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【開催報告】スポーツとチャリティを学ぶ!〜先進国の事例から、日本の取り組みをアップデートするヒントを探る〜(日本財団CANAPN・NPOフォーラム) [2019年01月13日(Sun)]

今回のセミナーは、「スポーツ×チャリティ」に関するセミナーの第3弾を開催しました。

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日本でも、スポーツを活用したチャリティ活動を目にする機会が増えました。
NPOや企業のCSR部門が楽しみながらチャリティを行う手段としてスポーツを活用することや、スポーツ団体が地域コミュニティや社会の一員として社会貢献活動に積極的に取り組むことが多くなり、「スポーツ×チャリティ」の動きが加速しています。しかしながら、日本国内においては、この分野に関する事例の体系化やノウハウの共有などがほとんど実施されていないのが現状です。

そこで、前回のセミナーでレクチャーをしていただいた早稲田大学スポーツ科学学術院助教の醍醐笑部さんをナビゲーターに、アメリカ、オーストラリアでスポーツチャリティを実践し、かつ研究をしてきたKevin Filo氏(グリフィス大学観光・スポーツ・ホテルマネジメント学部准教授)をスピーカーにお迎えして、セミナーを開催しました。

Kevin Filo氏は、母国アメリカのランスアームストロング財団(LAF)で勤務されたのち、現在はスポーツフィランソロピィをご専門とされオーストラリアの大学にて教鞭をとられています。これまで日本でのチャリティイベントマネージャーやスポンサーに関する調査研究を行ったほか、オーストラリアではチャリティスポーツイベントに関わるファンドレイザー(資金を調達する人)とドナー(ファンドレイザーの活動を応援し寄付を提供する人)についての研究プロジェクトが進んでいるそうです。

今回は、こうした知見をもとにレクチャーをしていただきました。あわせて、アメリカやオーストラリアの「チャリティ×スポーツ」の現状と変化についてもご紹介いただきました。後半では、Kevin Filo氏より、参加者の質問に答える形で「スポーツ×チャリティ」について、ディスカッションしました。

この分野をテーマにしたセミナー自体、あまり開催されておらず、貴重な機会となりました。今、日本で実践されているスポーツ×チャリティの取り組みをより効果的に、そして共感的なものとして、アップデートするためのヒントが満載のセミナーとなりました。

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日本財団CANPAN・NPOフォーラム
スポーツとチャリティを学ぶ!
〜先進国の事例から、日本の取り組みをアップデートするヒントを探る〜

【寄付月間2018 公式認定企画】

日 時:2019年1月10日(木)19:00〜21:00
場 所:日本財団ビル2階会議室1−3
対 象:スポーツ×チャリティに興味関心がある、NPO、企業CSR、行政、
    スポーツ関係者、研究者、学生など
参加者:30名
主 催:日本財団CANPANプロジェクト
備 考:セミナーは逐次通訳で行いました。


<スケジュール>
19:00 オープニング
・本日の趣旨説明

19:10 レクチャー
ナビゲーター:醍醐笑部さん(早稲田大学 スポーツ科学学術院助教)
【プロフィール】
2015年早稲田大学にて博士号を取得後,オーストラリアグリフィス大学に研究職として赴任.専門はスポーツ経営学および舞踊教育論.第二回セミナーの講師を務め,日本のチャリティスポーツイベントについて様々な研究を行う.

・スポーツチャリティか、チャリティスポーツか?

・チャリティベースのスポーツイベントとチャリティが付加価値のスポーツイベント
 身体的関わりと社会的・組織的関わり

・スポーツ×チャリティキューブ
 ★チャリティベースのスポーツイベント
 スポーツを用いてイベントをより効果的なチャリティ機会にする
 ★チャリティが付加価値のスポーツイベント
 チャリティをスポーツイベント(の一部)にすることでスポーツイベントの価値を高める

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スピーカー:Kevin Filo氏(グリフィス大学 観光・スポーツ・ホテルマネジメント学部准教授)
【プロフィール】
米国ウィスコンシン州に生まれ、テキサス州にて修士号取得後、オーストラリアへと渡りグリフィス大学にて博士号を取得。 大学におけるキャリアを開始する前に、ランス・アームストロング財団(LAF)(現在はLIVESTRONG財団)のマーチャンダイジングコーディネーターとして勤務。 LAFでの在任期間中、組織はナイキと提携してLIVESTRONGリストバンド・キャンペーンを開始。これは、現在でも当財団において最も成功したマーケティングキャンペーンとして注目され続けている。 自身もこのキャンペーンを作り上げた一人であり、組織全体で8000万本以上のリストバンドを販売し、すべての収益がLAFを通して寄付を必要とする人のもとに届けられた。

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【講演内容】
1.ランス・アームストロング財団(LAF)での活動について
 LAFでの経験や学んだことについて情報を提供します。

2.チャリティスポーツイベントに関する調査研究について
 次に、研究プロジェクトの内容や、調査研究を通じての知見を共有します。現在、チャリティスポーツイベントに関わるファンドレイザー(資金を調達する人)とドナー(ファンドレイザーの活動を応援し寄付を提供する人)についての研究プロジェクトを実施しています。プロジェクトは、ファンドレイザーやチャリティ参加者がファンドレイズを行う中で経験する具体的な課題や、成功体験を整理したものです。そこでは,寄付を求めることに対する苦悩や、ファンドレイズに費やす時間に対する葛藤が浮かび上がりました。また、ファンドレイズを通して寄付される金額の大小や、ストーリーテリングの活用など、ファンドレイザーが行ってきた戦略についても紹介をします。そのほかにもこれまで行ってきた様々な研究の知見を共有することで、実際にチャリティスポーツイベントを通して資金獲得を目指す、ファンドレイザーや、それを支援するスポンサー企業、ドナー、チャリティ団体との対話を深めることに貢献したいと思います。

3.アメリカやオーストラリアの「チャリティ×スポーツ」の現状と変化について
 最後のプレゼンテーションでは,アメリカとオーストラリアのチャリティスポーツイベント環境や傾向についてお話しします。クラウドファンディングの出現やソーシャルメディアの活用によって大きな変化が起こっている点は、日本においても同様であり、日本での実践にも参考になるでしょう。

【ケビンさんの講演内容】
以下の内容は、山田がメモ書きしたものです。
ご参考まで。

・チャリティスポーツへの興味が高まっている。
・寄付を募ることに伴う困難について研究している。どう克服するか?
・寄付を集めることの制約と、個人が参加することの制約の2種類がある。
・寄付を集めることの制約は以下の4パターン。
 1)興味なし(いいねというだけで次のアクションなし)
 2)お金がない(寄付をする経済的余裕がない)
 3)お願いするのがいや(友人や家族に気遣う、自分が好きでやっていることだから)
 4)時間がない(活動に対して時間をさけない)
・この制約をどう越えていくか。「話す」「グッズ」「少額でもOK」という3つの方法。
・「話す」では、ファンドレイザーの動機を話す、個人のつながりを持つ、ドナーが寄付をするモチベーションをつくる。
・「グッズ」は何かものを提供し、インセンティブをつくる。ラッフルくじや対価を与える。
・「少額でもOK」は何か成し遂げたという感覚を持たせる。
・2つ目の研究はドナーの研究である。
・イベント参加者に代わって寄付をする人たち。
 1)ドナーは見返りをもとめていない。
 2)Goodは気持ちいい。
 3)寄付は効果がある。団体に効果をもたらす。
 4)若い人への支援(若者がファンドレイザー)
 5)参加者への共感・親近感。寄付でつながりを表現。
・チャリティのトレンドとして、競争激化。
・ストーリー語り。寄付はどう役立つのか。受益者にどう使われたか。

 

20:10 シェアタイム
グループになってシェアタイム
・参加者同士の自己紹介
・これまでの話を聞いての気づき
・すでに実践しているスポーツ×チャリティ

【前半のレクチャーを受けて、参加者のみなさんの興味関心ごと】
チャリティの目的は普遍的に?ワークするの?
成果をより個人的、特定して知りたいというドナーが増えていること

寄付行為の阻害要因となるもの
阻害要因をどう克服していくか、戦略
多様なステークホルダーへの影響

どのようにチャリティドナー・参加者の興味を惹くか 海外でのチャリティのトレンド
過去の海外でのチャリティでの事例

研究全般

ドナーがチャリティースポーツイベントにお金を払う要因
若者にインスパイアされて参加意欲をもったこと
ストーリーラインを話すことで、チャリティースポーツイベントの価値を高めることができること

制約と克服方法

スポーツチャリティイベントをやる時に資金集め
寄付先ってどうやって決めるのか?

Fundraiser
Storytelling
Fundraising

ドナーのモチベーションがなにか

何故、人は寄付をするかの理由について

スポーツチャリティーイベントの激化

スポーツは数あるコンテンツの1つだと思っています。その中でなぜスポーツに注目されたか教えてください。

寄付者の心理

チャリティースポーツかスポーツチャリティーか
チャリティー後の資金の流れで個人の人生にどれだけ影響を与えているのかドナーは関心がある。
クラウドファンティングでの個人的なイベントの発生と世界規模での共通問題の取り組み

ドナーはストーリーを求めている
グローバルなテーマが増えている
若者に感化されるドナーが多い

ファンドライズの奥深さ
チャリティースポーツとスポーツチャリティーの違い
今後の日本のチャリティーに必要なこと

制約と克服方法

ストーリー 寄付を募る時間

寄付金はどこの誰の役に立ったのか?という具体性を求められること。
ドナーが見返りをあまり求めていない。でもラッフルなどは効果的というのはどう考えればよいか?

ストーリーテリングの重要性

スポーツチャリティであれ、ファンドレイジングをする上の困難は他分野と同じであること
オーストラリア(=海外)であっても、「お金をください」が言いにくいという現実があること
海外のトレンドについて
寄付する理由5つ

ドナーがチャリティースポーツイベントにお金を払う要因
若者にインスパイアされて参加意欲をもったこと
ストーリーラインを話すことで、チャリティースポーツイベントの価値を高めることができること


【参加者から、講師への質問】
チャリティのコンペティションとは何ですか?

チャリティースポーツイベントが乱立し始めたときの懸念はありますか?
チャリティースポーツイベントの持つ価値を大きく損なうような団体も出現する可能性もあると感じてしまいました。

海外では参加者の支援は継続的な物になっているか?またその場合継続的な支援に繋げるための工夫などしているか?

寄付額を参加者のみに通達

なぜストーリーラインを語ることでチャリティースポーツイベントの価値を高めることができると言えるのか。

ストーリーテリングについてスポーツにからんだ話なのか?

日本とオーストラリアでチャリティに対する考え方の違いはあるか

イベントにスポンサードしてる企業のモチベーションがなにか、研究されてたら教えてはほしい

How do you define successful fundraising? I understand that it is not about the amount you raised. Is it building happiness to donors and fundraisers?

チャリティーイベントの激化が強まれば、どのような事態が想定されるか。
誰もこないイベントが開催されたり、中止されたりするのか。また、どのような解決策があるか。

@海外の地域団体や企業などがスポーツを活用して、どのようにチャリティあるいは社会貢献、CSR、社会連携などの輪に入っているか。
A海外の各団体はスポーツに何を期待して活動に参加しているか。"

イベントやファンドレイジングの話が主だったが、ファンドレイジング以外の社会貢献、例えば、誰か(exパラアスリートなど)を助けるとか、ボランティアをするとか、の研究はされてますか?

電話調査(定性的調査)を実施しているがアンケートなどの定量的な調査を実施しても今回の調査の結果を支持するものとなるか(特に見返りはいらないという部分)

ストーリーテリングについてスポーツにからんだ話なのか?

若者っていくつくらい?

チャリティーの対象により効果に差があるか? 貧困の支援?障害のあるふ人の支援?児童労働などなど

黄色のリストバンドをどのように売られたのか

市場が激化するなかで、これが!これこそがブレークスルーポイントだ!というのはありますか??

日本でファンドレイジングをするのに、最初の何割か?は自分の身の回りに声をかけることで集まると言うが、海外もそうなのか。

なぜストーリーラインを語ることでチャリティースポーツイベントの価値を高めることができると言えるのか。


20:25 ディスカッションタイム
Kevin Filo氏、醍醐笑部さんを交えて、参加者からの質問をもとに全体でディスカッション

【事前の質問など】
@海外の地域団体・企業等がスポーツを活用し、どのようにチャリティあるいは各種活動(社会貢献・CSR・社会連携など含め)の輪に入っているのか。
A海外の各団体はスポーツに何を期待して活動に参加しているのか。


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21:00 クローズ

【参加者のみなさんの感想】



<寄付月間について>
寄付の受け手側が寄付者に感謝し、また寄付者への報告内容を改善するきっかけとなり、そして多くの人が寄付の大切さと役割について考えることや、寄付に関心をよせ、行動をするきっかけともなる月間です。
NPO法人、公益法人、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付月間の発足を決定いたしました。
http://giving12.jp/

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