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見義不為無勇也

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半年を振り返って【2】 [2011年09月14日(Wed)]
[スーパーバイザーの養成を]

石巻は街中がヘドロにまみれていた。

ひと足先に石巻入りしていため組JAPANのスタッフと、市内の大規模避難所のひとつ湊小学校を訪ねた。小学校はヘドロの異臭を放つなんとも言えない空間だった。早速避難所で中心となってい動いている方たちに集まっていただき、まずは避難者の不安を取り除かなければと、法的にどのように救済されてゆくのかを説明した。ロウソクの光のみで見る被災者の顔はみな恐怖に怯え、不安と悲しみに満ちた表情だった。

彼らからは、今お話頂いたことを他の避難者に伝えることは難しいので、出来れば直接全員に伝えてくれないかと依頼され、翌日翌々日と小学校の各教室を全てを回り、災害救助法にある避難所の支援策のこと、仮設住宅のこと、自衛隊の支援活動のこと、生活再建支援法のことなどなど声を嗄らしてしゃべりまくった。そのことがNHK全国放送で流れ、多くの友人から励ましの電話を頂いた。

同時に湊小学校避難所の生活改善のためにヘドロに塗れていた体育館の泥を出し清掃を行い、仲間が炊き出しを開始した。その数一食2500人分。そして校庭の瓦礫を搬出して駐車場の確保。チェーンソー隊と重機隊の出番と、神戸土竜隊と新潟風組にSOS。

そして次は湊中学校へ・・・・。そんな活動を皮切りに、3・4月は主に湊地区、住吉地区・大街道地区、駅周辺商店街とヘドロ出し・流出車両の搬出・瓦礫の処理などを行った。4月下旬から現場を旧郡部に移行し、GAKUVO隊を中心に漁具の回収、重機による瓦礫出し・漁港の応急的な整備、そして養殖のための作業など漁業支援を中心に現在に至っている。

この石巻でのボランティアによる支援活動で特筆すべきは、チェーンソーやエンジンカッターなどの動力機材と重機や特殊車両を使った活動だろう。人力でしかできない細かな作業と重機などでしかできない重量物の作業。それぞれの特性を上手に組み合わせ、より高度なボランティア活動が展開できたと確信する。

しかしながら、この大震災の被災地での多くのボランティアセンターでは動力機材や重機などの活動は受け入れられず、そのためそれらの機材等を持つ技能系・技術系のボランティアが石巻に集中した。これらの機動力を生かした活動が結果として復旧・復興のスピードに大いに貢献したように思う。

今後はどの自治体にあってもこれらの活動をコーディネートできる、被災現場でのスーパーバイザーの養成が東海・東南海・南海地震などの国難級の大地震へ重要な備えであると考える。

あの時の湊小学校。この瓦礫を出し駐車場確保を。そして、沢山のボランティアが活動できる環境が整う。


重機系ボランティアの活動




Posted by coco at 07:03 | 東日本大震災 | この記事のURL
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