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【開催報告】第1弾「 開かれた対話と創造の場 」 をつくる〜 第3カーブ・マーケティングとは 〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2017年5月16日 (火) 午後・東京 [2017年05月17日(Wed)]

NPO活動の中で、その活動を可視化して知ってもらうこと、生み出しているものを価値化して理解してもらうことはとても重要なことです。情報発信や広報の視点から、どのNPOも活動の可視化には積極的に取り組んでいます。しかしながら、活動そのものや、活動の成果から生み出されている「価値」については、いかがでしょうか?

松原さん3.jpg

これは、NPOが活動から価値を生みだしていないという訳ではないと思います。
もし、活動や団体の価値を言語化ができない、もし、その価値は従来のモノサシでは測れな、という仮説が成り立つならば、今のNPOに不足しているもの、足らないものが見えてきます。

そこで、3つのセミナーを企画しました。

第1弾は、ビジネス、マーケティングの視点について考えました。
例えば、ビジネス・セクターでも従来の考え方ではうまくいかないケースが多くなっています。新しい視点が求められています。では、これからのマーケティングには、どんなことが求められているのでしょうか?そこに、「価値志向」のNPOの活動を考えるヒントが隠されていると思います。

そこで、CANPANのセミナーではお馴染みの、設樂剛事務所の松原朋子さんを講師にお迎えして、セミナーを企画しました。

【松原朋子さんからのアンサー】
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【00013】 NPOの役目
人びとの「生活の質」を改善するために、政府と企業ではカバーできない領域にNPOは切り込んでいく。ステイクホルダーとの「関係づくり」を確かなものにし、「開かれた対話と創造の場」をつくりだすこと、つまり、新しい需要と価値を創造するマーケティングを自在に使いこなすことで、NPOはまだまだ発展の余地がある。(つづく)
http://www.archpelagos.jp/archipelagos/00013.html
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「開かれた対話と創造の場」。みなさんは、ここから何を連想されますか?

CANPANが課題としてあげているように、時代が変わり、また、社会が多様で複雑になってくるとともに、有効なビジネスの考え方も大きく変わってきています。戦後のビジネス原理と、インターネットが台頭してからのビジネス原理、そして、さらに、これからの社会に対応しうる持続可能なビジネス原理は、それぞれ異なります。これは、なにもビジネス・セクターだけのことではなく、NPOにも、行政にも、学校にも、美術館にも、図書館にも、共通の考え方です。

これからの考え方でキーになるのが、「開かれた対話と創造の場」。この考え方を重視する「第3カーブ・マーケティング」について教えていただきました。皆さんの日々の活動に、部分的にでも取り入れていただくことで、より効果的な活動を展開できるヒントが盛りだくさんでした。

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日本財団CANPAN・NPOフォーラム
第1弾「 開かれた対話と創造の場 」 をつくる
〜 第3カーブ・マーケティングとは


日 時:2017年 5月 16日 (火) 14:00〜16:00(受付:13:45)
場 所:日本財団ビル 会議室
参加者:20名
主 催:日本財団CANPANプロジェクト

<実施内容>
ファシリテイター&プレゼンター:松原朋子さん(設樂剛事務所)
レクチャー&ワークショップを織り交ぜながらの講座でした。
ご参加いただいた石原さんより、本セミナーについてまとめてくださいましたのでご紹介します。
こちらもぜひご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/yamyam00/e/05873b38b1486cea4482a9332f1efad6

1.オープニング・トーク 
  "開かれた対話と創造の場" からイメージすることとはなにかを個人でシートに書き出し、それぞれのイメージをシェアする時間になりました。

2.ビジネス・パラダイムの転換
  マーケティング論についてどのような時代の変化が起こってきたのかをお話しいただきました。

3.第3カーブ・マーケティング
第3カーブ・マーケティングとは何かをお話しいただき、ワークシートに第1カーブ、第2カーブ、第3カーブ組織にとって該当するところは何かを書き出してみる時間となりました。

松原さん2.jpg
講師の松原さんにも、テーブルを満遍なく回っていただきヒントをいただきながら書き出していきました。その後、テーブルごとにシェアをしました。他の人の意見を聞くと新しい視点が生まれて、対話の場として有効活用できた機会でした。

4.第3カーブ・カンパニーの諸特徴
5.ダイアログ:発見された課題への第3カーブ・アプローチ
6.クロージング
  ・気づきのシート記入など

参加者の方の考え方をお聞きしながらの2時間でしたが、それぞれ組織の体質があるなかで、時代の変化に対応していくこと、そのプロセスから価値を生み出していくことがどれだけ大切かを考えられた時間でした。どれだけ貴重な経験・体験ができるか、また非顧客層への影響についても重要な視点だなと考えは深まるばかりでした。

< 講師プロフィール >
松原朋子さん( 設樂剛事務所 共同代表 | インターミディエイター )
【写真】松原さん.jpg

2006年以降、社長直下の部門にて、日本マイクロソフトの企業市民活動(CSR・CSV)およびCSRコミュニケーションを統括。その間、地方自治体との協働で、地域の新たな担い手を養成する「地域活性化協働プログラム」を新規開発し、10以上の自治体と締結・推進(第3回 日経ソーシャル・イニシアチブ大賞 ファイナリスト受賞)。総務省委員(人材力活性化研究会)を経て、同省 全国地域づくり人財塾 東日本支部事務局。

現在は設樂剛事務所にて、次の時代を支える新しい「物語」を提示しながら、革新型経営者たちや様々な領域のクライアントとともに、この先の「未来構想」創出に取り組む。現職の「インターミディエイター」とは、一握りの強いリーダーと、その他大勢のフォロワーという垂直的な構図を打ち破って、多様なアクターの「あいだ」に立ちながら両側を変え、新たな需要と未来を創り出す存在。組織、地域、社会のいたるところが切れ切れの今、インターミディエイターとして新たな結び目を回復・創出しながら、数々のイノベーション促進型プロジェクトに携わっている。「未来構想プログラム」事務局。慶應義塾大学SFC 総合政策学部卒。

Facebook: http://www.bit.ly/N3Program
Web: http://www.archipelagos.jp/intermediator.html

★★★気づきの共有シート★★★


講師の松原さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
Posted by 藤川 幸子 at 10:54 | NPO支援 | この記事のURL | コメント(0)
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