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地域で廃校施設を運営 「こらぼ大森」 [2006年10月26日(木)]
 市民社会パートナーズの事務所がある大森には、市民が主体的に運営している公共施設がいくつかあります。
 その1つが、大森西2丁目にある、大田区区民活動支援施設「こらぼ大森」です。2004年4月にオープンしたこの施設、廃校になった旧大森第六小学校を転用した複合施設で、地元住民がつくるNPO法人が運営しています。(今年3月には、NHK『難問解決!ご近所の底力』にも登場。)
 私が講師をしている、聖学院大学の夏季集中講義「コミュニティとフィールドワーク」では、フィールドワークの演習地として、ここ3年間お世話になっています。
 今回は、10月12日(木)に、私がアドバイザーをしている、旧立川市立多摩川小学校運営協議会の視察で訪れました。運営協議会の市民3名、市職員2名、市民活動センターたちかわ職員1名の6名が参加しました。子どもが主役の施設というコンセプトのもと、廃校施設の具体的な使い方を検討中です。

 「こらぼ大森」は、校舎棟の1階には大田区シルバー人材センター作業室、配食サービスに利用できる調理室、2階には協働支援施設、3・4階には子ども交流センター(児童館+学童保育)があり、体育館棟とグラウンドは貸施設になっています。
 この施設全体の管理業務を区から委託されている、NPO法人大森コラボレーションの理事長・後藤三郎さん、事務局長・坂井和恵さんに案内していただきました。

 見学の皆さんが一番楽しんだのは、子ども交流センターで毎週木曜日に開店している「駄菓子屋すみちゃん」。近所の駄菓子屋さんが実際に駄菓子を売るこの部屋には、子どもたちがわんさか。目移りしそうな数の駄菓子から思いおもいに買って食べます。【上写真】
 また、もともと家庭科室だったこの部屋では調理もできるため、この日は、小学生の女の子たちがお月見団子をつくり、ふるまってくれました。立川の面々も、どぎまぎしながらも嬉しそうにもてなされました。

 管理団体の大森コラボレーションは、地元町会をベースに、市民活動をやっている人も加わってつくった、珍しいNPO法人です。雇用しているスタッフも地元の人たちなので、地域が運営する施設になっています。
 揃いのジャンパーを着たスタッフが、学校が終わって子ども交流センターに来る小学生たちに「おかえりーっ」と声をかける様子を見て、立川の皆さんも感心していました。

 「安全に遊べる場所が減ってきているので、ここでは思いっきり遊べるようにしたい。でも、他の利用者に迷惑をかけるようなことをしたら叱りますよ」とは、坂井さんの言葉。
 近隣からの苦情はないかとの質問に、後藤さんは「地域の町会長が理事をやっているから、話せばわかってもらえる。行政が話すとそうはいかないよね」と、立川市の課長を見ながら、ちょっと得意げに答えました。

 地域のおじさん、おばさんが運営することからくる温かみは、行政運営や企業運営にはないものでしょう。官業の民間開放がさかんですが、市民運営を選ぶ場合の大きなヒントになると思います。
 「こらぼ大森」の皆さん、このたびは(も)、ありがとうございました!

NPO法人大森コラボレーション http://homepage2.nifty.com/collabo-ohmori/
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