岡村印刷工業株式会社
岡村印刷工業株式会社は、大正9年創業以来「自然との共生」をコンセプトとして、世界遺産や歴史的文化財を有する奈良のすばらしさの紹介や保護に努め、環境面でISO14001やFSC・COC認証を取得し環境にやさしい印刷物の普及と学校での環境教育への協力、また、プライバシーマーク制度導入により個人情報保護の推進等を通して、社会生活の中で印刷を文化の域まで高めたいと考えます。
自然と共生する、グッドパートナー
印刷会社としての環境保全
岡村印刷工業株式会社は、紙メディアによるコミュニケーションだけではなく、デジタル化を前提にしたさまざまなメディアをグローバルにカバーすることをめざしている。そのためにこそ、これまでに培ってきたクオリティの高いプリンティングテクニックを生かそうとしている。
その岡村印刷工業は、いち早く2000年11月に「環境方針」を制定し、『「地球環境の保全が、人類共通の最重要課題」の1つである事を深く理解し、企業活動のあらゆる面で、環境保全に配慮して行動する』と宣言している。
ISO14001の認証取得
岡村印刷工業は、工場設立以来のコンセプト「自然との共生」をより一層具体化するために、国際標準規格の環境マネジメントシステムISO14001を2001年5月に認証取得した。生産活動の中で可能な限りの少ない資源で、高品質な商品を効率的に創り出すことを実践している。地球温暖化物質の使用量削減や省エネルギーをはじめ、産業廃棄物の削減、リサイクル化の徹底を図り、グリーン商品の調達を主なテーマとして取り組んでいる。
具体的な削減効果
岡村印刷工業は「環境活動リポート(2006年度版)」で、地球温暖化物質の使用量削減や省エネルギーの削減数値を公表している。1999年から2005年までの6年間で、電気使用量は27.1%、廃棄物(リサイクル化による最終処分量の減少を含む)は84.4%、洗油(廃油)量は43.2%、廃インキ量は57.3%、自動車燃料は22.1%、A重油消費量は26.9%それぞれ削減している。さらに、生産過程で排出される紙類年間約848tもすべてリサイクル処理し再生紙として役立てたり、アロマフリーインキ100%使用で、発ガン性物質が含まれるといわれる芳香族系溶剤の使用率0%を実現している。
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FSC森林認証 COC認証の取得
2005年3月、岡村印刷工業は奈良県の印刷会社で初めてFSC森林認証・COC認証を取得した。FSC[Forest Stewardship Council:森林管理協議会]森林認証は、世界的な森林減少・劣化の問題と、グリーンコンシューマリズムの高まりを背景に生まれた「適正な森林管理」を認証する制度で、認証された森林の林産物でできた木材製品にはFSCのロゴマークがつく。製品の製造、加工、流通の全ての過程において、認証材にそれ以外の材が混入しないように管理されていることを認証するのがCOC認証で、森林から消費者までの全過程の認証を“チェーン”でリンクするので“チェーン・オブ・カスタディー(管理の連鎖)”と呼ばれる。
第1回印刷産業環境優良工場表彰受賞
岡村印刷工業の本社工場は、社団法人日本印刷産業連合会が実施する「2002年度 第1回印刷産業環境優良工場表彰」で経済産業省商務情報政策局長賞を受賞した。受賞理由では「本工場は、比較的小規模であり、工場設置後相当の経過年数が経っていながらも、全社員に対し経営者の環境に対する考え方がしっかり浸透し、基本的環境管理の仕組みが定着しており、工場周辺の環境保護と共存がなされるなど多大な努力が払われていることから、総合的に判断して」推薦されている。
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鯉やメダカが育つ工場排水
本社工場は、1964年(昭和39年)に誕生したが、「生きた水を生きたまま帰したい」という願いを実現するために、当時としては画期的な排水処理プラント(2003年12月リニューアル)を設置した。その考えは今も変わらず受け継がれ、より澄んだ水を自然に帰すために、処理された水は定期的に検査して、法規制の遵守にとどまらず、より厳しい自主基準を設定しチェックを繰り返している。
一部の排水は、メダカや鯉が住む排水溝に溜められ、川に帰される。ここで育てられたメダカは、近隣の保育所、幼稚園、小学校に「めだかの育て方」の冊子とともに贈られている。
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環境にやさしい印刷物の提案
岡村印刷工業では、自社内の環境対策をすすめると同時に、顧客に対しても環境負荷低減につながる印刷を積極的に提案している。2004年春には、印刷産業連合会が独自に策定したグリーン基準の水準−2を全てクリアした古紙配合率70%・白色度80%のオリジナル再生紙「オカムラグリーンコート」「オカムラグリーンマット」を発表した。
この再生紙を使って、大気や土壌の汚染物質や発ガン性物質などが含まれる「芳香族成分(アロマ成分)」を含まないアロマフリーインキで印刷することを推奨している。
奈良NPOセンターからのコメント
「自然との共生」カンパニー
岡村印刷では、さらに、本社工場敷地内にある緑豊かな山林を生かして、裏山を展望台として整備し、案内板設置、樹木の名札付け、ベンチ設置などを行い、周辺住民にも開放している。こうした、地域の自然との共生・環境保全の一貫した姿勢は、高い評価を受けており奈良県を代表する21世紀のリーディング・カンパニーにふさわしい。