CSRについての基本的な知識と、企業やNPO、自治体による取り組みの最新情報を知るためのコラムを掲載します。

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児童労働をなくす「SFIDA」の挑戦〜フットサルボールを 作る人 売る人 買う人を笑顔に〜(後編)[2008年08月11日(月)]
児童労働解決のグッドプラクティス ―サッカーボール業界の取り組み―

フットサル大会では、フェアトレードについて知ってもらうだけでなく、サッカーボール業界が、真剣に児童労働の撲滅に取り組んできたこと、その結果、児童労働に従事する子どもが減ったことを伝えていると白木さん(ACE)は語る。

「私たちは、サッカーボール業界での児童労働の撲滅は、児童労働全体の問題のなかで、一定の成果を収めた「グッドプラクティス」(成功事例)だと考えています。企業が労働環境に気を配り、子どもたちの労働を予防するようになりました。企業に対応を求める消費者の声が企業を動かし、産業全体を動かしました。こうした選択をすることで、児童労働をなくすことができることを知ってもらいと思っています。」

シルコットでは1997年から、ILOによる工場のモニタリングのほか、子どもに教育の機会を与え、ボール作りに従事しないよう保護するプログラムも行われている。
世界各地で、様々な児童労働撲滅の取り組みが行われ、その結果、2000年に2億4600万人だった児童労働者は、2004年には2億1800万人に減少した。児童労働はなくすことが可能だということが分かる。

沼田さん(株式会社イミオ)は、今後、フットボールという「世界の共通言語」を通じて、企業やNGOと一緒に、世界中にボールを届けたり、途上国にコートを作ったり、具体的なCSR活動に取り組んでいきたいと語る。



(右)「児童労働問題というと、子どもの労働だけに注目しがちですが、突き詰めていくと、最低賃金さえ貰えない大人の労働条件に原因があることがわかります。大人の稼ぎだけでは生活が苦しく、子どもがかりだされているのです」と話す白木さん。














フェアプレイ精神を社会にも

北京でオリンピックが始まった。スポーツ界の最高峰の選手たちが、フェアプレイ精神で技を競い、観る者を感動させる。スポーツ選手はいつの時代も、子どもにとってあこがれの職業だ。白木さんは「スポーツの世界で受け入れられているフェアプレイ精神を、一般社会にも浸透させたい」と訴える。
子どもに夢をあたえるのがスポーツだとしたら、企業は何ができるのだろう。ビジネスの世界でフェアプレイを実践するイミオは、ボール作りで学校に通えなかった子どもに、「教育を受ける機会」を与えているのではないか。

ここで再び、スマイルボールについて考えてみた。ボールに描かれている笑った顔。この笑顔には、嘘がない。なぜなら、ボールがつくられた工場には、児童労働も、不条理に安い賃金や劣悪な労働環境といった問題がないからだ。
スマイルボールを購入する理由は様々だと思う。イミオの社会的な取り組みを知って、このボールを選ぶ人もいれば、ボールのデザインに魅かれて購入する人もいる。スマイルボールには、フェアトレードだと分かるような説明は付いていない。だとしたら、何も知らずに数あるボールのなかから、スマイルボールを選ぶ人もいるはずだ。とすると、スマイルボールが選ばれるのは、商品のデザインや質、値段などが、消費者の求めているものとマッチしたからということになる。

「チャリティを目的にした商品を販売するのと、普通の商品として販売するのでは、注意を払う点が大きく違います。商品として選んでいただくには、価格や品質、ブランドイメージなどに落ち度があっては選ばれないのです。商品としての魅力があることが大前提で、フェアトレードというこだわりは、商品の背景にあるだけでもいいと思うのです」(沼田さん)

フェアトレードの認証マークが購買の呼び水になるケースもあれば、商品が素敵だから買ってみた。そうしたらフェアトレードだったというケースがあってもいい。双方が目指しているのは、フェアな取引が一般的に広まることなのだから。
                                           (文・フリーライター奥田みのり)


終わり





スマイルボール 3,990円(税込)

【商品問い合わせ先】

株式会社イミオhttp://imio.co.jp
SFIDA HP   : http://sfidasports.com/
SFIDA SHOP :http://sfidashop.com/
TEL: 03-6657-6966
FAX:03-6657-6967
Eメール: info@imio.co.jp


特定非営利活動法人ACE(エース)http://acejapan.org
TEL: 03-3835-7555 
FAX: 03-3835-7601
Eメール: info@acejapan.org
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Posted by CANPAN運営事務局 at 21:52 | CSRな事例 | この記事のURL