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米国がん月面探査サミット(Cancer Moonshot Summit) [2016年07月08日(Fri)]
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 米国Joe Biden副大統領(写真左)は、5年後にがんの発生率、罹患率と死亡率を削減するといったがん対策の進歩の倍増をめざすCancer Moonshotを提示しています。この目標は世界の悲願です。彼のこの目標を実現するためには、様々な領域や分野のビッグデータと新技術、新しいアイデアや視点を共有することは不可欠です。そうした認識から先週6月29日、300以上の患者支援者とサバイバー、研究者、医師、科学者、慈善家、および専門家がホワイトハウス(Washington, D.C.)に集うBiden副大統領主催「Cancer Moonshot Summit」が開催されました。このサミットに、私たちの本部である米国Cancer Support Communityが参画し、最高経営責任者であるKim Thiboldeaux(写真中央)が「Cancer Moonshotと臨床試験の重要性」についてスピーチを行ったことに感動しました。
 このサミット開催の起草は、2016年1月12日にObama大統領が一般教書演説でBiden副大統領の長男Beau Biden氏が2010年に脳腫瘍と診断され、2015年5月30日に46歳の若さで亡くなったことへの弔意を示された後、「私たちはすべての失った最愛の人のため、私たちがまだ救うことができる家族のため、今日をもって、がんを治すことができるアメリカにしましょう(“For the loved ones we’ve all lost, for the family we can still save, let’s make America the country that cures cancer once and for all”)」と述べたことに始まります。
 Kim Thiboldeauxは、「私たちCSC(Cancer Support Community)は、Biden副大統領が定めた目標を受け入れます。特に、私たちはがんとの闘いの進展の速度を倍にするという目標に完全に合意します。」と述べ、「すべての患者に対する技術革新を進めるための最も効果的な方法の一つは、臨床試験への参加を通じてであると思います。しかし、対象となるがん患者さんのうち3〜4%しか臨床試験に参加していません。未だ多くの患者さんは、1970年代から変わらず臨床試験はプラセボを投与されるもの、モルモットにされるものとの誤解を持ち続けています。この誤解は患者さんの臨床試験への参加意欲にマイナスの影響を与えています。私たちはこの誤解を払拭する必要があると考えています。」と現在の臨床試験における問題点を指摘しています。
 そして、彼女は「Cancer Moonshotのテーマの一つは、コラボレーションです。CSCでは患者さんの臨床試験に対する悪しき神話を払拭するために、米国内の20の団体と協働して教育プログラムを開発しました。私たちのこれまでの研究からこの悪しき神話を払拭するには斬新なアプローチであることが重要だと思っています。CSCの臨床試験の教育プログラムの目標は、臨床試験に対する(1)患者の参加意識の向上、(2)患者の意思決定の重視とシンプルです。私たちCSCは、CSCが持つ実際のがん患者さんの経験の蓄積データをCancer Moonshotの中で医療面と心理社会的側面との両方から関われることを楽しみにしています。」と自ら指摘した問題点の解決策の一つを提案しました。

CancerMoonshot2.jpg

 最後に彼女は「私たちの行うことすべてにおいて、常に方位磁石の真北に患者さんが位置していること(何事も患者さんのために行うこと)を忘れずにいましょう!」とスピーチを締めくくりました。
 私たちがんサポートコミュニティーは、彼女のスピーチを聴いて遠く日本にあってCSCの一員であることを誇りに思います。また、日本においても米国と同じく、がん対策へのAll Japanでの取り組みの必要性を強く感じます。
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