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【開催報告】2019年の活動主体のデータベースを考える勉強会 第4回 8月22日(火)午後企業CSRや市民参加の立場から考える [2017年09月25日(Mon)]

今度のCANPANセミナーでは、団体情報のデータベースのあり方について考える勉強会を5回連続シリーズで開催しています。8月22日(火)にその第4弾として『企業CSRや市民参加の立場から考える』をテーマに開催しました。

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2年後の日本、公益活動を行う主体はどうなっているのでしょうか?
広義の意味でのNPOはもちろん、企業や、学校・病院などの組織、町内会などの地域運営組織、あるいはコラボレーション組織、プロジェクトチーム、個人など、多様な主体が、意識・無意識的に公益活動のプレイヤーとして関わっていると思います。確実に、より多くの種別、より多くの主体が活動を行っていることでしょう。多種多彩な活動主体が活躍している社会が生まれていることは、心強いことです。

その一方で、危惧されることは、
どのような主体があるのか?
どのような活動を行っているのか?
どの主体を応援すればよいのか、参加すればいいのか?
などなど、選ぶ側の困難も予想されます。
(今でも、そういう声をよく耳にしますが・・・。)

そこで、2019年の活動主体を効果的、効率的に探せるデータベースがあったとしたら、どのようなデータベースが良いのかを考える勉強会を開始しました。

日本財団CANPAN・NPOフォーラム
2019年の活動主体のデータベースを考える勉強会
〜効果的に団体を見つける方法、選ぶ決め手はあるのか!?〜


第4回 8月22日(火)14:00〜16:00
企業CSRや市民参加の立場から考える
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NPOなどの公益活動団体の主要な応援者である市民寄付者や
企業CSRは、どのようなデータベースを必要としているのか?
あるいは、企業の従業員や市民がNPO活動に参加するために
欲しい情報とは!?
これまでのデータベースで出来たこと、出来なかったことを
踏まえてディスカッションします。


第4回の勉強会の様子を、一緒に企画しているTOKYObetaの江口さんにまとめていただきましたので、こちらにも転載します。
https://medium.com/tokyobeta-journal/canpan-social-database-ws4-report-bccb499c6902
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企業とNPOの協働を加速させるには:CSRの視点からデータベースのこれからを考えてみる

CANPANと共同企画している、2019年の活動主体のデータベースを考える勉強会。全5回の勉強会を踏まえながら、公益活動を支えるためのデータベースのあり方を議論していきます。

8月22日に開催された第四回目のテーマは「企業CSRや市民参加の立場から考える」。企業のCSR活動が一般的になりつつあるなか、企業のCSR活動もNPOと連携する活動も増えてきました。そうした、企業視点からNPOとの連携に必要な情報とはなにかを考えます。

NPOと企業が協働する理由と影響
毎回、冒頭に本勉強会の趣旨をCANPANの山田さんにお話いただくのですが、そこでも触れているのが「公益活動を行う主体の多様さ」です。1998年3月に「特定非営利活動促進法」が参議院を通過したことによって生まれたNPO。つまり、誕生からもうすぐ20年が経過しようとしています。

年々増加するNPOですが、社会情勢の変化とともにNPOだけでなく地域住民が担う任意団体や個人の集合体、プロジェクト単位での動きなど市民社会の担い手も多様になってきました。民間だけでなく、行政や企業、学校等のセクターを超えたコレクティブインパクトな考え方も広がるなか、NPOという領域だけにとどまらない幅広い可能性と連携のあり方を模索していかなければいけません。そうした時代において、CANPAN含めたデータベースや広いステークホルダーとの関係構築をどう築き上げていくかは重要な課題といえるでしょう。

今回の勉強会は、ゲストに小田礼子さん(ソフトバンクグルーブ人事部 CSRグルーブ/復興支援グルーブ)をお呼びし、企業CSR活動に取り組んでいる立場から、普段の取り組みやNPOとどのように関係構築を行っているかお話いただきました。

ソフトバンクではCSR基本方針を設定し、インターネットや通信を活用したサービスや日々の事業のなかに組み込んだ活動を行いながら、寄付や募金を促す活動を精力的に取り組んでいます。

そのなかの一つに「かざして募金」があります。「かざして募金」は、ウェブサイトやSNS、パンフレットなどの告知物に記載されたURLやQRコード、もしくは専用ダイヤルから寄付できるサービスです。専用アプリから、登録された寄付先のNPOのポスターやチラシをかざすだけで寄付できる仕組みも提供しています。他にも、チャリティモバイルなどもソフトバンクのスマートフォン利用料金の支払いと一緒に寄付でき、生活の身近になったスマートフォンを通じ、手軽に少額寄付が行えるプラットフォームサービスです。

「かざして募金」は、すでに320以上の団体が寄付先として登録されています。小田さんは、登録するNPOを増やし、寄付先のネットワークをいかに広めるかに取り組んでいます。
企業にとって、株主や顧客に対する説明責任も含めながら、いかに社会に対して影響を及ぼすかを考えなければいけません。そのなかで、なににどのように資金を活用するかという視点は、CSR活動にも求められる視点です。

そのため、「かざして募金」などの支援ツールに登録するNPOに対しても、きちんと審査や調査をもとに登録を行っているとのこと。登録に必要な利用申込書に書かれている概要やビジョンだけでなく、実際に直接担当者や代表とお会いすることで、その団体のことを深く理解できます。もちろん、お会いするなかで「違う」と思うことも時にはあります。直接会うことで書類上だけでは見えないものが見えてくるとのこと。そこで大事なのは「言語化」だと小田さんは話します。

「書類上だけでなく、何度もお会いし、対話を重ねることで、団体の目指すべき方向性や取り組むべき課題が言語化されてくることがあります。言葉にすること、文字にすることが、より相手や社会に対して伝わってくる重要な要素になってきます。支援者にとって大切なものをきちんと見えるようにすることが、CSR活動だけに留まらない本質的な支援につながってきます。企業としても言語化された目指すべき方向を持ったNPOを積極的に支援したいと考えています」


企業CSRの活動は、なにも寄付だけではありません。「かざして募金」だけでなく、Pepperを活用した教育プロジェクトがあります。これはPepperを学校等に貸し出し、NPOの現場でPepperをいかに活用できるか、その可能性を模索するものです。お金だけでなく、企業のもつテクノロジーやリソースを提供し、そこから互いに新たな事業を生み出すことも一つの支援の形といえます。

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企業が持っている課題に対して、NPOに提案や協働を持ちかけることもあります。企業CSRが企業の立ち位置や方向性によって多様な視点があるように、企業それぞれの視点や立ち位置、狙いなどをきちんと理解し、それを踏まえた上でNPO側も企業との協働や事業連携が求められます。

「かざして募金」のようなITツールによるプラットフォームや、助成金、寄付金を行う企業、社員によるボランティア参加、二枚目の名刺のようなNPOに対する参加や派遣、震災などに現地のNPOと連携した復興や災害支援、本業とリンクした地域活性化など、企業とNPOとが協働する機会や接点はさまざまです。接点や機会を生み出すために必要な情報は何が必要か、今後も企業側と一緒になって考えていきながら、企業とNPOとのより良い関係づくりを模索していきます。


人の可視化、事業化の可視化の先にあるもの

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後半は各グルーブに分かてのディスカッションです。企業CSR活動をする上でどのようなデータが必要か等、3つのグルーブに分かれて議論しました。これまでにも、過去3回の勉強会を踏まえつつも、共通したもの、異なったものなど、さまざまな意見が飛び交いました。



Aグルーブからは、基礎的な団体情報だけでなく、年齢構成に関する議論が飛び交いました。年齢が変われば、普段見聞きしたり活用したりする情報手段も違ってきます。どのような領域に対して、どのような年齢構成でチームが組成されているか。分野によっては、年齢によって信頼を獲得する場面も変わってくるかもしれません。

多くのNPOは複数の補助金や助成金を受けていることがあります。同時期にどれだけの助成を受けているか、同時期にどのようなプロジェクトが並走しているのか。プロジェクトによっては企業CSRの協働できるものがあるかもしれません。

所在地や活動エリアの意見もでました。どの地域でどのような活動をしている団体があるのか、データベースとして集約されることで、活動領域の偏在や特定の分野のサービスが不足している地域が見えてきます。

Bグルーブでは、収入の内訳(事業、助成金、寄付など)やお金の使い方、ボランティアの募集状況や離職率、活動状況がわかるSNSや動画などでの発信も重要な要素だという意見がでました。特に、お金に関してはデータベースという観点だけでなく、企業の視点においてもどのようなお金の使途があるかが見えることで、信頼の獲得や中長期的な取り組みをする上での参考になります。

Cグルーブでは、団体状況や事務局体制、企業の視点からNPOと積極的な連携を図るためにどうするか、といった意見がでてきました。NPOによっては、個人単位からの支援を欲しい団体と企業からの支援が欲しい団体によって動き方が変わってきます。企業側の視点で考えた時、戦略的に助成や寄付をすることでNPOとの関係性を構築することを視野にいれています。だからこそ、NPO側も企業と積極的に連携したいと考えているか、という情報をどのように掴んでいくかが重要だいう意見が出ました。

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各グルーブでのディスカッション後は、「人」と「事業・団体」をテーマに分かれ、それぞれで議論しました。



「人」グルーブでは、職員の職歴や活動歴、スキルなどの専門性、ボランティアなどの参加者のリピート率、職員数の推移や活動メンバーの年齢構成の重要性が議論されました。代表のみならず、職員の状況をいかに把握するか。これまでの勉強会でも出てきた意見でした。NPOの活動を支えている職員の見える化をし、その団体で働いていたことが一つのキャリアステップとして活きたり、過去に働いていた企業や団体からネットワークをもとに事業を推進する糧としたりなど、さまざまな狙いがそこにはあります。今後、職員一人ひとりが活躍し、それぞれが進みたい生き方をするためにも、人の情報は重要であると再認識しました。

「事業・団体」グルーブでは、事業パートナーの声やコラボや協働などの実績、受賞や認定、資格などの情報、メディア掲載履歴、活動報告書や評価報告書、決算書、事業報告書、収入の内訳といった詳細な事業情報に関する意見が出てきました。

これまでの勉強会でも、同様に事業関係の情報がきちんと集約されたデータベースに対する意見がたくさんでてきました。団体のビジョンや理念だけでなく、きちんとした組織体制や組織運営、資金繰りや実績を理解することで、企業としては活動の継続性やコラボレーション、そこから発展した事業連携などの可能性を見出すことができます。個人にとっても寄付する先を知る上での重要な要素にもなってきます。事業情報を集約することで、企業とNPOの連携、NPOに対する寄付へのハードルを下げる社会基盤となってくるはずです。

こうした膨大な情報が集約されたデータベースがあることで、さまざまなコンテンツを生み出すことができます。例えば、自身のプロフィールや興味関心、これまでに寄付した団体情報やボランティア参加した団体の情報をもと、レコメンドによって寄付や参加につなげる情報提供が可能になります。オンライン寄付の活性化や市民活動の参加につなげるための新たなコミュニケーションができるかもしれません。

他にも、寄付情報や集約することで、寄付金の領収書を自動発行する機能も考えられます。こうした、データベースを活用したサービスやコンテンツに関する意見もグルーブで飛び交うなど、これからの未来を見据えた取り組みが生まれる土壌づくりにも貢献することができます。そうした意味で、データベースの未来を考えることは新たな社会参加、社会貢献の機会を提供し、NPOと企業が連携強化を図ることにより、新たな市場が生まれることでしょう。

<開催案内>
日本財団CANPAN・NPOフォーラム
2019年の活動主体のデータベースを考える勉強会
〜効果的に団体を見つける方法、選ぶ決め手はあるのか!?〜
8月22日(火)14〜16時、29日(火)10〜12時
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/947


<各回の開催報告>
第1回 7月19日(水)13:00〜15:00
資金援助のプロである助成機関目線から考える
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支援のプロである助成機関スタッフは団体の何を見るのか?
公の情報として知りたいこと、内部情報として知りたいこと
助成プログラムとして活用したい、活用できるデータベースとは!?
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/993


第2回 7月27日(木)10:00〜12:00 
地域をデザインする中間支援組織の視点で考える
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CANAPNの立ち上げからアドバイザーとして関わっていただいている
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 代表の川北秀人さんを
スペシャルゲストにお迎えして開催します。
これまでとこれからのNPOセクターのデータベースや、NPO支援として、
データベースをどのように活用するかについて、基調講演をいただきます。
後半は、川北さんのお話しを聞いた上でのディスカッションになります。
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/1032


第3回 8月3日(木)14:00〜16:00
「事業」「人」「評価」を切り口に考える
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団体としてNPOを見ていく時に、組織としてだけではなく、
どんな事業をしているか、どんな事業成果を出しているか?
どのような人が関わっているのか?
どのような評価(あるいは表彰、支援)を受けているのか?
などなど、より多角的に見ていくニーズが高まっています。
新しい視点でデータベースを考える回です。
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/1033


第4回 8月22日(火)14:00〜16:00
企業CSRや市民参加の立場から考える
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NPOなどの公益活動団体の主要な応援者である市民寄付者や
企業CSRは、どのようなデータベースを必要としているのか?
あるいは、企業の従業員や市民がNPO活動に参加するために
欲しい情報とは!?
これまでのデータベースで出来たこと、出来なかったことを
踏まえてディスカッションします。
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/1039


第5回 8月29日(火)10:00〜12:00
課題解決をテーマにした事業開発・提携先発掘から考える 
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NPOは支援するための存在から。一緒に事業開発・提携する
ための組織として変化してきています。企業活動も課題解決
志向が高まっている中で、もはやNPOは支援先ではなく、事
業を一緒に進めていくパートナー組織としての役割が求めら
れています。
つまり、NPOの事業性に注目したデータベースのニーズが高
まっている証拠です。この回では、そんな視点で考えていき
たいと思います。
http://blog.canpan.info/cpforum/archive/1045
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