【報告・番外編】学生ボランティアと、CANPAN・NPOフォーラム「白書とブログ」 [2012年06月26日(Tue)]
先日のCANPAN・NPOフォーラム「白書とブログ」にボランティアとして参加してくれた、日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)の桑原さんが当日の感想を寄せてくれました。
学生ボランティア視点での感想、参考になります。 NPOフォーラムの概要はこちら https://blog.canpan.info/cpforum/archive/32 ーーー このCANPANフォーラムに参加し、改めて「発信」することの重要性を感じました。 それを元に、学生のボランティアについていろいろと考えてみました。 ボランティア活動をする学生は、様々な理由でその活動に参加しているだろうと思います。その中の学生の多くは、自分の視野を広げるため、または自分の経験のためにやっているでしょう。それも充分な理由であり、一つの大きなエネルギーになる要因だと思います。 しかし、そればっかりになってはいないでしょうか?自分たちが活動をして、それで満足することに終わっていないでしょうか?自分のため「だけ」の活動になっていないでしょうか? たとえそのような気持ちでなくとも、『問題がある⇒問題を解決するために活動をする⇒それで終わり!』それだけでは、自分達のために活動していると考えられてしまっても仕方ありません。そのようなサイクルを繰り返していく結果、その活動はひとりよがりのボランティアになってしまいかねないと思います。私はこの点について、もう一度きちんと反省してみるべきだと思いました。NPO団体さんたちのようなシビアな環境でない分、私たち学生の活動はそのような事態に陥りがちなように思います。 そもそも、自分たちの活動だけでボランティア活動で対象としている問題を解決することは不可能であることが多いと思います。そのうえ、学生は、お金もなく、権力もなく、あまりに無力です。しかしそのような無力である学生だからこそ、多くの人に知ってもらうために、社会に伝えていくために、自分たちの活動をしっかりと発信していくべきだと改めて思いました。 CANPANフォーラムにて配られた資料に、『私たちの活動の意義は、「行うこと」ではなく、その成果として、よりよい社会が実現することである。』と書いてありました。この言葉の意味を、私達学生はもう一度よく考えてみるべきかもしれません。これはこのフォーラムに参加し、私自身が一番深く反省したことです。貴重なお話をありがとうございました。 日本財団学生ボランティアセンター桑原 ーーー 学生の社会貢献活動について、すごく貴重な視点ですね。 NPOフォーラムの概要はこちら https://blog.canpan.info/cpforum/archive/32 日本財団 山田泰久 |