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5年目のこらぼ大森 「地域力」と「専門性」 [2008年08月10日(日)]
 夏まつりの季節ですね。今年の夏は、本当に暑い日が続きますが、盆踊りなどで納涼しておいででしょうか。
 東京都大田区の廃校を活用したコミュニティ施設「こらぼ大森」の夏まつりも、今年7月27日(日)で第5回となりました。また、施設そのものも開設から5年目を迎え、新たな展開も始まっています。
 7月の最終日曜日に開催するのが、すっかりお馴染みとなった「こらぼ大森夏まつり」。
 年々盛況さを増しており、今年も、こらぼ大森の運営・利用団体をはじめ、地元大森西地区で活動する、町会、NPO、小学校のおやじの会、保育園の父母の会、福祉施設、文化サークル、体育団体、専門学校、生協などが出展し、来場者も3,000人近くにのぼりました。
 大田区の夏は、毎週どこかで、神社を中心とした地域のまつりがありますが、伝統的なまつりとは違った、新たな地域のまつりが、こらぼ大森を拠点に定着しつつあります。

 グラウンドでは、子どもや文化サークルによる踊りや音楽が披露され、町会や各種団体によるたくさんの模擬店で食事などを楽しむことができました。
 校舎棟や体育館でも、子どもからお年寄りまで楽しめる、数多くの出し物が行われました。特に、人形劇や読み聞かせ、コマ遊びや駄菓子コーナーなど、子どもや親子で楽しめるものが満載で、わが家も子ども3人を連れて、1日中、満喫することができました。

 少子化で廃校となった大森第六小学校を改装してオープンしたのが、平成16(2004)年4月。地元運営によるコミュニティ施設を目指し、3年目からは、地元の町会やNPOなどによる「NPO法人大森コラボレーション」が、大田区からの委託で管理運営を行っています。
 大田区シルバー人材センターの軽作業室、配食サービスを行うNPOが利用する調理室、児童館と学童保育を合わせた「子ども交流センター」、他自治体の市民活動サポートセンターにあたる「協働支援施設」、グラウンドや体育館などからなっています。

 昨年4月に就任し、「地域力」を掲げる新区長のもとでも、こらぼ大森の重要さは増しているようです。
 「協働支援施設」(校舎棟2階)では、専従職員の確保などのため委託料が増額され、一部屋を改装して、協働を生み出すための交流スペースとしてカフェも登場しました。カフェは、フリーペーパー発行やまち歩きイベントなどで地元や区の信頼も厚い「NPO法人大森まちづくりカフェ」が協力して運営しています。

 これまでは、地元のボランタリーな力頼みの運営であったといえますが、「協働支援施設」のような、専門的なスキルを必要とする施設では、専門的な人材の確保が重要であることに、区の協働の考え方が変化しつつあるようにも見えます。
 大田区初のNPO運営の児童館、学童保育である「子ども交流センター」(校舎棟3・4階)にしても、子どもや子育て家族をサポートする専門的な施設ですが、委託料や補助金は、区職員による直営館に比べると微々たるものです。この4月に就任した新館長も、「役所がワーキングプアを生み出している」と実態に驚き、問題提起しています。

 ボランタリーな力が、地域づくりにおいて大事なことはいうまでもありませんが、今後、行政サービスの委託や指定管理を進めていくにあたっては、専門性の確保には適正なコストがかかることを、役所も市民も理解しておく必要があるでしょう。



聖学院大学「コミュニティとフィールドワーク」で、
オープン以来、毎夏、お世話になっています。
今年も、8月4日(月)・5日(火)に訪れました。

こらぼ日記(ブログ)でも、とり上げていただきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/collabo_ohmori/34990582.html
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