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特派員に聞いてみよう!
第6回 キューバ編A多文化共生 [2010年09月04日(土)]
さて、質問です。

「キューバ人」と聞いた時に、みなさんはどんな外見の人を連想しますか?

「キューバ料理」と言われたら、どんな味を想像するでしょうか?



キューバには、先住民はいません。

ヨーロッパの侵略を受けて間もなく伝染病や過重労働などで絶滅してしまったそうで、
今のキューバ人はすべて移民ルーツを持つ人々だそう。


たとえば、この方。



1965年以降、キューバ共産党を率いてきたカストロ前議長

彼の家族はスペインのガリシアからやってきた移民だったので、
パッと見た感じでは、ヨーロッパ人と言われても全く違和感ないですよね。



キューバと言えば、こういうおじちゃんを想像する方も多いのでは?



ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブという映画がありましたが、
音楽文化の中心となっているのがアフリカからやってきた移民の子孫たち。

アフリカのヨルバ文化の影響が強く残っていて、
歌詞に突然スペイン語以外の言葉が!?と思うとヨルバ語だったりします。



スペインアフリカ(現在のナイジェリア周辺)。

この2つがキューバ文化の中心をなしているのですが、
さらに中国文化の影響も、生活のあちこちで見ることができます。

キューバ革命以前には中華系の移民も多く暮らしており、
首都ハバナには今でも大きなチャイナ・タウンが存在しています。

そしてなんと、キューバ人は毎日を食べるんですよ!
タダ同然で購入できる配給品の中に含まれているんです。

キューバ滞在で心底嬉しかったのが、いつでも米が食べられること
お腹の調子を崩した時に米のスープが出てきた時は、正直かなりホッとしました。

しかも友人はガリシア系の家系だったので、魚介類もよく食卓に登場して、
甘辛い味付けとか、「日本人と味覚が合うかもなぁ」と思うこと多々。



こんな感じで、移民国家の色合いが強いキューバですが、
国民は「キューバ人」というアイデンティティもかなり強く持っていて、
キューバ文化という名のもとに色々な文化が溶け合っているようです。


たとえば、カーニバルに行った時に聴いた音楽では、

まず、中国のクラリネット的な楽器の音色が響いて、
アフリカのパーカッションでリズムを刻み、
ヨーロッパ伝播の楽器でメロディーを奏でる。

ダンサーの見た目もバラバラだし、異文化が溶け合っている感じでした。

キューバ革命以来、元弁護士のカストロ議長らしい現実主義な教育制度が採用され、
宗教や人種での差別などが否定されてきたことも大きいと友人は話していました。



たとえばゲイに対しても、今ではすっかりオープンなよう。

特に私が滞在したサンタ・クララという街は、「ゲイ文化の中心地」だそうで、
老若男女とも口をそろえて「性的な嗜好は個人の自由」と話していたのが印象的でした。

つい最近、革命当初のゲイ差別(強制労働収容所送りなど)をカストロ前議長が謝罪したことが報じられましたが、日本では伝えられているのかな。



トロントの多文化共生が、
極寒の海に色々な場所からやってきた流氷が浮かんでいる景観のイメージだとすれば、

キューバの多文化共生は、
灼熱の太陽のもとで育った色々な種類の豆を挽いた、薫り高いブレンドコーヒーのイメージでした。
第5回 キューバ編@基礎知識 [2010年08月29日(日)]
真夏のトロントを2週間ほど抜け出して、
ジェット機で青空を駆け抜けること約3時間…。



カリブ海に浮かぶ島国CUBA(キューバ)に行ってまいりました!!!


今回は、トロントで出会ったキューバ出身の友人の里帰りに同行。
というわけで、いきなり大家族の一員として現地文化にどっぷり浸かった2週間。

【基礎知識】【多文化共生】【オーガニック天国】【アート&音楽】【世代間ギャップ】
以上、5つのテーマに分けてTOYO@キューバが見た世界をご紹介したいと思います。



まずは、キューバの【基礎知識】として、少し政治経済のお話を…。
(チャンネルはそのままで!)

ご存知の方も多いと思いますが、キューバの政治状況はかなり特殊です。

Capitalism(資本主義)の中心である米国のすぐ傍に位置しながら、
現キューバ政府は、Communism(共産主義)を国家の基本理念としています。

フィデル・カストロやチェ・ゲバラによってキューバ革命が成功した後、
新政府を危険因子とみなした米国はEmbargo(貿易閉鎖)政策をとります。
それまで米国資本に依存していたキューバ経済は、一気に方向転換を迫られました。



(写真)サンタ・クララという街にある革命の英雄チェ・ゲバラの遺体が眠る広場。



そこで、当時のソ連と経済協力関係を結ぶため、政府方針として共産主義を採用。
サトウキビなど一次産品をソ連に高価買取してもらって、順調に経済を維持します。

しかし、80〜90年代、ソ連の勢いが弱まり冷戦の終焉を迎えると再び状況が一変。

後ろ盾を失ったキューバは、収入源を在外キューバ人の送金と観光業に転換し、
外部に閉ざされた国だったキューバは、この辺りから少しずつ姿を変え始めました。

カナダやアメリカの他、世界各地から観光客がキューバに押し寄せるようになり、
現在のキューバでは、2つの隔たれた経済世界が存在するようになっています。

その隔たりの代表が、Cubanペソ(自国民通貨)とCompatibleペソ(観光客通貨)。
(ちなみに、私が換金した時は1カナダドル=1.16 Compatibleペソでした)
生活必需品が安価で並ぶ政府公認の市場などでは、Cubanペソしか使用できず、
CompatibleペソOKのホテルやレストランでは、値段設定が高価すぎて地元民は滅多に利用できません。



(写真)地元民しか利用できない市場。会員カードみたいなのが必要。



私がキューバで最後まで理解に苦しんだのが、この2つの世界のギャップでした。

例えば、キューバでの月給はお医者さんでも20ペソ程度
でも、ビール一缶は1ペソ、アイスクリームは2ペソで売られています。
トイレットペーパー1巻0.6ペソ、靴は10ペソ、かばんは20ペソ…
まさか20万円の給料をもらう人が、ビール1缶に1万円払ったりしませんよね。

一家族の光熱費+必要雑費が15ペソ程度で、残りで食料・日用品などを購入?
配給などがあるとしても、どう計算しても、生活が成り立つわけがないんです


じゃあどうして、キューバの人たちは毎日食べ物にありついているのか。

私が見る限りでは、

@国外の親戚からの送金で生活費を補てんしている

A観光業や交通業(タクシーなど)からの収入がある

B農業や漁業を営む知人から直接貰ったり、感謝の印としての差し入れがある

などのパターンがあるようでした。


友人のお父さんが入院した時には、
医者や看護婦への差し入れとして毎日朝&夕食を差し入れしていたそうですし、
友人の義理の妹は地元病院の薬剤部長として働いているので、
頻繁に患者から贈り物を受け取っていたようでした。

タクシー運転手をしている人が融通を利かせてあちこち移動してくれた時も、
「料金はいらない」という彼を後から夕食に招待していました。



外部から入ってくるお金と、地元民同士の助け合い。
この国の人たちは、周りの人間とつながることで生きているように思えました。

資本主義や堅実な価値観を当たり前として育った私の常識や知恵は、
この国では笑いだしたくなるほど、何一つ機能せず・・・。

本当に世界は広くて、常識なんてないんやな!と日々実感させられました。

TOYO@キューバ
第4回 カナダを代表する食べ物といえば? by toyo [2010年08月08日(日)]
トロントには、世界各国の料理を提供するレストランが溢れています。
少し歩けば、アジア、南米、アフリカ、中東、ヨーロッパ…それはもうInnumerable。

そして、日本に和食屋さんがあるように、カナダ料理店も存在します。

トロントに来るまでは、「カナダ料理」と言われても謎だったのですが、
どうやら Chicken Wing(鶏手羽先のグリル)が定番なようで、
全体的に肉!芋!少し野菜!BBQ!ビール!という雰囲気みたいですね。
先住民の伝統料理屋さんとかあれば入ってみたい気もしますが、まだ見かけません。

そうそう、カナダと言えば「メープルシロップ」!
というイメージですが、日常の消費量が特別多いというわけでもなさそうです。
(基本的に朝はパン、レストランでもパンケーキを出しているところはほとんど見ない)
個人消費量の統計とかがあるか調べてみようかと…結果は後日ね。


で、カナダ国民が最もよく立ち寄る飲食店と言えば、
【Tim Horton】というドーナツ&コーヒーショップかと思われます。



大阪でマクドナルドやコンビニを見かけるのと同じ頻度で見かけるこのお店。
グローバルなStarbucks、カナダ国内で広く浸透しているSecond CupやTimothy’s。
コーヒーショップは数あれど、Tim Hortonはその中でもまさにKing。

特徴は、価格が安いこととドーナツやマフィンなどの種類が充実していること。
コーヒーのクオリティは「コーヒーの香り付き紅茶?」と思えなくもないですが、
何しろ場所に価格に便利なので、Daily Useしてしまう気持ちもわかります。



それ以外でも、ドーナツ、マフィン、パイ、ケーキなどのお店は本当に多い!
日本に比べてふっくら体形の人が多いことは、個人的には好感を持っていますが、
健康的な範囲を超えて、病的な肥満に陥っている人の数も多いのが事実のようです。

そして、新しくカナダにやってきた移民たちも例外ではなく、
食生活や環境の変化による肥満や糖尿病患者の急増が問題になっています。
特にインド系、ヒスパニック系、アジア系、アフリカ系はリスクが高いグループだそう。


利便性と加工食品に溢れた北米社会と、
そこに溶け込もうと励むニューカマーたち。


自ら若性型糖尿病を患う移民として健康的な食生活を提案する料理教室を主催し、
カナダ糖尿病協会の南アジア支部代表を務めるChez Siva氏は、こう話しています。
(フリーペーパーCanadian Immigrant記事より、筆者による翻訳)

「多くの移民は、カナダに移り住むとより多くの時間を屋内で過ごすことになる。

 そして、体をあまり動かさない生活や、理想とは程遠い食習慣からの誘惑を受ける。

 ストレスが糖尿病の原因となる可能性の大きさにも、注意しなければならない。」

彼女によれば、新しい文化や環境に慣れることに集中するあまり、
自分たちのwell-beingに費やすべき時間を取らなくなってしまう移民が多いそうで、
健康的な食生活に対する高コストなイメージも、その実現を妨げる要因となっているらしいです。


アメリカでも、肥満の問題は労働者階級や貧困家庭で深刻だというし、
日本でも、ブラジル人コミュニティの子どもたちの肥満が課題と聞いたことがあります。

飽食の現代、規律のある健康的な生活を送るには、
余裕のある日常生活と健康維持に関する情報へのアクセスが必至なようです。

ヘルシーだからという理由で、アジア・アフリカ料理を楽しむカナダ人と、
手に入りやすい加工食品で不健康状態に陥る移民のコントラストに少し考えさせられます。

TOYO@トロント
第3回 「多文化」=外国人? by toyo [2010年07月30日(金)]
「多文化共生」というと、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?

私の予想ですが、おそらく多くの方が
「日本人と外国人が共に暮らす社会」を想像するのではないでしょうか。

トロントでもMulticulturalism(多文化主義)に主に連想されるのは、
先住民、旧移民、新移民の文化の違いと、それを乗り越えるための取り組みです。
単に、あちこちにある様々な民族料理店やエスニックタウンを想像する人も多いかも。


ただ、もうひとつトロントを特徴づける「多文化」エリアがあります。
それが、ダウンタウンのChurch Street周辺に代表されるコミュニティーです。

【LGBTQIA】という単語を聞いたことがあるでしょうか。
発音は普通にエル・ジー・ビー…と読むだけなのですが、英語辞書には出てきません。
これは【Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender, Queer, Intersex and Allies】の省略形。
日本では主に「ゲイ」や「同性愛者」と表現される人たちを指す言葉です。
最後のAllies(Allyの複数形)は、「彼らの友人や支援者」を意味しています。


トロントに来て間もないころ、とある女性との出会いがありました。
ここでは24時間公共交通機関があるので、午前3時頃にバスを待っていた時でした。
運行時刻表がないので「なかなか来ないねぇ〜」と隣にいた女性と話し始め、
私がバスを降りるまで色々な会話で盛り上がり、最終的に連絡先を交換することに。

翌日電話があって、彼女と複数の友人たちが飲んでいるからおいで〜とのこと。
待ち合わせ場所近くにつくと、男性同士や女性同士のカップルがやたら目につく…。
そして、その女性と友人たちも全員がいわゆるレズビアンだったのです。

ただし、その女性は男性との結婚歴があり、まだ幼い娘さんもいて、
でも女性と付き合っている自分のことを【Transgender】と呼んでいました。
「ゲイ」だけでなく、様々なアイデンティティが存在するのを初めて知った私…。
そして、そのまま一緒に飲んで、盛り上がる土曜日の夜にバーやクラブを数軒はしご。


ゲイコミュニティーでも、このお店のこのフロアは主にゲイ専用、とか
この階は主にレズ、とか色々な住み分け?があるようでした。
ただし、彼らの友人のストレート(異性愛者)の人が多少混ざっていたり、
好奇心でやってきたと思われる観光客がいたり、Chaotic…。

It blows my mind!!というのはこういうことを言うのかと思うほど、
自分の中に隠れていた性的なことに関する常識がゴチャゴチャ〜となった夜でした。

正直なところ初めの数時間は、偏見ではないけれど、目が慣れなかった…^_^;
でも、ざっくばらんでオープンな雰囲気は、多文化都市トロントでもピカイチ!
最終的には、目もすっかり慣れて、とっても楽しい時間を過ごしました。



トロントには、カナダ全土からLGBTQIAの人たちが集まってきています。
というのも、やはり地方の都市では、彼らに対する風当たりはまだまだ厳しいみたい。
故郷で彼らが遭遇した差別の話を聞いて、あらためてトロントの特殊性を認識しました。

それを象徴するPRIDE(プライド)というイベントが7月4日に開催され、
トロントの街全体が、七色の旗とLGBTQIAパワーに溢れかえっていました。

メインとなる派手でセクシーなパレード




パレードの中で結婚式を挙げるカップルも




全裸で通りを闊歩している人を見たのは衝撃でしたが(笑)、
何でもありのパレードは、トロントの夏の風物詩として定着しているようです。



ちなみに先週、アルゼンチンでは同性愛者の結婚を認める法案が可決されました。
これは、伝統的にキリスト教の影響が強い南米諸国で初めての出来事です。
翻って日本では、表立った反対意見も聞かないけど、権利主張も聞かないような…。

こちらでは、電動車いすに乗って一人で行動している人も頻繁に見かけるし、同じ日に長袖を着ている人も裸同然な格好をしている人もいるし、一つの店に格安価格の大量生産野菜もオーガニック野菜も並んでいるし、菜食はもちろん、グルテン・乳製品無含有など、色々な食生活の選択肢が多い。

様々な文化や価値観を尊重することにポジティブな立場の人間として、
もっと広い視野で、様々なレベルで、
「一人ひとりの違い」に寛容な社会構築を考えていきたいな〜
と、思うのでした。

TOYO@トロント

第2回 カナダは英語圏? [2010年07月24日(土)]
カナダといえば【英語圏】なイメージですが、
実は【フランス語圏】でもあるのをご存知ですか?

西海岸(バンクーバーなど)ではほぼ英語しか通用しないようですが、
東海岸、とくに隣接するケベック州ではフランス系カナダ人が多数を占めており、
現在でもフランス語が広く主言語として使用されています。


ここで少し、wikipedia博士によるカナダ解説を…。

“英語(カナダ英語を参照)とフランス語が1982年憲法によって認められている公用語である。1969年に連邦政府における英語とフランス語の地位の同等性が認められた。

2006年センサスによると、国民の 59.7%が英語、 23.2%がフランス語を母語としている。98.5% が英語かフランス語のどちらかを話し(67.5%が英語のみを、13.3%がフランス語のみを、17.7%が両言語を話すことができる)、…”

ケベック州の州都モントリオールは、カナダ国内で2番目の規模を持つ都市ですが、
フランス語圏の都市としては、世界で4番目の規模だそうです。
(ちなみに最大はパリ、2番目はキンシャサ、3番目はアビジャン…って、どこやねん?)


というわけで、食品・日用品・交通など、ありとあらゆる表示は英仏2ヶ国語。
初めの頃は、商品棚に並んでいるシリアルのパッケージを見て、
「おぉ…英語が読めん!!」と脳内がミニ・パニックしたものです。




…ひっくり返すと、全く同じ内容が英語で書かれてるのにね。ふふふ。




嘘か真か、インテリ階層のカナダ人にバイリンガルが多いそうで、
政府系機関や銀行などの仕事においては、2言語話者であることが重要だそうな。


First Nations(先住民系カナダ人)人口が多い州では、
いくつかの伝統的な先住民言語が公用語として認められているそうです。
そちらは、どうなってるのかな?と気になるところ…。



ところで、余談ですが、
本国フランス出身の友人いわく、ケベック州のフランス語はかなり訛りがきつく、
生活習慣も北米文化の影響が強くて、もう彼らはすでにフランス人ではない、と。

ところが、フランス系カナダ人はまるで生粋のフランス人かのような言い方をするので、
どうしても違和感を覚えるし、少し不愉快なことまであるとのこと。

ふーん…やはり複雑ね、アイデンティティって。

と、思いつつ、
愛知県豊田市で出会った日系ブラジル人2世のおばちゃんの言葉を思い出す。
「ブラジルでは日本人と言われ、日本ではブラジル人と言われる」
これを聞いたときに、なぜかすごく申し訳なく感じた記憶があります。

まぁ深刻さは別にして、
例えば、このあいだ東京出身の友人(複数)と愛媛出身の友人(1人)と話していて、
「TOYOもYちゃん(愛媛人)も、同じ関西だもんね!」と何気なく言われ、

そうそう^_^、
愛媛も大阪も同じでっせ……って、ちゃうわっ!!

と心の中(ここ重要。)で、大きなノリツッコミを入れた記憶があります。
そのくせ、外国人に「Japanese」って、ひとくくりにされても平気なのね。

アイデンティティって、ほんとに複雑でデリケートな問題ですね〜。

TOYO@トロント


第1回 トロントからtoyo! [2010年07月16日(金)]
Hello, there!
はじめまして〜
インターナショクナル海外特派員・TOYO@トロントです。

★Toronto(トロント)とは、どこぞや?と思った人に簡単な紹介を…。

ここは、カナダ東海岸に位置する国内最大の都市です。
トロント市の人口は約250万人、郊外地域を含めた大都市圏で約511万人。
(東京都:約1300万人、大阪市:約300万人、名古屋市:約225万人)
ちなみに隣国の大都会ニューヨークへは、車で5〜6時間で行ける距離にあります。



★Torontoって、どんな感じの街?

カナダも日本と同じく超大国の隣にある中規模の国ですが、
日本と違って、カナダは積極的に優秀な移民を受け入れることで発展してきた国。
歴史的な理由もあって、国の方針として【多文化主義】を掲げています。

カナダ経済の中心地であるトロントは、毎年数千人の移民を受け入れていて、
すでに人口の4割がビジブルマイノリティ(非白人系)といわれ、その割合は2030年に6割に達する計算だとか。
中華街やイタリア人街などのエスニックタウンが80か所以上も存在するらしく、
役所の電話サービスは、なんと180言語以上に対応しているそうです…。


★TOYOはTorontoで何してる人?

今年3月に某四年制大学を卒業し、6月からこちらで生活し始めました。
大学では、「日本に暮らす外国人の子どもと学校教育」について研究しており、
実際に移民が多く暮らす多文化都市の様子を肌で感じる機会を求めてここに来ました。

ちなみに今は観光ビザで、半年or1年後にワーキングホリデービザに切り替え予定。
今のところは日本からの依頼で、ぼちぼち翻訳の仕事をやっています。


★TOYO@トロントは、どんな情報を発信する?
「食」を中心テーマに、トロントの多文化事情について扱っていきます。
実際Foodie(食べるのが大好きな人)の私には、たまらん街です!
世界各国の様々な料理が、レストランでもスーパーでも気軽に手に入ります。
そして危険なことに、お腹周りのお肉に対して寛容な風潮が…。


食に関する面白い英語表現とか、その他の話題も盛り込めたらいいな〜。
というわけで、これからもよろしくお願いします♪



TOYO@トロント
第1回 アリーです [2009年12月31日(木)]
Hej ! (ヘイ!)

特派員ブログをご覧のみなさん、こんにちは!東浜美咲です。
私は2009年の8月からスウェーデンに留学しており、2010年3月末までこちらに滞在予定です。

インターナショクナルさんとの出会いは3年前。私が大学1年生のときに、同じ大学に通っていた代表の菊池くんから「こんな企画を考えているのだけれど・・・」と学食で活動の話を聞き、おもしろそう!とNPOの立ち上げに参加し始めたのがきっかけです。

私は高校生の時も1年間、スウェーデンに留学していましたが、インターナショクナルのヴィジョンに共感を覚えたのも、留学中にベジタリアンフードが一般に普及している様子を見ていたからだと思います。現在はこちらの国民高等学校(Folkhögskola)に通っていますが、ランチではいつもベジタリアンフードが用意されています。また移民の多いスウェーデンではイスラム教徒も多く住んでおり、豚肉の入っていないランチももちろん用意されています。先日学校であったクリスマスパーティでは、アレルギー保持者やベジタリアン、宗教的な食事規制を持っている学生は事前に食べられないものを申告することで、自分の食べられる料理を用意してもらっていました。

3月末までの滞在となりますが、スウェーデンの食生活についていろいろな視点からレポートしていきたいと思います!よろしくお願いします。
第1回 なっちゃんです [2009年12月31日(木)]
梶谷夏海です。ナショクナルでは2007年から約2年間、主にイベント担当として関わっていました。
大学を1年間休学しインドへ行き、現地企業でインターンシップしていました。
これからインドの食事の様子を伝えていければと思います。

インドに9カ月間いたのですが、インドからタイへ行き3日間旅行してきたのでまずはその様子を。

タイへはほんの思いつきで下調べもほぼ何もせずに行ったのですが、もうびっくりしました。
日本からではなくて、インドから行ったので感覚も全然違うと思います。
空港がすっごく立派で、高層ビルがあって、コンビニがあって、タクシーがメーターで走ってくれて、道がデコボコしてない・・・などなど、タイの首都バンコクは都会でした。
インドの首都デリーにいましたが、インフラ整備はまだまだ整っていません。
まずは、ハード面で驚いたのですが、ソフト面でもインドとはぜんぜん違いました。

バンコクの旧市街を歩いてたら道端に屋台がいっぱい並んでます。
インドでもストリートフードは山ほどあります。
サモサ、パコーラー、プーリーなど・・・
でも、インドとタイの屋台は全く違いました。

タイ、肉だらけ!!!!!
焼き鳥焼いてるし、鶏や豚の塊がドカーンと台にのっかってて、魚介類もある!!
街中お肉のにおいがプンプンしてました。

もちろん、食べ歩きしました。
焼き鳥、豚そぼろカレー、チキンビリヤーニー、牛肉スープ・・・
名前はよくわからないけど、どれもおいしかった。

インドはベジタリアンが本当に多くて、屋台の食べ物はほぼ全部ベジタリアンです。
ベジタリアンでない屋台の食べ物は、カバブ(チキン、マトンなどを焼いたもの)くらいしかありません。
でも、カバブ屋さんはイスラム教徒の多い地区にしかなく、どこにでもあるわけではありません。
そういえば私は道端の屋台でカバブを食べたことはありませんでした。
それ以外のベジタリアンの食べ物が充実していて、わざわざ高い肉を食べようと思いませんでした。

でも、タイに来て、こんなにも肉があって興奮しました。
日本人に似たアジア顔のおばちゃんが笑顔で売ってくれて、なんか日本だなぁと感じました。
タイは日本人にとって食も人も環境もそれほど抵抗なく楽しめる国じゃないかなと思いました。

インターンシップ先のインド人の上司が言うタイはまたちょっと違いました。
彼女は、家では卵も食べないというピュアベジタリアンです。
タイへは何度もショッピングしに旅行したことがあるようなのでタイのことを聞くと、

「タイはいいよ!日本人いっぱいいる。
屋台がたくさん並んでて食べ物もいろいろ楽しめると思うよ。
でも私はその通りを歩くと肉の臭いがして気持ち悪くなる。
だから、なるべくそこを通らないようにする。
食料はインドから全部持っていく。
私のスーツケースの中に服はほとんどなくて、その代わり食料で埋まってる(笑)。」

その土地の“食べ物”が旅の楽しみの重要な一つだと私は思うけど、
彼女にとっては食べ物は自分の慣れたものを食べ、それ以外で楽しむのが彼女の旅の楽しみ方のようです。


今回わたしはタイで肉料理を堪能しましたが、ガイドブックにはベジタリアンのレストランもいくつか紹介されてたし、ハラルフードも見かけました。


笑顔の国、タイ。
インドとはまた違うおいしさ、楽しさがありました。