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旭硝子株式会社:候補企業 [2007年09月14日(金)]

旭硝子株式会社

グループビジョン“Look Beyond”の追求が、AGCグループのCSRの源泉です。本年、創立100周年を迎えるに当たり、企業として果たすべき社会的責任を「AGCグループ企業行動憲章」として制定。この憲章に基づいて社会的責任を果たし、事業目標を達成することで企業価値を向上させ、「私たちの使命」である、よりブライトな世界を創り、高収益・高成長のグローバル優良企業を実現していきます。

旭硝子株式会社(以降、AGCと記載)は「世間よし」分野でCANPAN CSRプラス大賞にノミネート。社会環境室 加藤氏、西山氏、岸和田氏に、「世間よし」の取り組みを中心に話を伺った。

明日の地球にできることを
ガラスパワーキャンペーン

AGCでは、自動車用安全ガラス(合わせガラス)で開発した技術を大型の建築用ガラスヘ応用し、「防災ガラス」としての開発に成功した。このガラスで、環境問題や自然災害など地球環境の課題に対して貢献できることを広く知ってもらうための 「ガラスパワーキャンペーン」 を開始。

その一環である 「10x10プロジェクト」は、インターネットを利用した参加型のキャンペーンである。「寄付ボタン」のクリック数が2万クリックに達すると、1ヶ所の指定避難場所の建物のガラスを、AGCが防災ガラスにはめ換えている(2007年9月現在10ヶ所達成)。現在、寄贈をできていない県の応援キャンペーンを展開中とのことである。このプロジェクトは、いったん10月末で終了するが、11月からは形を変えて、より楽しく元気な活動として登場する予定とのことである。

メーカーとしての地球環境への責任

多くの資源とエネルギーを消費する素材・部材メーカーとして、AGCは環境への対応を経営の重要課題と位置付けている。その一例として、ヒ素及びアンチモンを一切使用しないフラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラス基板の開発があげられる。薄型テレビの人気が高まるなか、その薄型化、大型化、高画質化を支えているのが、このガラス基板である。

ヒ素やアンチモンはガラス製造工程で気泡を抜くために用いる添加物。しかし、有害性があり、PRTR法の届出対象にもなっている。そこでAGCでは、ガラス組成、ガラス製造窯の燃焼方法、溶かしたガラスの流し方など様々な技術を同時開発したことにより、ヒ素とアンチモンを添加することなく、さらに半導体の特性に影響を及ぼすアルカリ成分をも含まないガラスの大量生産に初めて成功したという。

AGCは、今後も市場のニーズに応えつつ、環境に配慮したガラス製品のパイオニアとして、業界を牽引する開発を進めていくとのことである。

20以上の国と地域に及ぶ広域グローバル企業として

全従業員の約7割が日本国籍以外の従業員であるAGCグループは、20以上の国と地域で事業を展開するグローバルな事業体である。全従業員が“Look Beyond”やAGCグループ企業行動憲章を、確実にグローバル一体で共有し実践するため、旭硝子創立100周年を迎える2007年、AGCグループ全社のブランドを「AGC」に統一し、ロゴも一新した。

グローバル一体経営

コンプライアンスに関しては、グループ全体にコンプライアンスを浸透させるため、日本/アジア、北米、欧州の3極で一体となったグローバルコンプライアンス体制のもと、行動基準の周知・徹底、ヘルプラインの活用、誓約書制度などのプログラムを展開している。誓約書は、行動基準を読み直し、常に意識してコンプライアンスを徹底するためのツールとして位置づけられている。

環境においては、「AGCグループ環境基本方針」の下、統合環境マネジメントシステムによってグループ一体で環境負荷の低減に努めている。こうしたグローバルレベルでの環境マネジメントの事例は、他に例が少ないという。

創業100年目の新たな出発

ヒアリングの最後に今後の展望をお聞きした。

「創業100年を迎え、いまAGCグループは、統一したブランドとロゴ、共通のプラットフォーム上で新たな出発を迎えたところです。これからは、その基盤のもと、社会的責任を果たしながら「よりブライトな世界を創る」ことに挑戦し続けるとともに、その活動についてステークホルダーの皆様のご意見を伺っていきたいと考えています。」

パートナーシップ・サポートセンター調査員から
海外、特に欧米で事業をしようと思ったら、CSRなしにはできないと担当者はいう。20以上の国と地域におよぶグローバル企業で、統一したビジョンや方針の下、質の高いCSRを維持することが容易ではないことは推察に難くない。創業100年を迎え、一つのブランド、共通のプラットフォーム上で新たな出発を迎えた今、AGCのさらなる質の高いCSR取り組みを期待したい。(I)
Posted by 2007CSR大賞 at 09:00 | 候補企業について | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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