どちらも正しい[2019年10月13日(Sun)]
相談支援の仕事をするときのことです。
その仕事は、その人(利用者さんといわれるひと)がどんな人なのか確認することから始まります、自分の価値観も混ざり合って、正しいことにみえたり、正しくないことにみえたりするので、相談員の私たちは研修でアセスメント手法なんてことを習ったりします。
でもそもそもが、人の生き方に正しいも正しくないもなく、上と決めれば必ず下ができるように、常に両方とも同時にあって、矛盾に満ち満ちているのが人の生活。
それを、自分が、ときに他人が、正しい正しくないで白黒つけようとし、デジタルなスピード感で解決しようとすればするほど、自分を責めなくてはいけなかったり、人を責めなくてはいけなかったりと・・・。とてもとても笑顔ではすごせない一日になってしまいます。
正反対のものごとも、矛盾も、両方をゆっくりと寛容に受け入れて、台風で被災された方々のことを思いつつも、朝は寒くなってふとんから出にくいけれども、今日も当たり前にある自分の一日に感謝して、人に生まれたからには人のために役立つ仕事ができたら最高です。
相談員や利用者さんといわれるひとたちも、お互いに。
相談員をするときの理事長でした。