掛かり木処理 [2011年01月31日(Mon)]
山仕事で最も多い事故が「掛かり木」によるもの。今日のスギの伐採作業で細いツルによって掛かり木となり、トチカンで作った掛かり木処理の道具が威力を発揮しました。
たったこれだけの「道具」が人の力ではどうにもならないことを、いとも簡単にやってのけてくれました。 トチカンにロープを付けて、ロープの片方は長さを調整したり、トチカン本来の目的で使用できるようシャックルを付けておきます。腰袋にも入る簡単で働き者の凄い奴です。 掛かり木の状態。実際の現場はもっともっとスギが密集した状態です。 トチカンに強く力が加わっても抜けない方向に打つこと。木回しの場合は縦に打ち込みます。 ※図は上から見たところ。 テコ棒になる強い折れない木を探し、2.5〜3メートルほどの長さに切り、体重と腕力を使って木を揺さぶります。この場合、フェリングレバーの使用同様に、事前に追い口のツルを少し残す程度に切っておきます。チェーンソーのバーの挟まりに要注意! さらに掛かり木が倒れはじめたら、テコ棒を手から放して、即避難! 無事終了。「ほっ!」 |