CSRについての基本的な知識と、企業やNPO、自治体による取り組みの最新情報を知るためのコラムを掲載します。

 CSRプラスのデータ分析や、市民へのアンケート調査を掲載する「傾向と対策」をはじめ、 CSRの取り組みに熱心な企業にヒントを学ぶ「ケーススタディ」、社会的課題に直面するNPOのマネジャーが取り組みのポイントを提案する「ホットイシュー」、CSRに関心を持つ大学生によるレポート「CSR探検隊」。シリーズでお届けします。

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企業と市民コミュニケーション活動はどうなっている?〜デンソー・ステークホルダーダイアログに参加して〜後編(3)[2008年04月23日(水)]
【インタビューを終えて】


「本当に大丈夫?」から、「大丈夫。期待できる!」へ

 企業の不祥事の多い昨今、企業にとって不信感の払しょくは大きな問題となっています。一方で、市民にとって、企業がどういう会社かということを知る必要は増していますし、不祥事や問題がある以上、社会は企業が信用にたるものか敏感にならざるをえません。

 インタビューで岩原さんが話されていたように、私も企業に対して「CSRレポートにきれいごとばかり書いてあるけど本当にそうなの?」という不信を持っていました。学生として、社会や企業というものがどういうものか実感として分からないまま、ニュースで不祥事の事件を耳にしたり、授業で児童労働や低賃金労働の実情、環境問題の話を聞いていたからです。そういった意味で私は、今回のダイアログに参加して「本当に大丈夫?」という不信が「大丈夫だな、期待できる!」と変化した参加者の典型的な例でしょう。


ダイアログの最大の魅力は、信頼関係を構築できたこと

 私自身は、専門家でもなく社会人として企業をよく知っている訳ではないので、ダイアログでデンソーのCSR活動へ明確で参考になる意見を述べることができたかというと、あまりそうは思えません。むしろ、私がダイアログで実感できたことは、ステークホルダーダイアログにはそのステークホルダーと企業に信頼関係が生まれることに面白さがあるということです。

 参加者の9割以上がダイアログでデンソーを知って好印象を抱くようになったといいますが、お互いを知って、話し、思っていることを伝え合って不信を解消できることは企業側にとってもステークホルダーにとっても、大きな収穫ではないでしょうか。





市民にも求められること

 また、NPOや私たち市民(消費者)といったステークホルダーも無関心・無反応といった態度から、変わらなければなりません。ステークホルダーとして、企業のパートナーとしてよりよい社会を実現していくためには、もっと関心の目を向ける必要があります。企業にどんどん意見を言えるくらい、CSRの知識を身につけることも必要であり、積極的に発言し行動していくことも必要です。

 まずは企業の中で働く人や企業のコミュニケーション活動の実際を知って、率直に意見を話す場に、ぜひ一度参加してみてください。「企業って大丈夫?」という不信感が渦巻く中、現場で奮闘する社員の姿を知り信頼できる企業が増えることは、実は楽しいことですよ!
(おわり)

                                     

Posted by CANPAN運営事務局 at 10:10 | CSRな事例 | この記事のURL

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