長寿社会文化協会(WAC)と長年さまざまな協力関係にある大分大学福祉科学研究センターの椋野美智子教授が、全国のコミュニティカフェの実態調査を行うことになりました。
同センターでは、2008年度から文部科学省の支援を得て、地域との連携のもとに「福祉のまちおこし調査研究事業」を進めてきて、「福祉の基盤となるコミュニティの活性化には、交流の場が重要な役割を果たすことがみえてきた」そうです。このような観点で同センターでは2009年度、別府の中心市街地でコミュニティカフェ「まちなかカフェ」を実際に運営し、ほかのいくつかのコミュニティカフェを調査したところ、「さまざまな方がさまざまな思いと志でコミュニティカフェの運営を始め、その運営はそれぞれ異なる特徴を持つとともに、また共通の課題も抱えている」ことに気づきました。こうしたことから、全国的な実態調査を行うものです。
WACでは、今回の調査が今後のコミュニティカフェの運営に大変有益で参考になる結果が得られるものと期待し、コミュニティカフェ全国連絡会が把握しているコミュニティカフェの住所情報等を提供し、協力することとしました。調査対象は、地域的バランスを考慮し、約500カ所としています。
調査にご協力いただいたコミュニティカフェには4月以降、同センターから調査結果報告書が送られる予定です。調査対象のカフェには近日中に調査用紙が届きますが、調査の意義をご理解いただき、ぜひとも回答にご協力くださいますよう、当協会としてもお願い申し上げます。
2011年01月24日
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