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プロフィール

小3からインターネットに触れ、中学生の時には日記サイトが半年で100万PV達成、会員500人規模のSNS型オンラインゲームを運営。高校では商学・簿記を学びながら、独学でアフィやSEOを体験。明治大学商学部に進学、勤めていたセブンイレブンでは店長を体験。「広告研究部」で研究代表を務めながら、広告会社や通販会社でインターン。
明治大学「ブログ起業論」3期を首席で卒業したのち、二十歳で起業。


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【マネジメント】厳格な管理は20世紀型マネジメント。21世紀型は…「コントロール破棄」

  2010/05/05(Wed)

リカルド・セムラー氏による「奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ」を読んで、気になる話があったのでまとめ。







http://www.amazon.co.jp/dp/489346941X/




21世紀型のビジネスについては、多くのところで示唆に富んだ議論やお話を伺ってきました。


「これからは、共感・感動を起こすストーリーが経済を動かす」
「10年前は情報化、5年前はエコをやった企業が儲かった。これからは社会的意義のある活動をした企業から順に儲かる。」



こんなお話を、いろいろなひとから聞くわけです。特に示し合わせたわけでもなく、知り合い同士でもないセンパイ経営者方が、同じことをいうのですから。”成功しているひとは同じこという”という俺的法則にあてはめると、これら仮説には、有用性があるに間違いありません。

おいしい安全は当たり前、品質がいいのは当たり前、環境にいいことは当たり前・・そして2010年を皮切りに、「日本にいいこと・世界にいいこと」がファクターになってくるそうですね。

この議論は、マーケティング方面での仮説なわけです。
商品開発、流通経路戦略、広告、価格戦略、顧客コミュニケーションなどにおいて大事にすべき視点です。
なんかとっても大きなお話になっている気がしますが、ここまでが前置きです。




マーケティングについての21世紀型アプローチはわかりました。
では、マネジメントについての21世紀型アプローチはどうなのか?ということが、本書「奇跡の経営」に掲載されています。






すなわち、共産主義的だったり軍隊式だったり厳格な管理体制によるマネジメントは、すでに役割を終え、
21世紀型の安定した職場をつくるためには、「コントロール破棄」という発想が必要であると、「奇跡の経営」では説かれています。


すべて、良識でとらえる。
独立したひとりのオトナが大人としての判断をしてくれるものと信じ、任せる。
ですからセムコ社はほとんど自由。自由奔放に社員を解放することで、プライベート時間との両立が確保され、充実したストレスフリーな状態にもってくることが出来るそうです。



 服装→自由。(仕事が一番円滑に進む服装で。)
 髪型→自由。(仕事に支障をきたさない程度でプライベートを尊重。)
 出勤→自由。(仕事が一番円滑に進む時間帯で。)
 退勤→自由。(プライベートがあるならそれにあわせて仕事を片付ければ良い。残業も定時もない)
 給料→自由。(組織のなかでバランスのとれた範囲内で自由に設定。)




そーいうのはクリエイティブ系、営業系、デスクワークだから出来る話なんじゃ・・・とツッコミをいれたくなりますが、工場のラインや小売店のシフトについても本書に記述があり、そうした労働集約型の環境でもマネージャーとともに打ち合わせてコミュニケーションをとり、理想の形態をセムコ社ではつくりあげているそうです。



もちろん「出勤日と給与を自由にすることが21世紀型経営」なんていうことではありません。この具体例は単なるシステムの話です。

いままでは企業の利益と成長のために社員を縛っていました。セムコ社オーナーで本書の著者リカルド・セムラー氏は言います。「これからは逆なんです。」ということで次のような点がのべられております。



 ・社員の幸せの延長線上に→→企業の存続があるのだ
 ・社員が常に充電MAXでいられて仕事超楽しい状態のときに生まれるパフォーマンスこそが、これからの社会をささえ、結果的に会社も高収益体質にもなる。




4半期に一度の決算を余儀なくされる上場企業で、さてそれが出来るかな?と本書でも「ウォールストリート街の企業」への批判もありましたが、セムコは非上場ながら経済的にも大成功していて売上も東証1部レベルであることを考えると、未来に明るい光をもたらす頼もしい事例なんじゃないかと思うわけです。

「出勤日と給与を自由にして社員に決めさせる」という刺激的なフレーズに思考をひっぱられず、本質を見極めてじっくり読みたい一冊ですね。そのために翻訳者あとがきでも「ちゃんと理解したいなら7回読んでください!」って書いてあります(笑)

さすが翻訳のために数百時間はこの本を見続けたひとでしょうから刺さるコトバですねっ。







 



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