CSRについての基本的な知識と、企業やNPO、自治体による取り組みの最新情報を知るためのコラムを掲載します。

 CSRプラスのデータ分析や、市民へのアンケート調査を掲載する「傾向と対策」をはじめ、 CSRの取り組みに熱心な企業にヒントを学ぶ「ケーススタディ」、社会的課題に直面するNPOのマネジャーが取り組みのポイントを提案する「ホットイシュー」、CSRに関心を持つ大学生によるレポート「CSR探検隊」。シリーズでお届けします。

« 2007年06月06日 | Main | 2007年06月27日 »

ジャンル
最新コラム
2007年06月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
http://blog.canpan.info/column/index1_0.rdf
CSRプラス・学生カフェレポート 5[2007年06月20日(水)]
目次に戻る

<参加者6>

学生は、知識や知恵はないけれど、情熱は持っています。

(1) 研究です。透明に近いフィルターで社会を見ることができます。小学生、中学生、高校生の時の記憶がまだ新しいので、子どもの気持ちを代弁することができます。知識や知恵はないけど情熱は持っていると思います。

(2)学生に対して社会に興味を持ってもらいたいのでは?大学4年生になって、急に就職活動をして社会人一年目になってからの社会人というのではなく、高校生・大学生の時から考えてほしいと思っているんじゃないかなと思います。

(3)大学でサークル活動なら関わることができます。失敗も許される立場で、結構いい立場だなと思っています(笑)。


<参加者7>

率直な意見や本音や理想は、企業にしてみては、新鮮な意見だと思います。


(1)とりあえず、何ができるかということは、研究です。大学生は時間があるということと、何を勉強しようと自分の好きにできるということで、いろいろな切り口から見られます。いろいろな視点から見るというのは、学生だからできることだと思います。もう一つは伝達。CSRに関する知識を家族や、友達、親戚、いろんな所属先(サークルや部活、アルバイト先)で伝えることできます。

(2) それはまあ、率直な意見、本音、理想。何もしがらみもないので、理想をきちんと伝えるのは、企業からしてみたら新鮮な意見だと思います。

(3)これはストレートに就職。それが一番できると思います。CSRという視点で、企業選びをする人が増えてくれればいいと思います。


<参加者8>

学生には、若さと勢いがあります。知らないぶん、突拍子もないことが言えます。

(1)専門でやっている人には、「何がわからへんのかも分からへん」という人もいると思うのでそういう話ができるかな、と思います。また、今朝も近くで学生団体の「日米首脳会談反対!」のデモを見たのですが、パワーと時間がありますね。

(2)若さと勢い。勢いというのは、さっき言っていたデモの「反対!」とか。大人の人は、自分に不利益なことがあったから反対とか、だと思うのですが、学生は、むしろ社会関係の問題であかんからする かな、と思いまして。

発想というのは、皆さんがおっしゃったように、知らない分突拍子もないことが言えます。でも、やっている人からすると、案外、気付かへんこともあるんじゃないかな。と思っています。

(3)ダイアログ。学生グループと地域・企業の3つを合わせて何かをやることができるんじゃないか、と思います。



<参加者9>

学生の情熱でビジョンを伝えることで、新しいCSRの可能性を見い出すことができるのではないでしょうか。


(1)今、「日米学生会議」という学生会議を計画していて、全部学生でゼロから企画運営も財務活動もやっているんですけど、やっぱりお金がない中、何ができるのか学生に何ができるのか、いつも壁にぶつかっています。

 その時に、なぜ、前に進むことができるかと言えば、世界平和という大きなビジョンを実現させたいから、という思いだけで、結構やってきて。それを考えたときに、学生にあるものは、パッションというものなんじゃないかなとすごく思いました。学生の情熱でビジョンを伝えて、新しいCSRの可能性を見いだせるから、だと思います。

(2)企業が求めていることを考えたら、名前を知って欲しい、後援者になって欲しいとか、学生のニーズが分かることがあると思うのですが、その後、何を期待されているのか分らなくなるのは、やはり学生と企業が対話する機会が少ない からかなって。何が期待されているのか分かるそういう場がないのが問題点ではないかと思いました。

(3)対話をする状態がない中で、お互いが何を求めているのかよく分らない中、CSR活動をもうちょっと広めていきたいなと思っている学生が、学生と企業のリンクになって、対話の場をもっと作っていく。例えば、フォーラムを開いて、企業の方に来ていただけたらいいなと思いました。



<参加者10>

学生には、若い人の感性を生かした指摘が期待されていると思います。


社会起業家や社会的企業の研究をしています。

(1)CSRというのはビジネス用語になっていますが、本来、CSRというのはそういうものではない、もっと根本的なところにあると思いますので、そういうところを突く意見が出てくるといいと思っています。

(2) 若い人の感性を生かした注目すべきポイントを指摘すること。分かりにくい用語の解説をしたりすることが期待されているんだと思います。

(3)他の方と少し異なるかもしれませんが、「つかず離れず」ということですね。ちょっと離れた視点 ということが大事なのかな。あとはみなさんがおっしゃっていたように、横断的に企業投資を比べたり、学問的な立場からの発言というのもできるかと思います。


目次に戻る

続きを読む

Posted by CANPAN運営事務局 at 10:05 | イベント・セミナー | この記事のURL

CSRプラス・学生カフェレポート 4[2007年06月20日(水)]
目次に戻る

======================================================================================

「さあ、みんなで考えよう!」 

======================================================================================

 ファシリテーター(進行役):田村太郎(ダイバーシティ研究所 代表)



では、自己紹介を兼ねて、お配りしたA4用紙の表に、名前と大学名を書いて、裏面に、下記の(1)から(3)までを簡潔に、大きく記入してください。
 
記入が終わった方から昼食となりますので、サクサクとお願いします(笑)。


========================================================

ステークホルダーとしての学生に

 (1)何ができるか
 (2)何が期待されている
    のか
 (3)どう関わるのか


========================================================



ランチボックスは、日本財団ビル1Fにあるスワンベーカリー赤坂店からのデリバリーです。

では、ランチを食べながらになりますが、順に発表をお願いいたします。


<参加者1> 

企業はビジョンを持っているけど、僕らの世代が理念やビジョンに対しては一番、積極的に反応すると思うので、企業が自社のビジョンを再認識する場として、学生の視点が必要なのでは、と思います。

NPOに所属しています。

(1) 学生にとって、どんな企業が一番魅力的かと言えば、就職活動からの視点。あとは、学生としての中立的な視点。また、学生は若いということで、若いエキスを投入することかな(笑)。

(2) 客観的視点、それから、世代的視点。世代で考え方は違うと思うので、いろんな世代で話し合う場というのはすごく魅力的なんじゃないかな。また、企業はビジョンを持っているけど、僕らの世代が理念やビジョンに対しては一番、積極的に反応すると思うので、企業が自社のビジョンを再認識する場として、学生の視点が必要なのでは、と思います。

(3) 中立的に見るということ。これから、いろいろ聞いて、考えていきたいです。


<参加者2>

学生は「こういう会社で働きたい」という会社像を想像できると思います。

福祉系大学に在学しています。卒論を書く上で、NPOや特例子会社の話がでてきて、CSRという言葉がよく出るようになってきたので、話を聞いて、飛び込むようにやってきました。

(1) 「こういう会社で働きたい」という会社像を想像できると思います。

(2) 利害関係なしの視点。それと、フレッシュで、無責任な突拍子もない意見を期待されているのでは、と思います。

(3) 自分が想像したこと、想いを伝えること、です。



<参加者3>

社会というものを知らなくてもいいし、漠然とした考えを深くかかわっている人以外が意見を言う場があってもいいと思います。

(1) 消費者としての提言もでき、若者として、「こんな未来がいいな、こんな社会がいいな」という思いを素朴に投げかけることができます。社会というものを知らなくてもいいし、漠然とした考えを、深くかかわっている人以外が意見を言う場であってもいい、と思います。

(2) 利害を気にしなくていい発言を期待しているのではないでしょうか。

(3) 消費者としても、勉強している学生としても関わることをしていきたいです。



<参加者4>

学生は社会に出ていく立場として、「こういった企業であってほしい」といった意見を言えると思います。

(1)やっぱり学生ということで勉強している立場として、会社同士の比較ができますし、社会 的にみて、どういう位置づけにあるのか、全体的に比較できます。

(2)ひとつの業種業界に限った見方ではなく、もっと広い視点で見ることができる。それと利害関係のないニュートラルな視点を期待されていると思います。

(3)就職先としての見方として、社会に出ていく立場として、「こういった企業であってほしい。」といった意見を言えると思います。


<参加者5>

学生には、今この時点ではなく、企業の「将来」に対する意見が期待されているのではと思います。

大学やNPOで社会的責任投資について、勉強しています。

(1) 学生には時間があるので、企業をゆっくり研究できます。それと、働いたことがないからこその視点を提供できます。企業の人は、「これはできないからやらない」という既成概念が生まれてしまうと思うのですが、学生はそれ自体もわからないので、そこから面白い発言ができると思います。

(2) 今は消費者だったり、社員の家族(子ども)であったりと関わりがあるんですけども、将来は、社員や株主、取引先、もしかしたら政治家として関わるかもしれない。今この時点ではなく、企業の「将来」に対する意見が期待されているのでは。と思います。

(3)学生にとってのステークホルダーも様々あって、ここで話をしたことをいろいろな企業に伝えること、NPO・NGOとか、親や友達に伝えることができると思います。



目次に戻る

続きを読む

Posted by CANPAN運営事務局 at 10:04 | イベント・セミナー | この記事のURL

CSRプラス・学生カフェレポート 3[2007年06月20日(水)]
目次に戻る

=====================================================================================

レクチャー:
「CSR・ステークホルダーダイアログって何?
                        〜そして学生への期待は?〜」

======================================================================================

講師:田村太郎(ダイバーシティ研究所 代表)


1)CSRの今日的課題 

・大企業での取り組みは急速に進展しています。
・とりわけ、環境面での情報開示は、ISO14001(環境マネジメントシステム)によって促され、日本の取得件数は世界の半数に達します。
・ただ、それだけ取り組みが進んでいるかというと別問題で、環境以外の社会的責任、従業員の人権、海外の拠点の労働状況まで、分野も広がっています。それに伴って、対象範囲(バウンダリー)も広がり、本社から、支社・事業所・納入先・海外拠点まで及んでいます。
・結果的に、ステークホルダーも広がっています。
・企業は、それぞれの分野で、専門に特化したパートナーとの協働が不可欠な状況となっています。



「CSR報告書の情報開示調査」から

・東京証券取引所一部上場企業のうち、約400社の「CSR報告書」での「情報開示度」の調査を実施
 (調査結果は、コチラ)

・既存のCSRレポートガイドライン等を参考に、CSRで情報開示を求められる48の基本的な項目について、報告書での記述の有無や内容を確認。


調査のプロセスを通じて

・報告書の見た目の良さと情報開示の度合いは比例しておらず。
・見た目はいいのですが、大事な情報が載っていない状況。
・「環境」以外の情報はデータが乏しく、バランスが悪い。
 例:CO2排出量は年次推移まであるのに、女性の管理職数や障害者雇用数はデータなし で、「努力します」という記述のみ。
・事例を扱う報告書が多いが、「関連するデータ」がほとんど見当たらず。

・今、求められているのは、ネガティブな情報(例:女性管理職がこんなに減りました)の掲載です。


CSRのこれから

・SR(社会的責任)の国際基準(ISO26000)の発効が2009年末に予定されており、
 環境以外の領域も必須事項になってきます。

・サプライチェーンでの責任など、社会的責任の範囲が広がっています。
  「東京の大企業がやること」から、取引先の「地方の中小企業もやること」、
  「自治体やNPOもやることへ」、広がっています。
  ―ISO26000は、「すべての組織の社会的責任」を唱っている。


****************************************************************



2)ステークホルダーとしての学生への期待は?

「ステークホルダー・ダイアログ」とは?

・異なる立場の利害関係者(ステークホルダー)が構成員となって、CSR報告書を読んだり、事業所の見学などを通して意見を述べ合う対話(ダイアログ)の場をさします。

・CSRは、一方的に報告書を出したりウェブで情報を公開する(モノローグ)ステージから、対話(ダイアログ)による取り組み推進のステージへ進んできました。

ダイアログからエンゲージメントへ

・今後は、相互に課題を認識し、対話からさらに踏み込んで、パートナーを巻き込んで互いに力を借り、社会的責任を果たしてこうとする考え方に進行しています。
・もっと責任と成果をがっちり共有していく関係(=エンゲージメント)が重要視されます。
・つまり、ステークホルダー側の課題認識やコミュニケーションのチカラも重要になってきます。

ステークホルダー別の期待の変化

 ステークホルダーにもいろいろあり、それぞれに期待されている役割が異なってきています。

例えば、

 ・自社の社員や取引先・株主 は、
    →責任と成果を分かち合う関係に。 
消費者、当事者団体、NPO は、
   →専門性を生かして、問題指摘から解決を共に考える関係に。

具体的には、

社員や取引先
  「東京でやっていればいい」のではなく、普段の業務でCSRをどうとらえるか、どうしたら  社会的責任の成果が出るか、ますます視野に入れなくてはいけない状況です。

消費者、当事者団体、NPO 
今までは、「ここが問題である。だから改善が必要だ」といった問題の指摘だけで良かったのですが、これからは、「私たちから見ると、問題はここにあると思うと、ちゃんと指摘する。だから、こういう風に改善しませんか?」と、問題の解決のために積極的に関与していく立場に変化していきます。


では、学生は?

これとは、違うポジションにいるのが、ステークホルダーとしての学生です。

いろいろなステークホルダーの中で、極めてニュートラルな立場でいられるのが学生だと思います。そのことに気付いている企業が増えてきています。

 今回は、このような社会や企業のニーズに対応するべく、ステークホルダー・ダイアログに参加できるような学生を増やそうと、「学生カフェ」を企画しました。 

次は、みんなで考えましょう!


目次に戻る

続きを読む

Posted by CANPAN運営事務局 at 10:03 | イベント・セミナー | この記事のURL

CSRプラス・学生カフェレポート 2[2007年06月20日(水)]
目次に戻る

====================================================================================

開会のあいさつ
「CANPAN CSRプラス」がめざすもの

===================================================================================

町井則雄(CANPANチーム リーダー)

「CANPAN(カンパン)」は、
2005年にオープンした月間90万人のアクセスがある公益コミュニティサイトです。

なぜ、作ったか?

それは、ボランティア活動や様々な公益活動が目に触れにくい状況の中で、「民が民を支える」情報インフラを作れば、資金的な支援と同じような効果を上げることができるのではないか と考えたからです。

公益活動の担い手として企業の役割は増してきています。それを世の中に正しい形で知ってもらいたいと思い、CANPAN CSRプラスを公開しています。今日はよろしくお願いします。
 




=====================================================================================

「CSRプラス・学生カフェ」の進め方

 =====================================================================================

進行役:田村太郎 (ダイバーシティ研究所 代表)


今日一日、ステークホルダーとしての学生に求められている役割を、みなさんで、一緒にディスカッションをして考えていきたいと思います。

午前中は、「CSRとは?」、「ステークホルダー・ダイアログとは?」のレクチャーをします。

午後からはグループに分かれて、「CSR報告書」を読んでの感想を中心に、ディスカッションしていただく流れです。

本日のテーマと狙いは、

【1】CSRの全体的な傾向を知る

【2】ステークホルダーへの期待を知る

【3】ステークホルダーとしての学生に
    (1) 何ができるか、
    (2) 何が期待されているのか、
    (3) どう関わるのか
 
   


を、みなさんで一緒に考えましょう。

それでは一日よろしくお願いします。


目次に戻る

続きを読む

Posted by CANPAN運営事務局 at 10:02 | イベント・セミナー | この記事のURL

CSRプラス・学生カフェレポート 1[2007年06月20日(水)]
=====================================================================================

2007年4月27日、「CSRプラス・学生カフェ」を開催いたしました。

=====================================================================================

 「CANPAN CSRプラス運営事務局」では、CSRを通した様々なステークホルダーと企業のコミュニケーションの場づくりをめざして、「CSRプラス・カフェ」を始めます。

 記念すべき第1回目となる今回は、大学生・大学院生10名にご参加いただき、CSR報告書を読んでの感想に関するディスカッションを中心にセミクローズド形式による、活発な意見交換を行いました。当日の模様を、数回にわたり、レポートします。




趣旨:
 最近、よく耳にするようになった「CSR」。特に、大学生の場合は、就職活動の際の着目ポイントとして注目されがちですが、就職活動だけではなく、CSRへの取り組みそのものも、市民として応援していきたいものですよね。

 「ISO 26000(組織の「社会的責任=SR」に関する国際ガイダンス規格)」の発効を2009年末に控え、企業は、従業員、消費者、地域社会、海外拠点といった多方面の関係者とのコミュニケーションを図ることが求められるようになっています。

 そのためのコミュニケーションの仕組みとして、「ステークホルダー・ダイアログ」を開催する企業が増えています。聞きなれない言葉ですが、直訳すると、「従業員や顧客、株主、など企業を取り巻く利害関係者との対話」となります。CSRをテーマに、NGO/NPO、研究者、取引先、消費者、学生が集まり、企業の担当者と活発な意見交換を行い、企業経営へ活かすダイアログ(対話)をさします。

 CSRに関心を持つ学生や、「ステークホルダー・ダイアログ」への参加をめざす学生を対象に、トーキングセッションとワークショップを行い、CSRに興味を持つ学生のスキルアップをめざします。この機会に、CSRに関する疑問や提案を投げかけて、日本のCSRの取り組みを促してみませんか。



 日時    2007年4月27日(金) 11:00〜14:30(日本財団ビル)

 講座講師&ファシリテーター

  田村太郎  (ダイバーシティ研究所 代表) 
 
 コメンテーター

  加藤哲夫さん(せんだい・みやぎNPOセンター代表理事)

  神田清人さん(株式会社 ジャパン・ディジタル・ディスクロージャー代表取締役)

  町井則雄   (日本財団 情報グループCANPANチームリーダー)

 主催      :  日本財団 CANPAN CSRプラス運営事務局

 企画運営     :  ダイバーシティ研究所


***********************************************************************************
 当日のプログラム  ※下記の各タイトルをクリックし、詳細報告をご覧ください。
***********************************************************************************

Posted by CANPAN運営事務局 at 10:01 | イベント・セミナー | この記事のURL