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日本財団ランチタイムコンサート〜出演者と観客の広場〜

日本財団ランチタイムコンサートは、日本財団ビルのロビーで月に2回開催される若手のためのコンサートです。このブログは、その出演者と観客の交流の場として開設しました。出演者からのメッセージや曲目紹介、開催後の感想などを順次掲載していきます。
観客のみなさまから出演者へのコメントもお待ちしております。
※日本財団及び当財団コンサート係へのご意見・ご要望ならびに出演希望は、本ブログではお受けしておりません。書き込みをいただいてもご回答いたしかねますのでご注意下さい。


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11月26日コンサート出演者メッセージ [2008年11月12日(水)]
【重本 安見 / しげもと あんみ
【岩崎 花菜絵 / いわさき かなえ
【清水 麻由 / しみず まゆ
【小林 淳一 / こばやし じゅんいち

“挑戦〜不可能を可能にするピアノの祭典〜”
“Let’s aim for piano Paralympics in Vancouver”

「障害があってもピアノは弾ける」を合言葉に、日本障害者ピアノ指導者研究会(IPD)では、さまざまな障害を持ちながらもピアノをこよなく愛する人たちに、演奏の機会を提供し、彼らが自信を持って社会参加していくことを応援しています。
ピアノパラリンピックとは、ハンディに挑戦するピアニスト達によるピアノ音楽の国際的祭典です。2005年に第1回「ピアノパラリンピックin Japan(横浜)」を開催し、2007年にニューヨークの国連、カーネギーホールに於いてデモンストレーションコンサートを行いました。そして来年2009年秋の「ピアノパラリンピックin Vancouver」の開催に向けて、更に腕に磨きをかけて日々頑張っています。
今回のランチタイムコンサートという機会を通じ、過去にも大舞台に立ち、また来年の夢に向かって頑張っている4人のピアニストの素晴らしい演奏を、より一人でも多くの方に聴いて頂きたいという思いでご紹介させていただきます。

◆重本安見 (しげもとあんみ) 小5・四肢障害部門
曲…ショパン/No,10.op69
東京都出身 江戸川区立清新第三小学校5年生です。生まれつき左手間接部欠損です。ピアノを習い始めてちょうど3年経ちます。あっという間に過ぎた気がします。今回は新しい曲に挑戦することもあって必死に練習しました。新しい曲に挑戦することは大変な事ですが、とてもよい刺激になったようです。ショパンのCDを手に取り「イメージトレーニングをしないと・・・」と言って真剣に曲を聴いている姿、本当にピアノが好きなんだなぁと思います。最近ではピアノ以外の楽器にも興味があるそうです。何でも挑戦してみたいという前向きな気持ちになってくれた事がとても嬉しいです。今までは仲良しのお友達以外、全て左手(欠損している手)を隠すような子でしたが、ピアノパラリンピックコンサートで演奏させていただいたお陰で、今ではそのような事はなく、とても堂々として日々を過ごしています。これからも色々な曲を練習していこうと張り切っています。(母)

重本 安見

◆岩崎花菜絵 (いわさきかなえ) 中3・四肢障害部門(脳性麻痺)
曲…スメタナ/交響詩「わが祖国」より“モルダウ”
   サンサーンス/「白鳥」
東京都出身。私は身体のしょう害のために手がうまく動きませんが、左手よりも右手の方がまだうまく動くので、人差し指1本でメロディーをひいています。ばんそうは、お母さんやお姉ちゃんにひいてもらって2人で合わせています。これからも、けんばんの音を間違えたりしないようにがんばって、色々な曲をひいてみたいです。(かなえ)
妊娠8か月の早産により1,392gの極小未熟児として出生。その後遺症で脳性麻痺となり、四肢体幹機能に障害があり車椅子を使用している。何でも挑戦する明るい性格で、ピアノも姉の発表会を見て「自分も出たい」と言ったことがきっかけとなり、内田(小澤)陽子先生の指導を受け、小学1年生の時に初めて発表会に参加。その後も、なるべく音の跳ばない、ゆっくりとしたテンポの曲を選曲し、姉や私と連弾するという形でピアノを楽しんでいる。指1本でもピアノを楽しめるということで、誰かを励ますことができれば嬉しいと思っている。(母)

岩崎花菜絵

◆清水麻由 (しみずまゆ) 中3知的障害部門(ダウン症候群)
曲…シューベルト/7つのドイツ舞
埼玉県戸田市在住。現在戸田中学校2年生です。生後すぐに「ダウン症」と診断され、5歳の時からピアノを習い始めました。小学4年生の時に参加した「みんなの楽しいコンサートin高輪」をきっかけに、大舞台で弾く事、ピアノを大勢の方に聴いて頂き拍手をもらう事の喜びを知り、それ以後積極的にIPDの演奏会に参加し、念願の「第1回ピアノパラリンピックin Japan」にも出場して「練磨賞」をいただくことができました。現在では、このパラリンピックを通じて知り合った方と一緒に老人ホームで演奏したり、地域の障害を持つ仲間のハンドベルサークル「ティンカーベル」に入り、コンサート活動を行っています。

清水麻由

◆小林淳一 (こばやしじゅんいち) 聴覚障害部門
曲…リスト/ラ・カンパネラ
1988年、長野県生まれ。5歳よりピアノを始める、長野聾学校高等部卒業。先天性感音性難聴のため、聴力レベル100dB以上のため日常補聴器を装用。(参考:健常者聴力レベル0−20dB)2006年ピアノパラリンピックと出会う。ピアノパラリンピック支援コンサートとして、これまでに岡山、鹿児島、香川、北海道、岐阜にて演奏。2007年12月にはNYカーネギーホール、国連本部で開催されたピアノパラリンピックデモンストレーションコンサートに出演。芸術賞受賞。2008年2月全奨学金を得てヴィクター・ローゼンバウム氏のマスタークラスを受講。同年3月音楽の道に進むため、長野大学産業社会学部を退学。同年4月海外向けNHKニュースにて小林淳一ドキュメンタリー「From the Heart」が放映、注目を浴びる。ピアノと出会え、自分は何て幸せなんだろうという気持ちと共に、心をこめて弾くことで聴いてくださる方の心にも何かが響いてくれることを願い、ハンディはあっても自分なりの音を奏で、曲の表現をつかめるよう日々努力している。

小林淳一
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