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プロフィール

小3からインターネットに触れ、中学生の時には日記サイトが半年で100万PV達成、会員500人規模のSNS型オンラインゲームを運営。高校では商学・簿記を学びながら、独学でアフィやSEOを体験。明治大学商学部に進学、勤めていたセブンイレブンでは店長を体験。「広告研究部」で研究代表を務めながら、広告会社や通販会社でインターン。
明治大学「ブログ起業論」3期を首席で卒業したのち、二十歳で起業。


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【書評】広告、WEBにも。伝えることの全て→「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」

  2010/10/11(Mon)

プレゼンテーションだけで400ページもある、アップルのスティーブ・ジョブズを題材とした「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」を読みました。ジョブス氏のこれまでのプレゼンの例や分析付きで充実の内容。読み応えMAXですね。







■人々を惹きつけるプレゼン 18の法則、というのは公開されていて、以下です。


<ストーリーをつくる>
・構想はアナログでまとめる
・一番大事な問いに答える
・救世主的な目的意識を持つ
・ツイッターのようなヘッドラインを作る
・ロードマップを描く
・敵役を導入する
・正義の味方を登場させる


<体験を提供する>
・禅の心で伝える
・数字をドレスアップする
・「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
・ステージを共有する
・小道具を上手に使う
・「うっそー!」な瞬間を演出する


<仕上げと練習を行う>
・存在感の出し方を身につける
・簡単そうに見せる
・目的に合った服装をする
・台本を捨てる
・楽しむ



■最初の2ページくらいで気づきました。




これは、プレゼンテーションの本ではありません。




いや、バリバリのプレゼン本なんだけど(廣瀬はなにをいっているのか?と言われそうだけど)、伝えるツールがたまたまジョブスのプレゼンが題材なだけであって、本書に記されている内容は「伝えることの全て」であることは間違いありません。というか、本書も途中で構築したストーリーや体験などは、WEBや広告やPRやクチコミなど全ての媒体に共通して使われるよう設計がしてあるという風にもかかれています。

この本で学べるたくさんの”伝えるコツ”というのが、これがもう応用利きまくりの万能スキルなわけですよね。

具体的には、


 →広告に使えます。

 →ブログに使えます。

 →営業に使えます。

 →ツイッターでも使えます。

 →ホームページ制作でも使えます。

 →チラシつくりにも使えます。

 →スピーチに使えます。

 →就職活動に使えます。

 →なんなら、女性を口説くためにも使えるかもしれない



観衆の視線をあつめ、飽きさせず、ワクワクさせる。たまたま本のタイトル的に、といいますか、リアルタイムの場で空気を共有するプレゼンテーションに表現方法が集められていますが、”伝えるコツ”という武器を習得することで人生を有利に運べそうな、重要な本質が隠されていることに自分の意識が集まりました。

<ストーリーをつくる>だけ読んでも十分。ここまででもう凄いよねぇ。ものの伝え方が改善されるだけでなく、発信方法を起点にして、伝えるもの自体までなおすべき箇所を発見できる。マーケティングにも応用できて、コンセプトメイキングの箇所にもマッチするし、通販サイトで大事なストーリーの構成、体験の提供まで応用が効くような気がしました。




■プレゼンに使うには要注意だな、とも思いました。


伝えるコツが凝縮された本ではありますが、ジョブスのクールでイケてるプレゼンの事例が豊富にでているので、プレゼンテーション術を高めるための本としてもかなりの機能性を保持しています。iPodをポケットから出したり、マックブック・エアーをA4の茶封筒から出したりといったパフォーマンスなんかも数度と取り上げられています。

でも、たとえばauやドコモのお偉いさんがでてきて、アンドロイド端末やエクスペリアをポケットからだして発表とかしちゃったら、結構それはそれで恥ずかしい。ソフトバンクの孫社長ならまだいいかもしれないけど、じゃあ、auやドコモのお偉いさんとジョブス氏と孫社長の差ってなんだろう、とか考えるわけですよ。

本書の本質は、ひとにものを伝えることはなんだろね、ということであって、そこは十分に真似すべき部分。
でも、ジョブス氏の事例があるような、個々の表現方法だったり台本のト書き(脚本などにおいて、俳優が声に出す台詞以外の部分のこと)の部分なんかは、ジョブス氏の事例をじっくり見極めたうえで自分で作り出さなきゃいけないんだろうなぁと思ったわけですね。

本質をとらえずに、ジョブス氏のマネをしてただポケットからデバイスを取り出すマネをすると火傷をしそうですが、プレゼンがエンターテイメントになっててグルーヴ感バリバリの空気つくってたら、アリ。うーん、一夜にしてできることじゃないだろうなぁ。(一夜にしてできることじゃねーよ的なことが、第3部「仕上げと練習を行う」の内容でもあるんですけどね。)


---


明日にもスライドを使ったプレゼンが控えていて、プレゼンテーション自体を可及的速やかになにかしら改善したいなら、「プレゼンテーションZEN」のほうがオススメ。
「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」はもっと本質をじっくり付いて分析した、重量ある内容。読む/読まないで人生に差がつくタイプのスキル本ですね。予め「伝える方法」を習得するつもりで読んでも良し。非常に良書でした。





この記事のURL:http://blog.canpan.info/creative/archive/315