コミュニティカフェで被災地復興を
6月8日 4時24分
地域の人たちが集まって交流する「コミュニティカフェ」を被災地の復興に役立てようというシンポジウムが、7日夜、東京で開かれ、被災地での取り組みが報告されました。
「コミュニティカフェ」は、地域の人たちの交流を目的に運営されるカフェで、閉じこもりがちな高齢者の居場所や町おこしの拠点として全国に広がっています。シンポジウムは、「コミュニティカフェ」の活動を支援している団体が開いたもので、被災地で活動している2つの団体の代表が報告しました。このうち、宮城県南三陸町で避難所や仮設住宅の軒先でオープンカフェを開いた東京のNPOの代表は「野外は人が集まりやすかった。継続できるように地元のNPOなどのバックアップも大切だ」と述べました。また、カフェでのバザーや福島県飯舘村を紹介する本の販売などで集めたお金を被災地に寄付した新潟市のコミュニティカフェの代表は「中越地震の際は私たちが助けられた。できることでお返ししたい」と述べました。主催した「長寿社会文化協会」の田中尚輝理事は「震災で地域のつながりが壊れ、被災者の孤立が心配されるなか、お茶を飲んで打ち解けられるカフェは誰でも開くことができるので、今後、増えることを期待したい」と話していました。
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研究会の模様は、追って報告します。講師の方、参加してくださった皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました(事務局・昆布山)。
●第21回コミュニティカフェ研究会の案内(参考)
https://blog.canpan.info/com-cafe/archive/258