カシオ計算機株式会社
カシオは、創業以来「創造 貢献」を経営理念とし、「小型、軽量、薄型、省電力」技術をコア・コンピタンスとした独創的なモノづくりを通じて、人々の暮らしを豊かにすることで社会に貢献してきました。これからも経営理念を追求し続け、社会から信頼される企業として、持続可能な社会の実現を目指して参ります。
社会貢献活動―中でも次世代を担う子どもたちへの社会教育に力をいれるカシオのCSR
社会貢献活動―中でも次世代を担う子どもたちへの社会教育に力をいれるカシオのCSR
「世間よし」の視点、中でも社会貢献活動で力を入れているのは、次世代を担う子どもたちへの社会教育である。2004年度からスタートした「一万人の工場見学」では、2006年度末までに地域の小学4・5年生や教育関係者約700名が甲府カシオの工場見学に訪れた。工場見学で、子どもたちは「家族の絆」「科学の力」「夢の実現」への気付きが「生きる力」へ結びつくこと、さらに、「思いやりの気持ちの大切さ」を学んでいる。カシオが導入の部分で話す内容は、「60兆個の細胞で出来ている身体の素晴らしさ」「DNAが持つ無限の可能性」「地球環境との係わり」それらの内容から命を大切にというメッセージを伝えている。
体験学習として、実際に電卓を組み立てることで、子どもたちは製品の構造と機能を理解し、科学の素晴らしさに気付き、一生懸命努力することで必ず夢が実現することを学ぶ。
子どもたちがカシオに寄せたお礼の手紙には、子どもの感動した様子、様々な気付きが良く表われている。また、子どもの感動や気付きは、両親にも少しずつだが、伝わり始めている。こういった取り組みは地元マスコミでも大きく取り上げられた。
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グリーン調達、グリーン購入の推進―環境に配慮した生産資材、オフィス用品の優先購買
カシオでは生産資材の購買(グリーン調達)及びオフィス用品の購買(グリーン購入)において、環境に配慮した生産資材、オフィス用品の優先購買を行っている。
グリーン調達においてはグリーン調達基準書に基づき、国内外の取引先からカシオが特定した26の化学物質に対する含有率調査を全ての購入資材に対し実施している。
グリーン購入においては、購入担当者がパソコン上で、購入品カタログの中から、環境マークが付いた環境に配慮した文具・事務用品・OA機器などの間接材商品を優先的に購入している。2006年度はカタログ掲載品に対する環境マークのついた間接材商品の購入比率が、2007年度の目標としていた60%を前倒しで達成した。2007年度はさらに、対象拠点の拡大を図り、グループ全体のグリーン購入を推進していく。
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環境負荷改善の取り組み―「毎日改善」活動を通じ、さらに省エネルギーに

八王子技術センターは、環境にやさしい省エネビルとして設計・建築し2003年に完成した。設計時点においても、運転シミュレーションと検証を行いながら省エネを推進し、さらに、完成後も一年かけて毎月省エネ会議を開催、実績データーを把握・検証して、当初の20%省エネ目標に対し、CO2で33%、電力で38%の削減に繋がった。日々の削減が年度排出量削減に繋がるという活動の顕れである。具体的な施策として、クールビズの徹底、外部駐車場照明のセンサーライト化、自然換気活用期間の延長による空調動力削減など、全10項目にわたる。この取り組みが高く評価され、2006年度東京都主催の省エネ技術研究会において代表事例として発表を行っている。
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CSR活動取り組みの効果
カシオでは、「創造 貢献」という創業時の厳しい経験から生まれた経営理念を実現し、いつの時代でも創造的な風土を維持しつつ、事業を通じた社会貢献を継続できるよう「カシオ創造憲章 行動指針」が制定されている。この憲章がカシオのCSRそのものである。毎年新入社員に対して、入社時に研修を行っており、CSR活動の取り組みは徐々に社員へ浸透している。会社周辺の清掃活動では、毎回ボランティアで社員が活動に参加している。「一万人の工場見学」は、結果的に、見学に訪れた人たちがカシオ製品に興味を持ち、愛着を感じ、カシオファンの拡大に繋がっている。
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今後の取り組み
海外にも数社の海外グループ会社を持つカシオの今後の課題は、カシオグループのみならず、サプライチェーン全体でのCSRに対する取り組みである。「創造憲章」の中でうたわれている人権に関する取り組み等を、今後より具体的な行動規範を策定し、その実施に向け、積極的に取り組む方針である。女性管理職への登用率、また、障害者雇用に関しても、今後の課題である。今後、チャレンジ的な取り組みとして「事業」と「学業支援」を同一線上で捉え、NPOとの協働を視野に入れているところである。
パートナーシップ・サポートセンター調査員から
カシオのCSR―その根底に流れているのは「心」「生命」である。
本業の得意分野を活かしながらCSRに取り組む、その姿勢の中で、特に大切なこととして常に意識においているのが「心」「生命」。ハイテクの塊であるデジタル製品を世に送り出している企業が、現代の社会の中で希薄になっている他人への思いやり、命の尊さ、それらをカシオのCSR活動を通して、メッセージを送り続けていることにカシオのCSRの素晴らしさを感じた。(J)