 2 コンプライアンス経営の推進(従業員のコンプライアンス意識の向上) 3 経営の透明性確保に向けた情報公開の一層の推進(原子力関係情報の適宜・適切な発信) 4 環境経営の推進(温室効果ガスの排出抑制) 5 人権の尊重と働きやすい労働環境の整備(仕事と家庭の両立を支援する制度の充実、高年齢者の能力や経験を活かす雇用・活用策の実施) 6 安全第一主義の徹底(安全と健康に留意した職場環境と作業安全の確保) 7 地域・社会との共生(地域との協働による地域課題解決に向けた共生活動の展開)の各メニューが展開されることとなっている。

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コンプライアンスを推進する方針

また、九州電力株式会社および九州電力グループとしての行動憲章には、「1 お客さま満足の向上 2 誠実かつ公正な事業活動 3 安全文化の醸成 4 コミュニケーション活動 5 環境経営の推進 6 地域・社会への貢献 7 明朗な企業風土づくりの推進 8 国際社会との協調 9 法令遵守 10 本憲章の精神の徹底と経営トップの責務」という10項目が掲げられており、これらを原則とした上での「コンプライアンス経営」を推進する方針を打ち立てている。

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地域・社会との「共生」

地域とのかかわりについては、同社は、従来から文化芸術活動への支援(メセナ活動)や環境ボランティア活動の支援などを行ってきたが、引き続き、メセナ活動(音楽・文芸・まつり・イベント支援・伝統工芸)や、地域のスポーツ活動への支援、社員個人のボランティア活動の支援(ボランティア休暇制度、地域社会貢献者表彰、身障者老人福祉・スポーツ指導・保健・衛生・余暇活用の4分野・17資格を対象とした資格取得支援制度等)を行っている。ボランティア休暇制度については、2005年度=296.5日、2006年度=246日となっている。

※参考 "地域・社会共生活動基本方針"     

九州電力は、快適で豊かな地域・社会の実現と、その持続的な発展を目指し、以下の原則に基づき、良き企業市民として積極的に地域・社会との共生活動を推進します。

  1. 「地域振興」「文化・芸術」「スポーツ」「学術・教育」「社会福祉」「健康・医療」「国際交流」「環境保全」の分野で、魅力ある地域づくりや次世代層の育成などを行うとともに、地域・社会の課題解決に向けた取組みをおこないます。
  2. 当社の持つ経営資源を有効に活用した取組みをおこないます。
  3. 活動内容を公表し、皆さまとコミュニケーションを図ることにより、その声を活動に反映させるとともに、地域・社会の皆さまとの協働を進めます。
  4. 従業員が一市民としておこなう共生活動を支援します。

ふくおかNPOセンターからのコメント

これまで、同社としてのCSRの展開のあり方やそれを下支えする社内体制等を摸索されている様子を折々で垣間見てきたが、環境や安全面等に関わる業種であるだけに、ここ数年で随分と体系的かつ網羅的に構築されてきているように見受けている。

他方、地域でこれまで大きな役割を担っているメセナや社会貢献活動の取り組みや、社内でのボランティア促進の仕組みである社員の参画の仕組みなども、今後どういう位置づけになっていくのかが気になるところである。

九州のトップクラスの企業であるだけに、地方都市に拠点をおく企業ならではのCSR展開のあり方を考える上での視点なり方策を提供していただきたいという期待感もこめての推薦である。

Posted by 2007CSR大賞 at 09:00 | 候補企業について | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
株式会社河合楽器製作所:候補企業 [2007年08月27日(Mon)]

株式会社河合楽器製作所

当社は今年創立80周年を迎えました。創業以来「世界一のピアノづくり」を めざし、グローバルに鍵盤楽器の製造・販売を展開しています。 さらに音楽教室や体育教室を日本全国に展開するとともに、近年では、 ピアノづくりから派生した、金属、塗装、音響の各事業が大きく伸長しています。
音楽文化の担い手として、自信と誇りを持って
河合楽器のCSRへの取り組み

渇ヘ合楽器製作所は「お客様の満足」と「環境経営」をキーワードに「快適で豊かな生活環境の創造」を追求している。そのため「創造性豊かな好感度企業」を経営理念に「現状に満足せず、常に開拓者精神に燃えて」を行動指針として、「より良い楽器づくりと音楽文化への貢献」を目的として企業活動を展開している。

つまり、カワイの原点である「音楽を通じての社会貢献」がCSRの中心にある。

もちろん「企業倫理」をはじめ「地球環境の保全」や「情報の開示」等々ステークホルダーに関わるコーポレートガバナンスは経営体制の中でしっかりマネジメントされている。

中でも最も力を入れているのは「環境への取り組み」で、'94年に制定した「地球環境憲章」を受け「カワイ環境方針」を制定し全社一丸となって取り組んでいる。

したがって、今回の「CSRプラス」のノミネートは「買い手よし」部門であるが、「世間よし」の環境を中心とした取り組みでも充分大きな成果を上げている。

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なぜ「買い手よし」でのノミネートか?

カワイは今年創立80周年を迎えた。この間、音楽文化の担い手として、お客様との信頼関係の確保に努め、優れた楽器づくり(ハード)の探求とともに音楽文化の育成やレベルアップなどの活動(ソフト)を長年続けている。

特にカワイ音楽教室は'56年に発足、全国各地の5000余の直営教室に約14万人の生徒が通っており、音楽の基礎能力からプロを目指す専門課程まで系統的なレッスンを受けることができる。

その他英語教室や絵画造形教室、体育教室も展開し、大人のためのカワイミュージックスクールも始めている。これらの教室で指導にあたるのはカワイ音楽学園で学んだカワイの講師であり、ここでは必要な知識・技術の他、学園40年の歴史で養われた思想や思考を学び、実践の場で生かしている。彼らは生徒(特に子ども・女性が多い)のプライバシーを守り、個人情報保護をはじめ、コンプライアンスを徹底している。

また、ピアノは“生きて”おり、ピアノを購入すると必ず調律が必要になるが、ピアノの主治医である専門の調律技術者をカワイ音楽学園「調律師養成過程」で育成している。この調律技術者は各家庭を訪問してピアノを調律するので、家族の信頼、安心が欠かせず、その意味でコンプライアンスや個人情報保護はカワイにとっては当り前のこととなっている。もちろん、品質についても'71年より「カワイQSS(クイック・サービスステーション)」を設け、迅速なお客様相談窓口の役割を果たしており、ここに寄せられた相談・苦情などあらゆる情報は社内に展開され、ホームページではご希望や悩みに対応している。

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河合楽器の目指すところ −第二次中期経営計画(〜2010年)

創立80周年を期して発表したカワイの中期経営計画には、明確に「CSR経営に向けた取り組み」がうたわれている。「CSR経営の推進により企業価値を向上させる」として、1.法令順守 2.内部統制 3.環境への配慮 4.社会貢献を4本柱に、様々な環境変化に対処し、新たな取り組みを開始し、より良い会社づくりに向けて一層の努力を重ねていこうとの決意を表明している。今回の評価テーブルで唯一欠けた「CSRダイアログへの市民参加機会の提供」や、未充足の目立った「売り手よし」の各項目への取組みと情報開示、そして「世間よし」の取り組みの一層の深化と充実を通じて、「音楽文化の担い手として、自信と誇りを持って」CSR経営を実践していこうとしている。

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パートナーシップ・サポートセンター調査員から
河合楽器ではピアノに使う貴重な木材資源のサステナビリティやインドネシアで展開する植林活動など、環境テーマの話が尽きず、なかなか「買い手よし」のテーマに入れなかった。しかし「買い手」の質問に入った途端、品質も安全情報も、コンプライアンスと個人情報保護も、顧客対応や情報公開も全て「当り前のこと」として定着し、むしろ「カワイ ユーザー」と永年にわたる「お付き合い」を続けていく以上、必須の条件なのだ、と納得することができた。「音楽文化を担う」という誇りと「ピアノを通じたカワイと一人ひとりの個客とのお付き合いを大切にする」との自信に裏打ちされた素晴らしいCSR経営を体感した。(O)
Posted by 2007CSR大賞 at 09:00 | 候補企業について | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)