【寺 本 舞 依 / てらもと・まい
】3月14日のランチタイムコンサートに出演させて頂くことになりました、寺本舞依です。
今回このような機会を与えてくださった関係者の方々にお礼申し上げます。
今回演奏する曲は、ラヴェルによるオーケストラ編曲で大変有名な、ムソルグスキーの展覧会の絵です。多くの作曲家が様々な編成で編曲しているこの作品ですが、オリジナルはピアノ独奏曲です。
ムソルグスキー自身が画家の友人の遺作展で出会った絵画の中次の10枚から得た印象と、彼自身が絵画の間を移動する様子を音楽として描かれています。
・小人(グノーム):大地を司る精霊、ロシア伝説のこびと妖怪。
・古城:イタリアの古城にて、吟遊詩人がリラを手に歌うカンツォーネ
・テュイルリーの庭(遊びの後の子供たちの口げんか):パリにあるテュイルリー公園での一幕。
・ビドロ:ポーランドの牛車のとこで、遠くから重い荷を運んでくる様子。
・卵の殻をつけた雛の踊り:生まれたての雛の可愛らしい作品。
・サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ:借金返済を迫る金持ちの太ったゴールデンベルクと延長を懇願するシュムイレのやり取り。
・リモージュの市場:フランス中部リモージュでの活気のある市場の様子。
・カタコンベ:ローマ時代の地下墳墓。そのまま死者の言葉による対話が聞こえてきます。
・バーバ・ヤーガ:ロシア民話に登場する魔女。
・キエフの大門:ウクライナの都市、キエフにある門で絢爛豪華に締めくくります。
きっとどこかで一度耳にしたことのあるメロディーも出てくると思います。
様々な表情を見せる束の間の絵画鑑賞をお楽しみください。
それでは会場でお会い出来ることを楽しみにしています。