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【開催報告】ファンドレイジング・スーパースター列伝から学ぶ!〜寄付の歴史、寄付の文化〜(日本財団CANPAN・NPOフォーラム)2018年6月22日(金)夜・東京 [2018年06月22日(Fri)]

今年の1月1日から連載を開始し、毎日更新をしている「ファンドレイジング・スーパースター列伝」。もう間もなく、連載開始から半年を迎えます。
これまでに、160を超える、寄付・ファンドレイジング界のキラ星のごとくスーパースターが紹介されています。
このスーパースター列伝で語られているのは、単に人物の紹介だけではなく、いにしえからの寄付ムーブメントのうねりであり、息吹でした。そこには、寄付の文化があり、寄付の歴史がありました。

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今回は、このファンドレイジング・スーパースター列伝を題材に、あらためて、日本の寄付の歴史や文化を考える勉強会として開催しました。
ファンドレイジング・スーパースター列伝マニアの方はもちろんのこと、寄付の歴史を学びたい方、寄付についていろいろ知りたいと思っている方などにご参加いただきました。

まずはともあれ、「ファンドレイジング・スーパースター列伝」をお読みください。
⇒最新記事
  http://blog.canpan.info/cpforum/category_28/1

⇒過去の記事一覧(150記事分)
  http://blog.canpan.info/cpforum/archive/1197


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日本財団CANPAN・NPOフォーラム
ファンドレイジング・スーパースター列伝から学ぶ!
〜寄付の歴史、寄付の文化〜

日 時:2018年6月22日(金)19:00〜21:00
場 所:日本財団ビル2階第3・4会議室
対 象:寄付の歴史を学びたい人
   ファンドレイジング・スーパースター列伝の読者
   寄付について、知りたい方など
参加者:17名
主 催:日本財団CANPANプロジェクト

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<内容>
19:00 オープニング
・趣旨説明
・みんなで自己紹介

19:15 レクチャー
「ファンドレイジング・スーパースター列伝から学ぶ、日本の寄付」
話題提供:山田泰久(日本財団CANPANプロジェクト)

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ファンドレイジング・スーパースター列伝から学ぶ!〜寄付の歴史、寄付の文化〜

〜プロローグ〜
聖徳太子が四天王寺を建てられるにあたって、「四箇院(しかいん)の制」をとられた。
四箇院とは、敬田院(きょうでんいん)、施薬院(せやくいん)、療病院(りょうびょういん)、悲田院(ひでんいん)の4 つのことで、敬田院は寺院そのものであり、施薬院と療病院は薬局・病院にあたり、悲田院は病者や身寄りのない老人などのための社会福祉施設にあたります。( 四天王寺HPページより)
 
1.勧進
1)行基(奈良時代:668年生まれ)
・公共工事の父
・元祖ファンドレイザー
2) 大仏造立の詔(だいぶつこんりゅうのみことのり)( 743年)
・日本初の募金趣意書
・はじめての平民参加
3)勧進聖(平安時代〜)
・歩くクラウドファンディング
・往生系とコミュニティ系
4)重源(鎌倉時代:1121年生まれ)
・ファンドレイザー
・プロデューサー
5)勧進興行(鎌倉時代〜)
・エンタメ系ファンドレイジング
6) 薬師寺 と高田好胤(昭和時代:1967年)
・写経勧進

【コラム】
聖武天皇は天平15年10月15日(743年11月5日)、近江国紫香楽宮にて大仏造立の詔を発した。

朕、薄徳を以て恭しく大位を承く。志(こころざし)兼済に存して勤めて人物を撫(ぶ)す。率土の浜、已(すで)に仁恕に霑(うるお)うと雖も、而も普天の下、未だ法恩に洽(あまね)からず。誠に三宝の威霊に頼り、乾坤相泰(あいやすら)かに万代の福業を修めて動植咸(ことごと)く栄えんことを欲す。粤(ここ)に天平十五年歳(ほし)は癸未に次(やど)る十月十五日を以て菩薩の大願を発(おこ)して、盧舎那仏金銅像一躯を造り奉る。国銅を尽して象を鎔(とか)し、大山を削りて以て堂を構え、広く法界に及ぼして朕が知識となし、遂には同じく利益を蒙らしめ共に菩提を致さしめん。それ天下の富を有(たも)つ者は朕なり。天下の勢を有つ者も朕なり。此の富勢を以て此の尊像を造る。事や成り易く、心や至り難し。但恐らくは、徒(いたづら)に人を労すること有て能く聖を感ずることなく、或は誹訪(ひぼう)を生じて罪辜(ざいこ)に堕せんことを。是の故に知識に預る者は、懇ろに至誠を発して、各(おのおの)介(おおいなる)福を招き、宜(よろし)く日毎に盧舎那仏を三拝すべし。自ら当(まさ)に念を存し各(おのおの)盧舎那仏を造るべし。如し更に人の一枝の草、一把の土を以て像を助け造らんことを情(こころ)に願う者有らば、恣(ほしいまま)にこれを聴(ゆる)せ。国郡等の司、此の事に因りて、百姓を侵擾(しんじょう)して強(あながち)に収斂せしむること莫(なかれ)。遐邇(かじ)に布告して、朕が意を知らしめよ。

(大意)私は天皇の位につき、人民を慈しんできたが、仏の恩徳はいまだ天下にあまねく行きわたってはいない。三宝(仏、法、僧)の力により、天下が安泰になり、命あるものすべてが栄えることを望む。ここに、天平15年10月15日、菩薩の(衆生救済の)誓願を立て、盧舎那仏の金銅像一体を造ろうと思う。国じゅうの銅を尽くして仏を造り、大山を削って仏堂を建て、広く天下に知らしめて私の知識(大仏造立に賛同し、協力する同志)とし、同じく仏の恩徳をこうむり、ともに悟りの境地に達したい。天下の富や権勢をもつ者は私である。その富や権勢をもってこの像を造ることはたやすいが、それでは本意を達することができない。私が恐れているのは、人々を無理やりに働かせて、彼らが聖なる心を理解できず、誹謗中傷を行い、罪におちることだ。だから、この事業に加わろうとする者は、誠心誠意、毎日盧舎那仏に三拝し、自らが盧舎那仏を造るのだという気持になってほしい。たとえ1本の草、ひとにぎりの土でも協力したいという者がいれば、無条件でそれを許せ。役人はこのことのために人民から無理やり取り立てたりしてはならない。私の意を広く知らしめよ。
(Wikipediaより)


2.戦国時代から江戸時代
1)町衆・会合衆・大坂商人 →都市型 
  ・公儀橋vs町橋
2)豪農・豪商・庄屋 →地方型
3)無尽講 頼母子講 報徳思想 
4)七分積立金 義倉 社倉 囲米
  ・五人組→村・町(名主)→郡代・代官→藩
5)富くじ
6)儒教、朱子学、陽明学
  ・五常(五徳):仁・義・礼・智・信
    仁・・・人を思いやること
    義・・・利欲にとらわれず、なすべきことをすること
  ・陰徳陽報(いんとくようほう)
    「陰徳有る者は、必ず陽報有り」
 

3.明治時代以降(1868年)
1)地域自治
2)キリスト教の博愛主義(1870年代)
・ライオン(株)の前身の小林富次郎商店の慈善券(1900年)
3)文明開化(鹿鳴館)
・華族、貴族
・初のチャリティバザー(1884年)
4)都市化による社会問題
5)皇族の下賜金
・マッチングファンド
・呼び水効果
6)渋沢 栄一(1840年〜1931年)と石井十次(1865年〜1914年)
7)救世軍
・慰問かご(1906年)
・社会鍋(1909年)
8)実業家や財閥の勃興
・三井慈善病院(1909年)
・渡米実業団(1909年 渋沢栄一、ビジネスとフィランソロピー)
・関西の寄付王:山口 玄洞(1917年以降)
・慈善病患者:本山彦一(1911年)
9)慈善活動家から社会事業家
10)国家的募金活動
・明治神宮(1915年)
・米騒動(1918年)
・関東大震災(1923年)
・ 国防献金 (1930年)
11)戦争
・ 慰問袋 (日露戦争 1904年)
・ 軍事物資献納運動 (〃)
・勝札(富くじ)(太平洋戦争 1945年)

 
4.戦後(1945年)
1)共同募金(1947年)
2)アメリカの援助(40,50年代)
3)カンパ
4)企業の社会貢献活動
・フィランソロピー(1990年代)
・企業メセナ協議会(1990年)
・経団連・1%クラブ(1900年)
・CSR元年(2003年)
 
【コラム】
憲法第八十九条
 
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。

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19:45 グループディスカッション
少人数のグループになってディスカッション
・オールド・ファンドレイジングに学ぶ!
・はたして、日本に寄付文化はあったのか?
・お気に入りのファンドレイジング・スーパースター

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みなさんから出た意見やアイデア、話題などを少しピックアップ
・クラウドファンディングで寄付を集めた事例、その時は付き合いのある人からの支援が多かった
・陰徳の美の影響はどこまであるのか?
・寄付と税の関係
・善意銀行とは?
・寄付文化はあるのか?ないのか?
・ボランティアやフィランソロピーは「文化」とつけないのに、なぜ寄付は「文化」がつくのか?
・小さな政府と大きな政府、その違いによる寄付の状況
・相互扶助の文化
・戦後の日本の寄付の歴史は?
などなど、様々な話題が出てきました。


20:55 クロージング

21:00 終了


<寄付の志向>
◎寄付の3ch
  charity
  change
  cheer
◎この3つに、「C」で始まる4つの単語を加えて「寄付の7C」
  ceremony
  communication
  community
  cost


<参考情報>
◎フィランソロピー概念の考察
 ―西欧におけるフィランソロピー研究のシステマティック・レビューと日本のフィランソロピー研究の発展に向けて―
 大西たまき
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/janpora/17/1/17_1/_pdf

◎大原社会問題研究所雑誌 628号 2011年2月号(1月25日発行)
 【特集】フィランスロピーに関する研究動向の整理と文献紹介(2) 
 インド−資金調達としてのフィランスロピーとNGOの活動
 井上 貴子
 中国および香港−中国人社会の個性に注目して
 帆刈 浩之
 日本−フィランスロピー研究における現状分析と歴史研究の課題
 大杉 由香
 フィランスロピー研究の成果と課題
 高田 実
 ヨーロッパのユダヤ人フィランスロピーと社会発展−19〜20世紀におけるロスチャイルド家の事例研究から
 クラウス・ヴェーバー/金澤周作訳
 http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/628/

参考文献一覧
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/1353


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