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No.229【ファンドレイジングスーパースター列伝】カーネギー図書館(アメリカ他) [2018年08月17日(Fri)]

カーネギー図書館

以前、アンドリュー・カーネギーをファンドレイジング・スーパースター列伝でもご紹介しました。
今回のその続きです。

カーネギーが寄付によって、アメリカやイギリスを中心に建設したカーネギー図書館を紹介します。

193px-Carnegie_motto,_Edinburgh_Central_Library.jpg
(1883年に建造された最古のカーネギー図書館:スコットランド ダンファームリン)

カーネギー図書館(英: Carnegie library)は、スコットランド系アメリカ人実業家・博愛家のアンドリュー・カーネギーの寄付金で建てられた図書館の総称である。ニューヨーク・カーネギー財団の支援により、2,500を超えるカーネギー図書館が建てられ、その中には公共図書館システムや大学図書館システムに属するものも存在する。

1883年から1929年に資金援助を受けた2,509のカーネギー図書館のうち、1,689がアメリカ合衆国にあり、660がイギリスまたはアイルランドにあり、125がカナダに存在する。その他、オーストラリア、ニュージーランド、セルビア、西インド諸島、フィジーにも少数存在する。この寄付金の申請をした自治体の中で、寄付を拒否された自治体はほとんどない。1919年に最後の寄付金が下りた時点で、アメリカ合衆国には3,500の図書館があったが、その半分近くはカーネギーの寄付金で建てられたものであった。
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(Wikipediaより)

Wikipediaの記事がとても参考になるので、いくつか引用します。

当初、カーネギーは自分が興味を持った町にしか寄付をしなかった。1890年代からは、彼の財団により寄付の範囲を拡大し、膨大な数の図書館が建てられるようになった。図書館設立の波は、南北戦争後に訪れた婦人会の設立ラッシュと同時に起こった。婦人会は図書館設立に尽力した団体であり、長期に渡る資金援助を行ったり、自治体に対してロビー活動を行い図書館運営や書籍収集などの支持を求めたりした。この結果、アメリカ国内の自治体にある図書館の75-80%が設立されるに至った。

カーネギー図書館の建物に大体共通する特徴として、いずれもシンプルでやや堅苦しいものが多く、利用客を歓迎する壮麗な入口は、ほぼ例外なく階段が付いている。この入口の階段は、学びによる人の向上を象徴している。同様に図書館の外には、啓蒙(enlightenment)を象徴するランプポストかランタンが設置されている。

アメリカ合衆国に渡り、ペンシルベニア州アレゲニーで地元の電信会社に勤めていた時は、ジェームズ・アンダーソン大佐の個人図書館に通って本を借りていた。アンダーソンは、毎週土曜日になると部下を対象に蔵書を公開していたのだった。カーネギーは自伝の中で、アンダーソンの名を挙げて(本を読むことができなかったとされる)「働く少年たち」に知識を与え、自己向上のチャンスを与えてくれた、と述懐している。

カーネギー図書館はほぼ全て、寄付金を受け取る町が守らなければいけないルール「カーネギー・フォーミュラ」に従って設立されている。そのルールは以下の通り。
・町は公共図書館の必要性を説明すること。
・図書館を建てるための土地を用意すること。
・毎年、図書館建設の費用の10%を運営費として用意すること。
・事業は無料であること。

カーネギーが資金援助を行った図書館の内、数百の建物は今では図書館としての役目を終え、博物館、地域センター、事務所、住宅などに使用されている。それでも、アメリカにある半数以上のカーネギー図書館は、建造から一世紀以上経った今日でも中低所得者層が多く住む地域などを中心に、図書館としての機能を保っている。例えば、ニューヨーク市のニューヨーク公共図書館システムでは、図書館システムを構成する39の建物のうち、31がカーネギーが出資した図書館である。同様に、ピッツバーグの公共図書館システムは、本館および18の分館がカーネギー図書館であり、「ピッツバーグ・カーネギー図書館」という名称で知られる。
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こんな本もありました。

カーネギー図書館 歴史と影響
著者・編者:ボビンスキー著、川崎良孝・川崎智子訳
発行:京都図書館情報学研究会
http://www.jla.or.jp/Default.aspx?TabId=87&pdid=p11-0000000397



Wikipedia:カーネギー図書館

By Kim Traynor - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=21133057
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