• もっと見る
NPO法人コミュニティサポートいずも
« 2018年08月 | Main | 2018年10月 »
放課後デイ運用見直し[2018年09月01日(Sat)]
事務局からのブログ当番理事長がお届けします。
厚生労働省から盆ごろに、放課後等デイサービスの運用見直しの指示がありました。

CSいずもでは今年4月からの介護報酬減額を受け、人員整理やサービス低下でない方法での経費節減に取組んでいます。半年間準備をして今月9月からいろいろな取り組みを実行に移します。その一環で事務局は、少しでも家賃の安い事務所に今月お引越しします。
慣れた場所を引っ越すことは手間もかかり大変申し訳ない気持ちですが、経営をしていくうえで雇用を守ることそして事業を継続させることは最優先事項です。

これでも今年度は赤字予算を組んでおり、12月に1000万円の運転資金借り入れを予定しています。

厚生労働省からのデータでは、4月に約80か所の放課後デイサービスが廃業もしくは休業したとのこと。
全国でビジネスチャンスとばかりに、「雨後の筍」状態であった放課後デイに規制をかけるのは予測されていましたが、あまりにも大きい下げ幅と昨今の福祉人材不足とあいまって全国的に経営が揺らいでいると思われます。

松江市ではだくさんの放課後デイができたあとだったからよかったものの、出雲市では放課後デイがまだまだ足りない状況での報酬減額に、今年新規に放課後デイをたちあげようとする法人はなくなったでしょう。なので来年就学入学で放課後デイを必要としている人はサービスが受けられない可能性が高くなっています。さらには、周辺市町村から出雲市の生活、福祉環境を求めて引っ越して来られる方も見受けられるようになってきました。

さて、厚生労働省指示の運営見直しですが、4月に減額された事業所は、軽度の児童が半数以上の軽度型放課後デイということです。(CSいずも6か所の放課後デイも軽度事業所となりました。)全国では、経営者がいわゆるボーダーな児童のみに利用者を選って、さらには学生アルバイトに児童をケアさせるような悪質な法人が多数見受けられたからと思われます。

しかし、成長発達途上の児童たちが軽度か重度かのものさしはいったいどんなものでしょう。4月時点では、重度とは食事、排せつ、入浴、移動の4項目のうち3項目以上が「全介助状態」であることです。身体障がい部分のものさししかありませんでした。ほとんどが軽度事業所になるのも当然です。

そこで、今回厚生労働省は異例なことながら年度途中に知的障がいや行動の障がいをものさしにして、急遽認定調査のやりなおしを検討しなさいというものです。さて当然ながらその「ものさし」にも問題があります、行政や保護者の現状理解がなされないまま、今動き出しました。

ご愛読いただいている方にはごめんなさい。もんもんとした気持ちを吐露して長くなりました。続きは次回に。
Posted by CSいずも at 00:00 | CSいずも | この記事のURL | コメント(0)
| 次へ
プロフィール

コミュニティサポートいずもさんの画像
リンク集
<< 2018年09月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
最新記事
最新コメント
検索
検索語句
https://blog.canpan.info/cs-izumo/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/cs-izumo/index2_0.xml