11月16日(金)に行った、社団法人日本経営協会の「住民参画型行政の推進講座」。初日となる前日には、三鷹市役所健康福祉部調整担当部長の大石田久宗さんより講義がありました。それを受けての2日目、ワークショップによって受講者同士の経験を共有するというプログラムが、私の担当でした。
この日は、全国各地から、市民参加・協働政策やコミュニティ政策を担当する職員が多く受講していました。
それぞれの自治体での市民参加・協働の取り組みを、付箋に書き出して発表してもらいました。自治基本条例制定の生みの苦しみを経験している熊本市、市民参加による事業評価に取り組む愛知県東海市、市民参加での市庁舎移転に取り組む東京都立川市、合併後のコミュニティ政策に「共働」(市民と行政の「協働」に、市民、行政それぞれの単独の活動も加えた概念)で取り組む愛知県豊田市など、ユニークな事例が報告されました。
報告された事例については、テーマ別に分類したうえで、質疑応答をして、相互にアドバイスし合いました。
その後、別のワークも行ったのですが、とりわけ、日頃から、職員のファシリテーション能力向上に取り組み、部長級の会議などでも若手職員がファシリテーターを務めるという豊田市の職員は、手際のよいファシリテーターぶりを発揮して、他自治体の職員をうならせていました。
こういった、コーディネート能力やプレゼンテーション能力、政策に対する知識など、各種の実力を目の当たりにするのも、互いに刺激になってよいと思います。
また、11月20日(火)・21日(水)に行った、千葉県自治研修センターの「住民協働推進研修」。こちらは、千葉県内の市町村職員が対象でしたが、初日に「NPOと行政の協働」をテーマに私が講義を行い、引き続き2日目は、「ファシリテーション」をテーマに演習を行いました。
その2日目の演習の課題として、住民協働の事例の紹介を付箋に書き出して行い、アドバイスし合いました。やはり市民参加や協働の担当者が多かったのですが、県内の事例を互いに知る機会となり、大変好評でした。
もっとも、いつもうまく行くとは限らないのが、研修の難しいところ。都市計画担当者が多く参加した、ある研修では、同様のワークを行ったにもかかわらず、若手の職員が多かったためか、相互の質問や意見がなかなか出ずに困ってしまいました。受講者がおとなしい場合などは、もう一工夫が必要なようです。
とは言え、職務命令で受講して、明らかにやる気のない職員がいるのも事実。自腹ではなく、税金で勉強させてもらっているのですから、公務員としての自覚を持って、研修には少しでも積極的に参加してもらいたいものです。
かたや、12月6日(木)・7日(金)に行った、秋田県自治研修所の「まちづくり・地域づくりT」。研修所に1泊するとあって、夕方からは懇親会となり、日中の研修時間にも増して、秋田県内の県職員と市町村職員が交流する時間を持てました。
皆さん、お酒もすすむにつれて、口はますます滑らかになり、私も、秋田訛りがうつって、ヘンなイントネーションになりながらも、楽しく情報交換ができました。
受身の姿勢ではなく、積極的に受講者同士が交流できるように、これからも情報交換のワークをとり入れていきたいと思います。