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見義不為無勇也

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自衛隊の大規模訓練 [2008年10月31日(Fri)]
明日30日と1日の二日間、宮城沖大地震に備えて、自衛隊による宮城・岩手で最大規模訓練が行われます。沿岸部の22市町も参加し、自衛隊員9千800人、自治体職員を入れると1万6千人になる訓練です。東北方面としては、初の大規模訓練です。

いつも言わせてもらってますが、自衛隊の持っている車両は大きさも機能も災害には全く向いていなく、いざ地震が起きて救助される住民は自助・共助で95%以上、自衛隊・消防・警察などによる公助は72時間以内は絶対に期待しないことです。これまでの地震はすべてそうでした。この訓練から災害救援活動において自衛隊に何が不足しているかを学びとって頂く訓練になればと願うばかりです。まず無理でしょうけど。

しかし、そんな大きな予算があれば訓練を兼ねて、実際の被災地である栗原市の栗駒耕英地区へ通じる道路でも早く作ってもらいたいものです。

11月1−2日は自助・共助を学ぶ、DRT2008です。
https://blog.canpan.info/coco/archive/73

DRT2008【20】天気 [2008年10月30日(Thu)]
DRT2008のある初日の11月1日の予報だけがまた微妙に変化をしてます。これは平地の天気予報ですから、蔵王山麓は下の図よりやや傘マークがデカイかもしれません。雨具の用意をお願いします。明日も晴れなのにクソー!


講習会終了と夕飯の炊き出しの間に、会場から車で5分ほど降りた鎌先温泉のすずき屋旅館さんで日帰り入浴ができます。500円です。
Posted by coco at 23:35 | DRT2008南蔵王 | この記事のURL
DRT2008【19】 [2008年10月30日(Thu)]
DRT2008南蔵王でのチェーンソー講習用の丸太を切ってきました。水分をたっぷり含んだスギは洒落にならないほど重かった汗。災害現場では水害では山から土砂と一緒に流れ込んできた生木が多く、そして地震では倒壊した家屋なので乾燥した柱や梁材なので、その違いも理解していただくために乾燥した木と生木と両方用意させていただきました。
このスギをご提供いただいたH.S.は、お父さんの代から森の整備をずっとやってこられ、この周辺の人工林ではかなり整備されている手入れの行き届いた森です。

切らせていただいたスギです。見た目はそんなに太くはありませんが、この時期の水分を沢山含んだスギは腰にくるほど重かった(涙)


根に近い部分はさすがに重く一人では動かすには重労働なので半分にしましたが、それでもかなりの重さでした。

作業を終えて「与一隊長ポーズ」で一休み・・・・・・!

運搬用に軽トラックを貸していただいたI.N.さん、ありがとうございました。
Posted by coco at 07:27 | DRT2008南蔵王 | この記事のURL
DRT2008【18】天気 [2008年10月29日(Wed)]
今週末に予定されている「DRT2008南蔵王」周辺の週間天気予報は、やや雨模様が混ざってきました。今日、蔵王山頂付近も雪が降ったようです。今年の冬は早くやってくると地元の人の予測です。

Posted by coco at 16:17 | DRT2008南蔵王 | この記事のURL
せんだいCARES2008 [2008年10月29日(Wed)]
災害関連のイベントのご案内です(仙台市)


せんだいCARES2008タイアップ企画

「災害発生 その時NPOが出来ること」

30年以内に99%の確率で発生する宮城県沖地震。被災地はその時、どのような課題をかかえるのか。地域で活動するNPOは、何をすべきか。それぞれの活動テーマを超えて、災害時やその後のまちづくりについて参加者同士で一緒に学び、そして考えます。

◇日 時:2008年11月16日(日)13:30〜17:00
◇会 場:仙台市市民活動サポートセンター セミナーホール
◇内 容:

・第一部:パネルディスカッション 13:30〜15:00
新潟県中越沖地震、岩手・宮城内陸地震において、被災地で支援活動を行ってきた方々から、過去の被災の事例を学びます。

・第二部:ワークショップ 15:15〜17:00
その後の復興期に、私たちは何ができるのか、具体的に考えアイデアを出し合います。

◇パネリスト
・浦野 愛さん
(NPO法人レスキューストックヤード事務局長)
http://rsy-nagoya.com/rsy/
・北川 進さん
(みやぎボランティア総合センター所長)
http://www.miyagi-sfk.net/jigyosho/vc.html
・大場 浩徳さん
くりこま耕英震災復興の会 会長 大場 浩徳さん
http://koei.at/p/

◇コーディネーター
・黒澤 司さん
(技術系災害ボランティアコーディネーター/元日本財団公益・ボランティア支援グループ長)

◇参加費:無料

◇定 員:50名(先着順。要申込)
    
◇申込方法:
申込書にご記入のうえ、FAXか直接サポートセンター窓口にてお申し込みください。
(申込書はこちらからダウンロードできます)
http://www.sapo-sen.jp/download/jigyou/saigai_a.pdf

◇主 催:仙台市
◇共  催:せんだいCARES2008実行委員会
◇企画・実施:特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター
◇協 力:社会福祉法人宮城県社会福祉協議会
      社会福祉法人仙台市社会福祉協議会

◇お問い合わせ先
仙台市市民活動サポートセンター
〒980-0811 仙台市青葉区一番町四丁目1-3
TEL: 022-212-3010 
FAX: 022-268-4042
 
詳細はサポートセンターのHPからも、ご覧いただけます。
http://www.sapo-sen.jp

下の画像は内陸地震被災地の栗駒耕英地区の大崩落箇所です。これほどの地震がもし都市部で起きていたら・・・・。これほどの現実が同じ県内にあることを忘れないでほしい!



杣人の技 [2008年10月28日(Tue)]
先の日曜日、時々お邪魔している炭焼き名人のT.O.さんが、蔵王山麓に別荘を持つ方から毎年依頼を受け、届けている薪ストーブ用の薪の伐採があるというので、その山に一緒に連れて行っていただきました。
薪ストーブ用の木は勿論広葉樹。火持ちが良いクヌギやナラが一般的です。炭焼きが盛んに行われていた頃は、薪炭林の里山は萌芽更新され、10年から15年周期ぐらいで山を守り続け、炭にちょうどよいサイズで伐採を繰り返し、山を守ってきました。
しかし、炭は化石燃料に変わり、薪炭林の広葉樹は巨木化し、伐採されても萌芽更新されずに、運がよければ落ちたドングリで新たな芽を出し成長するのでしょうが、笹や雑木に駆逐されるのが現状のようです。
今回はT.O.さんと、その材料となる木の伐採の依頼を受けたプロの杣人のSさんご夫妻も一緒です。たった一日の作業でしたが、プロの道具や技を拝見することが出来ました。

樹齢は50年以上と思われるナラです。周りに生い茂るシノダケは背丈以上に。

これまで大きくなると萌芽更新はなされにくくなるそうです

休憩時間は木の話や道具のことなど・・・・。18才までこの地で育った私ですが、30年以上の都会生活で方言となまりで1/3は意味がよく分からず頷いてばかりでした。

木が好きで、この仕事に就き、そして木を生業としているSさん(中)と知り合ってご結婚され、今でもチェーンソーを回している奥さん(左)の愛嬌たっぷりのヘルメット
DRT2008【17】 [2008年10月27日(Mon)]
DRT2008南蔵王が開催される11月1-2日の土日の天気ですが、今の予報では天候には恵まれそうです。
Posted by coco at 22:32 | DRT2008南蔵王 | この記事のURL
DRT2008【16】協賛 [2008年10月27日(Mon)]

地震や水害など、大きな災害が起きる毎に被災者への食料支援を継続して行っておられる、有名な「亀戸ぎょうざ(本店:東京亀戸)」様から、DRT2008南蔵王に対する活動へのご理解をいただき、事業に対して食料の協賛をいただけることになりました。
この場をおかりして御礼申し上げます。

https://blog.canpan.info/makezu/archive/1283
Posted by coco at 16:22 | DRT2008南蔵王 | この記事のURL
中越地震被災者の手記【5】 [2008年10月26日(Sun)]
中越地震の被災者で災害ボランティア仲間の小千谷の間野棟梁の被災手記の最終回です。

【その9】

牛を預かってくれる人を探しに町に行くとオヤジが言い出した。
町の方に抜ける道は荷頃地区の気合の入った錦鯉屋さんがブルで道を作ったので車一台の幅なら行けるようになった。
オヤジは町に向かう。
俺とりゅうちゃんは日課の牛太郎の餌くれに行った 小栗山地区に入ると りゅうちゃんの携帯電話が鳴った。 
小栗山地区は携帯が通じるようになって驚いた。
もっと驚いたのは携帯の話し相手。
となりに居てもわかるほどの物凄い剣幕 いろんな悪い情報が飛び交い混乱してるみたいだったな。
心配されているみたいなんだけど、問題にもなっていた。
うちらの悪あがきもこれで終わりかとこの時そう感じた。
結局、自衛隊の人に早く避難をするようにと言われ、ここでの生活はあっけなく終了。
今、考えると大した活動もせず村に残って焼肉を食ってた迷惑な人たちって感じだったな。
小千谷の総合体育館に向かう。
安全な所に行けて嬉しいという気持ちには全然なれなかった。
ずっと村に居たかった。

【その10】最終回

総合体育館に着くとこれは祭りなのか? めでたい日なのか?みたいな程の盛りあがり。
マスコミの車もたくさんあるし、モスバーガーや蕎麦や豚汁の所にはものすごい人の列。
今までの生活と全く違ってて気持ち悪くなった。
早く避難していた知人にここでの生活のことをいろいろ聞く。
食い物はあふれるほどあるし 服や毛布その他、生活用品は全部タダ。
タダなの〜? 無一文の俺でもこの祭りに参加できるの〜?みたいな事を冗談で言った。
だけど気持ちは、お山に帰りたい!!だった。アルプスの少女ハイジの気持ちが初めてわかった。
被災者は避難所でおとなしくオニギリか乾パンを食ってるもんだと勝手に勘違いしてたけど、まさかモスバーガーやパキスタンカレーを食うなんて夢にも思わなかった!!
総合体育館の中に入っても凄かった。
物凄い数の毛布や防寒着を一人でもらってる人。
食いきれない程のジャム&マーガリンのコッペパンをもらっていく人。
何人家族だよと!!と小一時間問い詰めてやりたい気分になるほどだったな(そんな度胸もないけど)
自分も骨抜きになるのは時間の問題だなとこのとき思った。
とまどいながらこの日から何千の人達と共同生活が始まる。
正直、体育館に避難なんて人事、テレビの中の事だと思ってた。
被災者になるなんて自分には絶対ありえあない事で関係無い事だとも思ってた。
はっきり言って浮かれてたし自然を舐めていた。
この先なにが起こるかわかんねーけど、この経験を忘れずに生きて行きたいと思います。
もう二度とこんな経験はイヤですが...

で事でこのブログを終わりにします。

今まで読んで下さったかたありがとうございました

またどっかで遭いましょう

では

※画像は中越沖地震で傾いたブロック塀の処理をしている棟梁です。
※牛太郎とは地元の小学校の児童が飼っている角突き牛です。
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このブログに引用させていただいた棟梁のブログです。
http://blog.livedoor.jp/teechan_tetti/
内容については若干手をしれた部分もあります。

中越地震が発生したとき、私は日本列島で暴れまくった超大型台風23号により、最も被害の酷かった兵庫県豊岡市でVCの立ち上げの支援に、大阪在住の医療ボランティアさんと1日半かけて漸く辿り着いた日だった。
豊岡の被害の大きさからボランティアが使う資材が全く足りないと予想され、新潟の災害系NPOに物資の運搬を依頼し、それを待っている矢先の地震だった。
その年の7月も新潟は大水害で三条市、見附市、旧中ノ島町を走り回っていた。正直また新潟かよって感じで、豊岡で合流した、東京・栃木・長野・京都・名古屋・広島などの災害系ボランティアのみんなとラジオにかじりついていた。
その時、ラジオから被災地で火の手も上がっていると聞こえてきた。まさか神戸の長田区のようになってるのかなとかいろいろ今後について思い巡らしていた。
それがその後、ボランティア活動が縁で、深い付き合いをするようになった棟梁の大事な家もそのうちの1軒だったのです。
この手記から地震災害のことや被災者の心理など、いろんなことが見えていきます。記録を残すことは、災害や防災を学習する意味においてもとてもとても重要なこと。思い出したくもないことばかりだったでしょうが、本当に書いてくれてありがとうございます。

地震から4年とい歳月。人が辛い過去を語るにはやはり時間が必要なのだろうと改めて思いました。

※バックナンバーです
中越地震のある被災者の手記【1】
中越地震のある被災者の手記【2】
中越地震のある被災者の手記【3】
中越地震のある被災者の手記【4】
DRT2008【15】機材 [2008年10月25日(Sat)]
緊急時に、「切る・開く」を行うマルチカッターの動画です。DRT2008においても操作講習を行います。福地山線事故でも活躍した充電式の救助ツールです。




Posted by coco at 22:12 | DRT2008南蔵王 | この記事のURL
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