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がんになっても
自分らしく生きることができる社会をめざして


アクティブエイジング(Active Ageing) [2016年06月30日(Thu)]
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 世界保健機関(WHO, World Health Organization)の「世界保健統計2016年版」によると、2015年の日本人の平均寿命は83.7歳(男性80.5歳で世界6位、女性86.8歳で世界1位)で世界一でした。日本は20年以上前から長寿世界一の座を守り続けています。世界全体の平均寿命は71.4歳(男性69.1歳、女性73.8歳)で、2000年に比べ5歳延びています。
 国連の国際高齢者年(1999年)、第2回高齢化に関する世界会議(2002年)等で提唱された「アクティブエイジング(Active Ageing)」という概念があります。この概念は、「生活の質(QOL, Quality of Life)を低下させることなく、社会参加を続けながら、年を重ねていくこと」です。言うまでもなく、社会の急速な高齢化とそれにともなって解決しなければならない経済・社会的問題が、アクティブエイジングを提唱する背景にあります。
 私たちが取り組むテーマ「がん」は高齢化と密接に関係しています。年齢はがんの最大のリスク因子です。米国国立がん研究所によると、50歳以降にそのリスクが大幅に増加し、がん患者の半分が66歳以上で発症しています。新たにがんと診断される人の4分の1は65〜74歳の高齢者だと指摘しています。
 私たちは2011年の第1回大阪マラソンからオフィシャル寄附先団体の一つとして、「あなたとあなたの大切な人のためにがん検診を受けましょう!」(がん予防)、「一つのがんを克服しても、新たながんに備えてがん検診を受けましょう!」(多重がん予防)、「がんになっても自分らしく生きることができる社会をめざしましょう!」(がん患者支援)をメッセージとして発信しながら活動してきました。
 2016年からは「アクティブエイジング〜がんにならない、がんになっても自分らしく生きることができる身体づくり」をサブメッセージとして新たに加え、がん予防、がんの再発・転移に備えて、アクティブエイジングを達成していくために「運動(exercise)」をキーワードに第6回大阪マラソンからオフィシャル寄附先団体の一つとして社会活動に取り組んでいきたいと考えています。
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