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あの雨ニモマケズ風ニモマケズの続編です
最愛の家族と離れて郷里に単身赴任
東北の霊峰、蔵王の麓から
田舎での日々の暮らしをお届けします

そして、これまでどおり
災害救援活動にも少し拘りながら・・・
Network of Disaster Relief Tec.Volunteers
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日本の山は荒れている


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中越地震被災者の手記【2】 [2008年10月23日(木)]
今日、10月23日は中越地震から4年が経ちました。いろいろな人の人生を変えてしまった大震災。振り返れば俺の人生にも、影響があったかも。

間野棟梁の手記のつづきです

【その3】

とうとう家に火が燃え移ってしまった。
何も出来なかった!!
やることなすこと全て空回り。
自分は無力だった。
悲しんでる余裕すらない。怪我をした人や車ごと土石流で流された同級生。 
それにまだ帰ってこない人が沢山いた。
トンネルの前が土砂で崩れてたし、車で迎えに行く事は不可能。
完全に孤立してしまった。
村のかーちゃん達は帰ってこないオヤジ達を心配している。
死んだかもしれないと言って泣いている人もいた。
これしきのことで死ぬ訳ないから!! 大丈夫だから!! と言って励ましたり口では言ったりはしてたけど、内心自信がなかった。それくらい山は酷い事になってしまった。
自分の家が燃えるのを見ながら、帰ってくる人達を信じてただ待つのみ。
少し時間がたつと帰ってくる人達がでてきた。
最悪な状況は変わりはないけど人が帰ってくるのは本当に嬉しかった。
時間がたつにつれ、悪い情報を持ってくる人もいた。
妙見大崩落、車が何台か巻き込まれる 浦柄地区、川がせき止められ水上がり、塩谷地区、三軒家屋倒壊。
もう言葉にならない.....
外は寒くて綺麗な満月の夜だったけど。
綺麗な月がとても憎く見えた。

【その4】

まだ帰って来ない人がいる。
そのなかにはウチのオヤジもいた。
長岡にいってる事はわかってるんだけど。
多分あの性格だから無茶してでも帰ってくる!!
絶対に!!
山で熊に会ったらどーする?と聞いたら「食う。」と答えるよーなオヤジだし。
だいぶ時間がたったけどオヤジが帰ってきたっていうか。
もう少しって所で歩けなくなって座りこんでると途中で合流した人が俺に教えてくれた。
俺、迎えにいくよ。
本当にあと少しって所で力尽きてた。
今でもあの時の会話は覚えている。
俺「悪りぃ家 燃やしちまった....」
オヤジ「カカやオジ(弟)は無事か?」
俺「おう!!みんな無事だ」 
オヤジ「ならいい。」
なんて事もない。たいした会話じゃないけど。今でもなぜか思い出すんだよな。
そして俺も少し休憩。トラックの中三人で仮眠を取ると言っても寝れなかったな。
ぼけーっと 燃えてる家見てるうちに外が明るくなってきた。
今日から戦争だな、行った事ないけどと訳のわからない事をいいながらトラックを降りる。
そこであるものを発見した。
こきたてホヤホヤの野グソがあった!!
わざわざ俺のトラック前でアッパなんかこかなくていいのに....
ご丁寧にティッシュも添えられてた。
朝っぱらから俺のツボに入ってしまった。
被災して一日目、野グソからパワーをもらう 33歳 秋。

(つづく)

※画像はDRT2007で救助模擬訓練中の棟梁です。
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