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2009年07月10日

第8回研究会・啓発セミナー(新潟:7月4〜5日開催)報告

 7月4日、新潟市中央区の朱鷺メッセで「地域の茶の間・大交流会」が開かれ、全国から約800人の関係者が集まりました。WACからも11人が遠征、参加しました。


 実行委員会代表で常設型地域の茶の間「うちの実家」代表の河田珪子さんのあいさつから始まった交流会では、篠田昭新潟市長が「97の学校区にコミュニティ協議会を設け、安心して暮らせるまちづくりを目指している。市民力が強いのが新潟の自慢」と報告。続いて、さわやか福祉財団の堀田力理事長が「居場所から広がる安心社会」と題して講演し、「介護保険では人のさみしさは癒せない。人と人がつながらなければ何事も始まらない」と地域交流の必要性を訴えました。そして、「助け合う社会をつくる決め手として、地域の茶の間や居場所があり、その活動が新潟から全国に広がっている」と話しました。
 「佐渡おけさ」と同じく佐渡の「相川音頭」の歌と踊りを楽しんだ後、くじ引きで分かれたテーブルごとに、それぞれの活動を報告したり、情報交換したりしました。
 その後、6人が語り継ぐリレートークに移りました。まず、河田珪子さんが、うちの実家を始めるまでの経緯や、「WACが全国集会を新潟などで3回開いたり、地元の医師が医療活動の中で紹介したりするなど、いろいろな人が地域の茶の間を広めてくれた」と話しました。
 新潟市で地域づくりや人材育成などのコンサルティングを行い、河田さんの地域の茶の間の立ち上げも手伝った「えにし屋」の清水義晴さんは「地域の茶の間では“人間浴”しているような気持ちになり、やさしくなれる。単なる居場所でなく、みんなが活躍する場をつくっている」と、茶の間の効能を述べました。
 新潟県内で居場所づくりに取り組んでいるJA新潟中央会の井上篤史さんは「26組合中24組合で居場所が立ち上がり、会員総数は1300人に上っている」と活動の成果を話しました。
 新潟市社会福祉協議会の仁多見浩常務理事は「市内に270以上の茶の間があるが、80万人の市にはまだまだ少ない。単なる交流の場でなく、人と人をつなげる入り口として、市内に茶の間を張り巡らす」と決意を述べました。
 さわやか福祉財団の鶴山芳子さんは、居場所をつくるポイントとして、「みんなが主役で、その人らしさを認め合う。頑張り過ぎないこと」と話しました。
 WACの田中尚輝常務理事は「地域の茶の間を広めるために、仕掛け人はいるが、前には出ない。来る人すべての居場所をつくることが重要だ」と力説しました。



 この後、朱鷺メッセに隣接するホテル日航新潟の30階の宴会場で、WAC主催の「コミカフェネットワーク懇談会」が開かれ、約80人が日本海や新潟の街を眺めながら、横のネットワークを広げるべく、語り合いました。写真右から河田珪子さん(地域の茶の間「うちの実家」代表)、田中尚輝氏(長寿社会文化協会常務理事)。



 翌5日、市内東区のうちの実家を見学しました。利用会員同様、参加費300円を払って、おいしいコーヒーを頂きながら、「会員は約400人、うち男性が約100人。10〜15時に開いている」などと、野崎トシ子事務局長から説明を受けました。その後、各自、さをり織りを体験したり、マッサージをする部屋を見学したりしました。
 平屋建ての一軒家を利用する「茶の間」は風通しが良く、これからの季節は昼寝をしたら気持ちいいだろうなと思いました。